自分で考えた提案にもかかわらず、自信を持てないことがあります。
「こんな提案は意味があるのだろうか」
「これくらいなら誰でも考えることができる」
「自分はばかだから、この程度の提案しかできない」
「ほかの人のほうが、もっと素晴らしい提案ができるのではないか」
「適当な提案だから、きっとどこかに間違いがあるはずだ」
自分で考えた提案にもかかわらず、いまいち自信が持てない。
何か心に引っかかるものがあり、根拠のない不安に包まれることがあります。
特に、もともと自分に自信がない人は顕著です。
どんな提案を思いついても自信が持てず、自分の提案の価値を低く見積もる傾向があります。
時間をかけて考えた提案でも「大したことない」「どうせ間違っているだろう」と決めつけ、不採用にしようとします。
しかし、せっかく考えた提案であっても、自分が疑っていると生かせません。
どんな提案でも、自分が考えたことは事実です。
そこで余計なことを考えないことです。
「笑われるかな」「恥をかくかな」「ばかにされるかな」と思っていると、せっかくの提案を生かせません。
ばかなら、ばかなりに考えた提案です。
自分が考えた提案は、まず自分が信じましょう。
「これは自分が考えた提案だ!」
自分が考えた提案は、内容にかかわらず、とにかく自信を持つことが大切です。
知能が劣っていたとしても、きちんと自分で考えた提案なのは事実です。
自分の頭脳に自信がなくても、少なくとも自分の頭から生み出した提案であるのは間違いありません。
自分の頭で考えたことなのですから、自信を持ちましょう。
どんな提案も、公表しないと意味がありません。
自分は「つまらない」と感じても、相手は「面白い」と感じてくれるかもしれません。
自分が「無価値」と思う提案でも、相手にとっては「価値がある」と評価してくれる可能性もあるでしょう。
独断と偏見で、提案の良しあしを決めないことです。
たとえその提案に不足や欠点があってもいいのです。
提案におかしな点があるなら、誰かに指摘してもらえます。
指摘してもらえるのも、自信を持って発表してこそです。
不足や欠点があったなら、きちんと認め、補完すればいいだけです。
誠実に指摘を受け止めれば、知識と知恵に変わります。
自分が考えた提案は、まず自分が信じましょう。
自分が考えた提案は、自分が一番の推薦者になるのが理想です。