あなたが嫌いな歌は何ですか。
好きな歌ならいいのです。
好きな歌なら、聞いているだけで癒されたり励まされたりします。
ポジティブな感情が湧いて、心地よいひとときを過ごせるでしょう。
一方、嫌いな歌は、聞いているだけでストレスを感じるでしょう。
むかむかしてきて、耳をふさぎたくなる。
飲食店でバックミュージックに嫌いな歌が流れ始めると、お店から出たくなるかもしれません。
実は、そんな嫌いな歌であっても、好きになる方法があります。
嫌いな歌の「歌詞」に注目してみてください。
嫌いな歌は、歌手やメロディーに注意が向き、苦手意識が働いている場合が目立ちます。
歌手やメロディーが自分の価値観に合わないので、反射的に嫌っている。
その証拠に、実は嫌いな理由の説明を求められても、抽象的にしか答えられないでしょう。
きちんと歌詞に注目すると、感じ方が変わります。
いったん歌手やメロディーは無視して、歌詞に注目してみてください。
どんな言葉が並んでいるのか、どんなことを歌っているのか、じっくり確認します。
意味もなく、歌詞が並んでいることはありません。
どんな歌でも、何らかの「主張」があって歌詞があります。
「心に響くフレーズだな」
「意外と真面目な歌詞だな」
「きちんと言葉が選ばれている」
「元気が出てくるフレーズが並んでいる」
歌詞に注目すると、意味深い言葉が並んでいることに気づくでしょう。
ばかばかしい歌詞に思えても、決めつけるのは早計です。
歌詞に含まれるメッセージに注意を向けると、きっと感じ方が変わるはずです。
「1、2、3」「シェイク、シェイク」のような意味不明な歌詞でも、じっくり意味を考えてみてください。
その歌詞の裏に隠された意味に気づいた瞬間、歌の感じ方が変わります。
嫌いな歌の嫌悪感が消えているはずです。
さっきまで嫌いな歌が、一転して好きになってしまうことも少なくありません。
この方法は、どんな音楽のジャンルでも有効です。
たとえば演歌が苦手であっても、きちんと歌詞に注目すると、感じ方が変わるでしょう。
「年配者向け」というイメージを持っているかもしれませんが、いったん先入観や固定観念は無視して、歌詞に注目してください。
さっきまで感じていた苦手意識がなくなり「なかなか味わい深い」と思うようになっているでしょう。
たとえ生理的に受け付けない歌でも、感じ方が変わる可能性は十分あります。
歌の表面だけを聴いて、価値を判断しないことです。
どんなに嫌いな歌も、歌詞に注目すると、感じ方が変わります。