公開日:2024年11月28日
執筆者:水口貴博

人生の解像度を上げる30の習慣

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本の折り目は、読むという覚悟。

本の折り目は、読むという覚悟。 | 人生の解像度を上げる30の習慣

折り目をつけないで本を読もうとする人がいます。

本を大事に扱おうと思っているのでしょう。

売ることを前提に考えているのかもしれません。

たしかに丁寧に本を扱うのは良いことですが、きれいな状態を徹底維持しようとすると、きちんと本を読めません。

折り目をつけないで読もうとすると「恐る恐る本に触れる」という状態になります。

あたかも骨董品こっとうひんを扱うような手つきです。

本を開くときやページをめくるとき、慎重さが求められ、気を遣います。

マーカーを引くことも、本の角を折ってドッグイヤーをすることもできなくなります。

扱い方が慎重になりすぎると、きちんと本を読めないのです。

読むスピードが遅くなり、吸収力も低下します。

本の読み方が弱くなり、内容が頭に入りにくくなるのです。

しっかり本を読もうと思ったら、折り目は必要です。

折り目をつけてから読むと、ページが開きやすくなります。

「これから本を読む」という儀式にもなり、読書の好スタートが切れます。

自分のお金で買った本なのですから、傷や汚れを恐れないことです。

本は使われてこそ意味があります。

教科書や参考書は、ぼろぼろになるまで使い倒すことが大切です。

一度しか読まないような本ならまだしも、教科書や参考書のように、繰り返し読んで血肉化させる本であればなおさらです。

ぼろぼろになるまで使い倒したほうが、本も自分も幸せなのです。

勉強ができる人の本は、折り目をつけてから読みます。

読んでから折り目をつけるのではなく、折り目をつけてから読むのです。

折り目をつけると、本を開いたままにしやすくなったり、ページをめくりやすくなったりします。

「自分のものになった」という感覚が得られます。

本を触れることにためらいがなくなり、積極的な読み方ができるようになります。

心理的な抵抗がなくなって、マーカーを引きやすくなったり、本の角を折ったりしやすくなりして、本の内容がすいすい入ってくる。

本の価値を最大限に引き出すことが可能となり、しっかり学べるのです。

本の折り目は、読むという覚悟なのです。

人生の解像度を上げる習慣(3)
  • 本は、折り目をつけてから読む。
マナーや言葉遣いが悪い人は、必ずどこかでつまずく。

人生の解像度を上げる30の習慣

  1. 「いいこと」は、毎日たくさん起こっている。
  2. 魚の骨の取り方を親から学んでいない人は、どうすればいいのか。
  3. 本の折り目は、読むという覚悟。
  4. マナーや言葉遣いが悪い人は、必ずどこかでつまずく。
  5. 「周りにどう思われているか」と考えるから、ストレスを感じる。
  6. 「今さら遅い」と言われることは、遅くない。
  7. 今日の予定は、消化しきれなくてもいい。
  8. 励ますのがうまくいかないときは、聞くことに専念するのが一番。
  9. ぎりぎりでダメになることもある。
    ぎりぎりでうまくいくこともある。
    トータルで見ると、ちょうど半々。
  10. 不器用な人を見て「下手だなあ」と思うのではない。
    「頑張ってるなあ」と思うのだ。
  11. 楽しいことがないのも、楽しいこと。
  12. 行きは疲れを感じにくい。
    帰りは疲れを感じやすい。
  13. 行き詰まっていることも「ものは言いよう」でうまくいく。
  14. 鳥の巣は、親鳥による血と汗の結晶。
  15. 臆病者でもいい。
    恥ずかしがり屋でもいい。
    行動さえできれば。
  16. 股のぞきで自分の部屋を見てみよう。
    新鮮な世界が広がっていて面白い。
  17. 恐怖の正体は、単なるススキの穂。
    原因と解決策がわかれば、不安はあっさり解消される。
  18. 妄想するのではない。
    計画を立てるのだ。
  19. 有名人の苦労を想像してみると、楽ではないことに気づかされる。
  20. 個性的なファッションの人は、多様性を教えてくれる先生。
  21. 失敗を乗り越えるコツは「忘れること」にある。
  22. 自慢する人は、認める言葉をかけよう。
    我慢する人には、優しい言葉をかけよう。
  23. 仕事で同じ趣味の人と出会ったら、声をかけてみる。
  24. 部下へのお説教は「短く叱る」が基本。
    3分以内に終わらせるのがベスト。
  25. お説教の3分ルールは、部下に対してだけでなく、自分に対しても適用させる。
  26. 無理な節約は、遅かれ早かれ、失敗する。
  27. 「デメリットゼロ。
    メリット100パーセント」を求めない。
  28. 「やる気がないなあ。
    さあ、やるか」
  29. 調子が良いときもある。
    調子が悪いときもある。
  30. 「命があるから大丈夫」

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