失敗は成功のもとになります。
失敗は、成功に役立つヒントの宝庫。
失敗したなら、何か悪いところがある証拠です。
きちんと失敗に向き合い、現実を直視することが大切です。
悪いところは改善して、間違っているところは改めます。
反省すべきところをきちんと反省する。
素直に自分の誤りを認めることで、スムーズに改善できるでしょう。
失敗すれば「これで成功に近づける!」と喜んでもいいでしょう。
失敗で湧き出た悔しさを反動力にすれば、大きな飛躍につなげることができます。
失敗すればするほど、成功に近づけます。
きちんと失敗を生かせば、まさしく「失敗は成功のもと」という言葉のとおりになります。
しかし、ここに注意したい落とし穴があります。
失敗は成功のもとだけではありません。
成功は失敗のもとでもあるのです。
「終わった」
「達成した」
「満足した」
そう思った瞬間、油断します。
大きなことを達成したら、一気に緊張感が緩みます。
成功して次の目標を見失うと、やる気が失われ、惰性が働きます。
成功して「自分は尊大」と勘違いして、慢心する人もいるでしょう。
気持ちが緩む。
言葉が乱暴になる。
態度が横柄になる。
「自分は価値のある人間」と自信を持つのはいいですが「自分は尊大」と思い上がるのはよくありません。
せっかく成功できても、その後の行いが悪ければ、停滞と堕落の始まりです。
成長曲線が右上がりどころか、右下がりになります。
まさしく成功が失敗のもとになってしまうのです。
成功したら、その後が大切です。
終わったのではなく、新たなスタートが始まったと思うこと。
「成功した。さあ、新しいステージの始まりだ」と思うくらいがいいでしょう。
成功しても油断しません。
緊張感を保って、流れと勢いを維持します。
成功してもおごらず、謙虚な言葉を自分に言い聞かせましょう。
「少し運がよかっただけ」
「周りの人に助けてもらったおかげ」
「まだまだ自分は未熟」
「今回の成功は、まだ夢の始まりにすぎない」
「むしろこれからが本番」
「成功は失敗のもと」という言葉を心に留め、成功した後こそ心を引き締めることが大切です。
忘れてならないのは、成功の後の反省です。
成功したとはいえ、すべてが完璧ではないでしょう。
何らかの反省点があるはずです。
どんな成功も、じっくり深くまで観察すれば、反省点や改善点を見いだせます。
成功の後も緊張感を保てれば、引き続き、右上がりの成長曲線を維持できます。
幸運と良縁を引き寄せることができます。
さらなる成功を導けるのです。