旅行では「行き」と「帰り」の2つがあります。
自宅に帰るまでが旅行です。
国内旅行でも海外旅行でも、最終的にはUターンすることになります。
行きと帰りは別のルートを通ることもありますが、最後は自宅に帰るという点は同じです。
ここで押さえておきたいのは「同じ距離・同じ交通手段でも、行きと帰りとで疲れの感じ方が違う」ということです。
旅行では「行きは疲れを感じにくい」という法則があります。
歩きがあったり、移動時間が長かったりしても、意外と気になりません。
行きは、体力に余裕があるうえ、わくわく感もあります。
どんどん目的地に近づいているのでテンションも高くなり、疲れがあっても感じにくいのです。
一方、帰りはその逆です。
「旅行の帰りは疲れを感じやすい」という法則があります。
観光するところはすべて終わり、後は家に帰るだけの状況です。
「これから帰路に就くね。もう旅行が終わっちゃうね」という感覚なので、テンションも少し低くなります。
お土産を買って帰るなら、行きより荷物が増えるでしょう。
帰りは旅行の疲れもたまっているので、へとへとであることが多く、なおさら疲れを感じやすくなるのです。
帰りがだるいと、楽しい旅行の印象が最後の最後で悪くなります。
疲労がたまっていると、免疫力も低下して、風邪や病気になりやすくなります。
あまりストレスをため込んでいると、旅行が終わってから体調不良でダウンする可能性も高くなるのです。
ここに工夫の余地があります。
旅行計画を立てる際、行きと帰りで交通手段を調整できるなら、帰りは楽な手段にしておくといいでしょう。
帰りは疲れがたまっていることを考慮して、楽な交通手段にしたり、休憩を多めに入れたりするのがおすすめです。
交通費が少々割高になるとしても無駄にはなりません。
帰りを少しでも楽な手段にすることで、疲れが軽減され、旅行の印象が良くなります。
「終わり良ければすべて良し」という言葉があるように、帰りは旅行の印象を決めるポイントの1つです。
行きと帰りの調整で、旅行の印象が変わるのです。