私たちは、まず享受者・傍観者の立場から始まります。
質の高い商品やサービスを受け取って、楽しみます。
スポーツ選手の素晴らしいプレイを見て、興奮と感動を楽しみます。
芸術家の素晴らしい作品に触れて、ポジティブな影響を受けることもあるはずです。
享受者・傍観者は、楽で快適です。
しっかり楽しむだけでいい。
しっかり遊ぶだけでいい。
わくわくしたり、面白がったり、感動の涙を流したりするだけでいい。
多くの価値を享受すれば、成長や向上に役立ったり、豊かな心につながったりするでしょう。
やる気が出てきたり、生きる元気をもらったりします。
もちろん享受者・傍観者になるのはいいですが、その後がポイントです。
享受者・傍観者になっても、そこで終わらないことが大切です。
享受者・傍観者になって満足したら、次は提供者・貢献者になりましょう。
しっかり価値を受け取れば、心の中が満たされるでしょう。
本を読んで楽しんだら、学んだことがあるでしょう。
サービスを楽しんだら、成長できたことがあるでしょう。
芸術を楽しんだら、心の中から吹き上げるマグマがあるでしょう。
「自分にできることはない」と思っても、ゼロではないはずです。
下手でも未熟でもいいので、何かできることがあるはずです。
つたなくてもいいので、相手より上回っていればいいことです。
中学生が小学生に勉強を教えるように、あなたも相手より上手で得意なことがあれば、十分生かせます。
好きなことが得意なこととは限りませんが、関係性はあります。
好きなことなら時間を忘れて夢中になれるので、上達も早くなり、得意になる可能性が高い。
絵が得意なら、美術作品として仕上げ、ぜひ世の中に発表しましょう。
それを見た人が癒されると、社会に貢献したことになります。
音楽を聴くばかりではなく、作ったり演奏したりする側になってみましょう。
自分で生み出した音楽は、どんなものでも素晴らしい。
そのメロディーを聴いて、元気を出したり癒されたりする人がいるでしょう。
たくさん本を読んで楽しんだなら、頭の中に多くの知識がインプットされます。
豊富な知識があるなら、それを教える側になるでしょう。
先生として教える立場になれば、立派な人材育成です。
人を育てる仕事になり、未来につながります。
ITリテラシーが高いなら、インターネットを活用してもいいでしょう。
インターネットを通してわかりやすく説明できれば、世界に向けた情報発信ができます。
あなたにとって無価値に思えても、それを価値と感じてくれる人がいます。
価値と感じてくれる人が1人でもいれば、それを提供する意味があります。
提供者・貢献者になれば、ユーザーからの反応もあります。
「面白い」「楽しい」「ありがとう」と言われることが増えます。
喜ばれると疲れも吹き飛び、ますますやる気が出てきます。
自分を生かした仕事が、世の中に役立つことほど嬉しいことはありません。
表現方法は自由です。
仕事の種類も問いません。
何らかの形を通して、世の中に価値を提供して、発展に貢献することが大切です。
享受者・傍観者になっても、そこで終わらないことです。
提供者・貢献者になって、世の中に価値を提供しましょう。