久しぶりに同窓会を開きました。
久しぶりにみんなが集まる貴重な機会です。
青春時代をともにした仲間たちと再会できます。
同窓会を開くと、一瞬で「あのころ」にタイムスリップできますね。
久しぶりに昔話に花が咲き、わいわい盛り上がりますね。
そんな貴重な同窓会にもかかわらず、欠席する人がいます。
同窓会は、半分集まればいいほうです。
残念ながらほとんどの同窓会は、半分も集まりません。
同窓会の参加率は低いのが一般的で、おおむね3割と言われています。
時には4分の1だったり、それ以下だったりすることも珍しくありません。
意外と欠席する人が多いことに気づかされます。
「せっかくの機会なのに付き合いが悪いなあ」と思いますが、そうではありません。
同窓会に来られない人にも、事情があるのです。
たとえば、人生に困難を抱えている人の場合です。
不安定な仕事の人、無職で失業中の人、商売で失敗した人、生活に困窮している人、病気療養中の人、家庭トラブルを抱えている人。
人生に困難を抱えている人の場合、同窓会があっても、なかなか出席できません。
同窓会に出席すれば「今どこで何してるの?」「仕事は何をしてるの?」「結婚しているの?」と聞かれるのは確実です。
聞かれたら聞かれたで、良くない話ほどあっという間に広まります。
人生に困難を抱えている人は、心理的な抵抗があってなかなか同窓会に出席できないものです。
一方、逆のパターンもあります。
社会的に大きな成功を果たしている人も、意外と同窓会に来られないものです。
同窓会に出席すると、いろいろ言われます。
根掘り葉掘り聞かれたり、やっかみ半分の皮肉を言われたりする可能性もあります。
社会的に大きな成功を果たすと、生活水準や経済レベルが一般の人と異なるので、話や価値観も合いにくくなります。
面倒は避けたいので、無難に欠席で済ませるケースが多いのです。
また、そのどちらでもなく、普通に仕事が忙しくて出席できない人もいます。
お盆やお正月だからといって、必ず仕事が休みというわけではありません。
お盆やお正月でも仕事が入っていて、同窓会に出席できない人もいます。
出席する予定であっても、会社からの急な連絡で、キャンセルせざるをえないときもあるでしょう。
そもそもクラスに仲のいい人がいなくて、出席しない人もいますね。
同窓会に出席できないことにも、いろいろな事情があります。
だから同窓会に来られない人がいても、むっとしないことです。
冷たいというわけでも付き合いが悪いというわけでもないのです。
同窓会では、欠席した人より出席した人に集中しましょう。
わざわざ貴重な時間を割いて出席してくれたのですから、ありがたいことです。
久しぶりに会って、昔話に花を咲かせたり、近状を報告し合ったりしましょう。
あっという間に時間が過ぎて、楽しいひとときを過ごせます。