「人前では見栄を張ってしまう」
「どうしても体裁にこだわってしまう」
「大事なプライドだけは捨てることができない」
普通の人は、多少なりとも見栄・体裁・プライドを大切にしながら生きているものです。
たしかに見栄・体裁・プライドは、自信や自己肯定感につながるポイントの1つでもあります。
時には人前で見栄を張りたくなることもあるでしょう。
虚栄心があると、自分を実際より素晴らしく見せたくなることもあるはずです。
体裁を気にして、外見を繕うこともあります。
あまり粗末な外見では、恥ずかしく感じるのも当然です。
プライドを持って仕事に打ち込むことも素晴らしいことです。
仕事に対する誇りは、根気と集中力に変換され、より良い結果を発揮しやすくなるでしょう。
しかし、本当にいい仕事をしたいなら、見栄・体裁・プライドは邪魔になることがあります。
いったん見栄を張ると、その状態を維持しなければいけないため、余計な労力を使います。
体裁ばかり気にしていると、注意が散漫になって、集中力が低下します。
不明点があっても、つまらないプライドにこだわっていると、人に聞けなくなります。
見栄・体裁・プライドにこだわると、心と視野が狭くなり、大切なチャンスを逃しやすくなります。
行動力も衰えるため、なかなか本来の実力を発揮しにくくなる。
当然ながら、結果も功績も残せなくなります。
では、尊敬される人はどうするか。
尊敬される人は、見栄・体裁・プライドにこだわりません。
大切な場面では、見栄・体裁・プライドをあっさり捨てることができます。
余計な見栄を張ることはありません。
見栄を張っても、自分の首を絞めるだけ。
常に謙虚で、低姿勢の態度を心がけています。
体裁にもこだわりません。
完全に無関心というわけではありませんが、気にしすぎることはありません。
体裁は、あくまでシンプルを基本としています。
プライドにもこだわりません。
もちろん大事にしているプライドもありますが、プライドにこだわったせいで、仕事が停滞するほうが大きな損失です。
仕事の障害になるなら、たとえ大事なプライドでも、あっさり捨てることができます。
見栄・体裁・プライドにこだわらなくなると、恐れるものがなくなるため、行動範囲が広がります。
仕事がスムーズに進むので、より良い仕事を発揮できるようになります。
見栄・体裁・プライドにこだわらない様子は、自分に自信がある証拠です。
「素晴らしい」と多くの人を驚かせ、尊敬されるのです。