直感の妨げになるもの。
それは、計画です。
仕事に取り組む前、計画を立てることがあるでしょう。
もちろん計画を立てるのはよいことです。
計画を立てるから、無駄が減って段取りがよくなり、仕事がスムーズになります。
きちんと仕事を達成させたいなら、きちんと計画を立てることが必要でしょう。
特に緊急の要件や重大な仕事なら、計画は欠かせません。
仕事の重要性が高いなら、計画を重視しながら最優先にするのが正解です。
しかし、何でも計画を立てすぎると、直感の妨げになります。
残念ながら計画は、直感に悪影響を及ぼす要因になります。
計画を立てると、計画どおり進めることに意識が向きます。
例外を許さず、計画どおりに進めることが目的になります。
計画の順守で頭がいっぱいになるので、直感が働きにくくなります。
顕在意識に注意が向き、潜在意識がおろそかになります。
計画の進行中に直感が働くことがあっても「計画の妨げになる」と思って無視してしまいます。
計画を立てると「計画の順守が第一」という考え方になるため、直感が働いても上手に生かせなくなるのです。
直感を大切にするなら、計画には注意したほうがいいでしょう。
計画を立てないで仕事をするのは難しいこともありますが、支障のない範囲で取り組んでみてください。
計画をゼロにできなくても、程度や範囲を減らすことならできるはずです。
たとえば、計画を立てないで自由に過ごせる時間を増やすといいでしょう。
ビジネスで難しいなら、プライベートでもかまいません。
あえて計画を決めず、その場の気持ちや雰囲気で決めるようにします。
計画を立てないで自由に過ごしていると、自分の心の声が聞こえやすくなります。
計画を立てずに過ごす時間があれば、直感が働きやすくなったり生かしやすくなったりします。
計画のない時間が増えるにつれて、直感力が向上します。
自由に過ごしているとき、直感が働くことがあれば、予定や計画を考えず、その方向に向けて進むことができます。
そして、興味関心を引くことがあれば、素直に近づいてみることが大切です。
「なんとなく」という気持ちも大切です。
直感とは、潜在意識であり素直な気持ちです。
直感に従って行動すると、その先には不思議な出会いが待っているでしょう。
思わぬ発見かもしれません。
わくわくする出来事かもしれません。
計画を立てない。
計画を考えない。
計画を無視して行動すると、直感力が向上するのです。