私たちは、行動をするとき見栄や体裁を気にすることがあります。
見栄とは何か。
見栄とは、見た目の姿を意識して、実際以上によく見せようとする態度のことを言います。
体裁とは何か。
体裁とは、他人の目に映る自分の姿や様子をいいます。
たしかに見栄や体裁を気にしたくなることもあります。
見栄を張って大きな発言をしたり、高級ブランド品を持ったり、高級アクセサリーを身につけたりする。
体裁を保つために、面倒な仕事を引き受けたり、わざと興味のあるふりをしたりする。
少しでも立派に見られたいと思うのは、誰にでもある気持ちです。
周りから「すごいね」「立派だね」と言われれば、周りから認められた気がして、自尊心を満足させられるでしょう。
しかし、素直になれない人にかぎって、見栄や体裁を気にしているのが特徴です。
見栄や体裁を気にし始めると、どんどん素直から遠ざかります。
見栄を張って大きな発言をすると、余計な仕事が増えるでしょう。
自分を実際以上に素晴らしく見せなければいけないため、気遣いが増えます。
高級なブランド品や高級アクセサリーを買わなければいけないため、余計な出費も増えます。
体裁を保つために自分を演じるのも疲れます。
常に周囲からの評価を気にしなければいけないため、ストレスが増え、気持ちも落ち着きません。
本当はしたいことがあっても、周りの目が気になると、行動に抑止されます。
見栄や体裁に執着すればするほど、素直な心が濁っていきます。
自分中心ではなく、他人中心の生き方になってしまうのです。
素直な人になりたいなら、見栄や体裁を考えるのはやめることです。
見栄を張るのをやめましょう。
自分を立派に見せようとするのではなく、ありのまま見てもらおうとします。
体裁も気にしすぎず「最低限でよし」と考えましょう。
「立派に見られるまで欲張る」より「恥ずかしくない程度で十分」と考えたほうが、気持ちが楽になります。
笑われてもかまわない。
恥ずかしいと思われても結構。
周りからどう思われようと、自分が気にしなければいいだけのことです。
「耐える」「我慢する」ではく「無視する」「気にしない」とするほうが、心をコントロールしやすくなります。
あくまで自分の人生ですから、自分が納得する生き方が一番大切。
見栄や体裁を気にしなくなると、心が穏やかになり、自然体を取り戻していけるでしょう。
素直に自分を表現できるようになるため、自分らしい生き方に集中できるようになります。