行動力をつけるにはどうすればいいのでしょうか。
やる気がなくても行動する習慣をつけることです。
行動力がない人は、やる気を出す方法やモチベーションを上げる方法を求めがちです。
それではいけないのです。
やる気が出るのを待っていると、日が暮れます。
やる気が出るまでずっと動かないままになり、何もできません。
どんどん時間が過ぎていくばかりで、何も進展がないまま終わります。
やる気は不安定なものです。
出そうと思って出るなら誰も苦労しません。
出たとしても、長続きするとは限らないし、すぐ消えてしまうことも少なくありません。
そもそも人間は怠け者なので、やる気が出ないときのほうが圧倒的に多いのです。
モチベーションに頼るのも危ないことです。
モチベーションには波があって、高いときもあれば低いときもあります。
モチベーションをコントロールするのは難しいことです。
モチベーションを上げるために何かをするとなると、それだけ行動するのも遅くなります。
ご褒美を用意する方法もありますが、毎回ご褒美を用意していると、経済的な負担がかさみます。
ではどうするか。
やる気がなくても行動する習慣をつけるのです。
「やる気がなくても行動するのが当たり前」という意識でいきましょう。
古い価値観を捨て、新しい価値観をインストールするのです。
ほんの少し意識を変えるだけでいい。
やる気がなくても行動する習慣が身につけば、自然と行動できます。
「やる気がなくても家事をする」「やる気がなくても勉強する」「やる気がなくても仕事をする」という姿勢が大切です。
やるべきことがどんどん片付いていくし、仕事もどんどん前に進みます。
「やる気がないと行動できない」は、錯覚です。
実際は「やる気がなくても行動できる」です。
いざやってみれば、やる気がなくても普通に動けることに気づくでしょう。
けがや病気をしていない健康体なら、難なく動けます。
重い腰は「よっこいしょ」のかけ声があれば上がります。
やる気に頼らないシステムを作り上げておくことも大切です。
朝起きたら机に向かうことを習慣にすれば、自然と勉強が進みます。
入浴中に本を読んだり、オーディオブックで耳から聞いたりすれば、やる気がなくても普通に勉強ができます。
やる気がなくても行動する習慣をつけば、おのずと行動力がついて、人生の駒が前に進みます。
やる気がないときの合言葉は「やる気がないなあ。さあ、やるか」なのです。