執筆者:水口貴博

人生を変える30の方法

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「忘れる」というのは素晴らしい能力。忘れるおかげで、常に新鮮な気持ちでいられる。

「忘れる」というのは素晴らしい能力。忘れるおかげで、常に新鮮な気持ちでいられる。 | 人生を変える30の方法

忘れることを悪いことだと思っていませんか。

たしかに「忘れる」という言葉には、ネガティブな印象があるでしょう。

物覚えは、悪いよりいいほうが役立ちます。

物覚えがいいと、試験でも、よい成績を取りやすくなります。

仕事でも人付き合いでも、高い記憶力は役立ちます。

人の顔や過去の出来事も覚えやすくなると、コミュニケーションもスムーズです。

記憶力が悪いのは、由々しきことであると思いがちです。

記憶力に自信のない人の中には、わざわざ記憶力のトレーニングをしている人もいるかもしれません。

しかし、ここで気づいてほしいことがあります。

忘れることが悪いことと決めつけるのは早計です。

忘れることがマイナスに働くこともありますが、プラスに働くこともたくさんあります。

もし完全にすべてを記憶して、まったく忘れることがなくなればどうなるか、想像してみてください。

楽しくて面白い出来事・明るくて幸せな出来事をすべて覚えることになるでしょう。

つらくて苦しい出来事・暗くて不幸な出来事をすべて覚えることになるでしょう。

生きる時間が長くなるにつれて、ポジティブな記憶もネガティブな記憶もごちゃまぜに増えます。

いろいろな記憶が顕在意識に表れ、ごちゃごちゃした状態になるでしょう。

一度に喜怒哀楽を感じることになり、複雑な感情になるでしょう。

頭の中が複雑になっていくと、きっと発狂してしまうに違いありません。

なぜ、人間に忘れるという能力が備わっているのか。

それは、常に新鮮な気持ちでいるためです。

よいことも悪いことも、どんどん忘れていくから、過去を引きずることがなくなり、常に新鮮な気持ちでいられます。

結果として、明るく元気でいられます。

私たち人間にとって、忘れることは新鮮な気持ちで生きていくために欠かせない能力です。

嫌なことはさっさと忘れましょう。

記憶力が悪くても、どうか落ち込まないでください。

記憶力が悪くてよいのです。

特に嫌な出来事は、積極的に忘れていきましょう。

反省が終われば、すぐ忘れてしまうのが一番。

早く忘れることで、過去にとらわれず、前を向けます。

たとえポジティブな過去であっても、こだわるのはやめて、できるだけ忘れるのがいいでしょう。

そうすれば、自慢話や武勇伝で相手を困らせることもなくなります。

せっかく忘れる能力が備わっているのです。

上手に活用して、新鮮な気持ちを取り戻しましょう。

「忘れることが得意」という自覚があるなら、いつも新鮮な気持ちでいられます。

忘れることを恐れないでください。

「忘れる」というのは、素晴らしい能力です。

忘れるおかげで、常に新鮮な気持ちでいられるのです。

人生を変える方法(8)
  • 嫌なことは積極的に忘れ、新鮮な気持ちになる。
失敗は成功のもと。
成功は失敗のもと。

人生を変える30の方法

  1. 手っ取り早く人生を変えたければ、引っ越しがベスト。
  2. 自分の道は、最初からあるものではなく、切り開いていくもの。
  3. 意識・価値観・考え方を変えるのに、時間はかからない。
  4. 弱い自分でも大丈夫。
    弱いなら、弱いまま前進すればいい。
  5. 完全に伝えようとするから、苦しくなる。
    半分伝わってよしとすれば、楽になる。
  6. かっこよく生きようとすると、かっこ悪くなる。
    かっこ悪くてもよしとすると、かっこよくなる。
  7. 享受者・傍観者になっても、そこで終わらない。
    提供者・貢献者になろう。
  8. 「忘れる」というのは素晴らしい能力。
    忘れるおかげで、常に新鮮な気持ちでいられる。
  9. 失敗は成功のもと。
    成功は失敗のもと。
  10. あなたの手は、偉大なものをつかんでいる。
    未来を切り開く可能性だ。
  11. 情熱と興奮しかない恋愛は、いずれ燃え尽きる。
    理性と愛着が伴った恋愛は、ずっと長続きする。
  12. 熱いだけの情熱は、空回りする。
    冷静な情熱は、建設的な結果を生み出す。
  13. 直感を大切にしたいなら、計画を立てないほうがいい。
  14. 経験は、成功・失敗に関係なく、心の財産になる。
  15. 人前に出ると、どうしても見栄や体裁が気になるときの対処法。
  16. 心の年齢は、時間の経過と無関係。
    「100歳の若者」も夢ではない。
  17. 決断は苦しくても、それだけの価値がある。
  18. 決断力を鍛えるには、実際に決断をしていくしかない。
  19. 焦っているときこそ、落ち着いた表情をしよう。
  20. 「命をかける」という表現を気安く使わない。
  21. 交流会は、参加者より主催者になるほうがいい。
  22. 自信には2種類ある。
    「根拠のある自信」と「根拠のない自信」。
  23. 自分が考えた提案は、自分が一番の推薦者になろう。
  24. どんなに嫌いな歌も、歌詞に注目すると、感じ方が変わる。
  25. 行き詰まったら、初心を思い出そう。
    すべての原点は、初心にある。
  26. 問題の中に、答えがある。
  27. 鍵のない扉の鍵を探したところで、見つからないのは当然。
  28. ため息は、ネガティブ。
    深呼吸は、ポジティブ。
  29. 新しいことを習慣化させるには、最低でも3週間は必要。
  30. 寄付を「もったいない」と考える人は、誤解をしている。

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