かっこよく生きようとしていませんか。
「スマートなところを見せたい」
「人を引き付ける魅力を出したい」
「多くの人を魅了して、ほれさせたい」
たしかにスマートなところを見せれば、かっこいいでしょう。
モデルや俳優のようなかっこいい生き方には憧れます。
落ち着きがあって、無駄な動きがなく、スマートです。
かっこいいと、魅力と人気が高まり、モテる力もアップします。
かっこよい生き方を意識している人も多いのではないでしょうか。
しかし、かっこよく生きようとするのはよくても、思わぬ落とし穴が待っています。
それは、大きなストレスです。
かっこよく生きるのは、言うのは簡単でも、実現は困難です。
いつも立派な自分を演じなければいけません。
刻々と変化する流行を追い続けなければいけません。
人にどう見られているか、いつも気にしなければいけません。
相手の好みを考慮して、ニーズを満たさなければいけません。
いつでも好印象を与えられるよう、あらゆる準備をしておかなければいけません。
かっこよく生きようとすると、不安や心配の気持ちが出てきます。
四六時中、人目を気にしていることになります。
表向きはかっこよく見えても、心の中では「かっこよく見えているだろうか」という不安で落ち着かないでしょう。
気の休まる暇がない。
「かっこいい」という価値観も、人それぞれです。
かっこよく生きようとするのは、見栄と体裁を気にした生き方です。
見栄と体裁を気にした生き方は、すべての人から好かれようとするようなものであり、実現が困難です。
人や世間に振り回されるたびに自分の軸がぶれ、ちぐはぐな生き方になるでしょう。
自分に自信がない人ほど、心の穴を埋めるため、かっこいい生き方を求める傾向があります。
表向きはかっこよく見えても、心の内は「嫌われたくない」という不安と恐怖でいっぱいです。
かっこよく生きようとするのは、人目に振り回されているにすぎません。
かっこよく生きようとする人は、かっこ悪いのです。
かっこよく生きようとするのではありません。
かっこ悪くてもよしと考えましょう。
嫌われてもかまわない。
変な人だと思われてもかまわない。
自分がどう思われようとかまわない。
周りの迷惑にならないよう注意できれば、何でもOKです。
自分らしさを貫けば、必ずどこかで「かっこ悪い部分」が出てきます。
大切なのは、満足と幸福を感じているかどうかです。
表向きはかっこ悪く見えても、本人が満足と幸福を感じていれば、かっこいいことです。
かっこ悪くてもいいと開き直れば、見栄や体裁が消えます。
自分の信念に集中でき、軸が生まれ、ぶれない生き方を実現できます。
自分らしさを貫こうとすると、必ずきらきらします。
表情が明るくなり、行動が活発になり、態度が生き生きします。
周りに流されず、自分らしさを貫けるのは、なんと素晴らしいのでしょう。
かっこ悪くてもよしとすると、かっこよくなるのです。