自分を見失う原因になるもの。
それは、見栄と体裁です。
どちらも人生に悪影響を与えるもの。
見栄を張ると、人目が気になって、自分らしく生きにくくなります。
自分らしくない行動をすると、不本意な人生を招きやすくなります。
見栄や体裁を気にして、自分を立派に見せようとすると、最初は快感でも、後で苦しくなります。
周りからの評価に応えるために、自分を演じ続けなければいけなくなります。
自分のイメージを守るため、余計な行動・買い物・人付き合いが増えます。
実際以上に自分を素晴らしく見せようとすると、自分らしくない言動が増え、そのギャップが心のストレスになります。
見栄や体裁があると、本音を言いにくくなります。
結果として、人生を踏み外してしまう恐れが出てきます。
できるだけ見栄や体裁は気にしない生き方をすることで、人生はスムーズになります。
ところが、これがなかなか難しい。
人前に出ると、どうしても見栄や体裁を気にしてしまう人もいるでしょう。
頭で「よくない」とわかっていても、人前に出ると、自然とかっこつけたい気持ちが湧く人もいるでしょう。
無意識のうちにかっこつけてしまう人もいるでしょう。
長年染みついた思考パターン・行動パターンは、簡単に変わるものではありません。
また急に態度を変えようと思っても、今までの自分のイメージがあって難しいこともあります。
周りから期待されると、期待に応えたい気持ちが湧くのは当然のこと。
見栄や体裁は、本人のイメージと関係しているため、立場や環境の都合ですぐ変えるのが難しいこともあります。
人前に出ると、どうしても見栄や体裁を気にしてしまうなら、どうするか。
簡単な解決策があります。
いっそのこと人前に出なければいいのです。
どうしても人前に出なければいけないとはいえ、24時間365日というわけではないはずです。
人前に出る機会や時間を、ゼロにできなくても、減らすことならできるのではないでしょうか。
人前に出ないで仕事ができる方法はありませんか。
すべてではなくても、一部でもかまいません。
誰かといる時間を減らし、1人でいる時間を増やします。
人前に出る時間を減らせば、そのときは見栄や体裁を気にせず、自分らしく生きることができます。
「不可能」「できない」と思っているだけでは、何も解決しません。
仕事や立場の都合で難しいかもしれませんが、少しでもチャンスを見つけ、挑戦してみてください。
見栄や体裁を気にしなくなると、心が軽くなり、今すぐ自分らしく行動できます。