お金目的で働いているなら、偉業の達成は難しいと思ってください。
古今東西、お金目的で偉業を達成した人はいないからです。
偉業を達した人といえば、偉人です。
偉人と呼ばれる人を思い出してください。
書店に足を運び、偉人の伝記コーナーを見渡してみるといいでしょう。
たとえば、お札の顔にもなっている渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎です。
古いお札であれば、福沢諭吉、樋口一葉、野口英世、新渡戸稲造、夏目漱石がいます。
偉人たちはみな、お金目的で頑張っていたわけではありません。
「お金目的で頑張った結果、偉業を達成できました」という人は1人もいません。
どの偉人も、世のため人のために仕事をした結果、大きな偉業を達成しました。
そこには純粋な社会貢献の志があります。
大きな借金を背負って尽力した人も少なくありません。
偉業に限らず、他の社会的な目的にも通じます。
お金が目的になると、すべてがお金に左右されます。
せっかく大きな夢や志があっても、お金第一になるとお金のほうに流されてしまい、自身の道がぶれます。
周りからの協力が得にくくなったり、仕事のモチベーションが上がりにくくなったりするのです。
もちろんお金を無視すればいいわけではありません。
たしかにお金は大切なものですが、あくまで「偉業を目指すならお金第一という価値観はやめたほうがいい」ということです。
自分は今、お金目的で仕事をしているのだろうか、世のため人のために仕事をしているのだろうかと問いかけてみることです。
偉業を目指すなら、お金のことは忘れ、世のため人のために邁進することが大切です。