「いいことがない」と言う人がいます。
これは誤解です。
いいことは起こっています。
「棚からぼた餅」という言葉があります。
苦労をせず、思いがけない幸運を得ることをいいます。
棚からぼた餅を実現するのは、ぼた餅が落ちやすいところにいくことが大切です。
折り目をつけないで本を読もうとする人がいます。
本を大事に扱おうと思っているのでしょう。
売ることを前提に考えているのかもしれません。
公共交通機関では、遅延が発生することがあります。
すぐ解消されればいいのですが、思いのほか長引いて、大きな遅延になることもあります。
そんなとき、職員に詰め寄る人がいます。
「周りにどう思われているか」と考えると、急につらくなります。
「嫌な人と思われていないか」
「変な人と思われていないか」
社会人になってから大学に入ろうとする人。
50代になってから投資を始めようとする人。
定年退職をしてから英語の勉強を始める人。
「行列に並ぶのは嫌だ」と言う人がいます。
おいしいラーメン店やカレー屋さんなど、人気の有名店では長い行列ができるものです。
開店前から長い行列ができていることも少なくありません。
落ち込んでいる人を励まそうとしても、うまくいかないときがあります。
明るい言葉をかけても、相手に響きません。
相手はほとんど変わらず、落ち込んだまま。
「ぎりぎりでダメになる」という場面に遭うことがあります。
電車に乗れそうかと思いきや、ぎりぎりで乗れませんでした。
仕事がうまくいきそうかと思いきや、ぎりぎりでうまくいきませんでした。
あなたは教科書や参考書を、折り目をつけずに使うタイプですか。
友人から借りた本を使う教科書や参考書なら、折り目をつけないのはわかります。
借りた本は、きれいに使うのがマナーですね。
「つまらない」「面白い」という2つの言葉があります。
どちらも日常でよく登場する言葉なので聞き慣れているでしょう。
日常的な言葉ですが、だからこそ注意して発してください。
旅行では「行き」と「帰り」の2つがあります。
自宅に帰るまでが旅行です。
国内旅行でも海外旅行でも、最終的にはUターンすることになります。
不器用な人を見たとき、どう思うかです。
一生懸命取り組んでいるものの、なかなかうまくできず、四苦八苦している人がいます。
明らかに初心者であることがわかります。
外を歩いていると、鳥の巣を見つけることがあります。
街路樹の上、電柱のパイプ穴、民家の軒先。
巣では、鳥の赤ちゃんのぴいぴい鳴きながら餌を待っていることが多いですね。
ある不動産会社が、北向きの部屋の借り手がなかなか見つからず困っていました。
不動産業界では、一般的に南向きの部屋が人気です。
南向きの部屋は日当たりが良いので人気がある一方、北向きの部屋は日当たりが悪く、避けられる傾向にあります。
たまには自分の部屋を逆さまで見てみてください。
方法は簡単です。
シンプルに股からのぞきをするだけです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあります。
幽霊だと思って怖がっていたところ、あらためてよく見ると、実はススキの穂であったという意味です。
「怖がるばかりでは現実がゆがんで見えますよ。実態を確かめてみると、案外平凡なものですよ」ということを諭したことわざです。
禅の教えに「莫妄想」という言葉があります。
「莫」は「○○してはいけない」という否定を表す言葉です。
つまり「無用な妄想をしてはいけない」という意味です。
「有名人は楽に大金稼げていいよな」と言う人がいます。
「トーク番組で楽しくしゃべって何百万も稼げるんだからうらやましい。楽な商売だなあ」と。
それは誤解です。
歩いていると、さまざまなファッションの人に出会います。
時には、個性的なファッションの人に出会うことがあるでしょう。
派手だったり、奇抜だったり、露出が激しかったり。
失敗を乗り越えるコツは何でしょうか。
それは「失敗を忘れてしまうこと」です。
失敗はショッキングな出来事で悔しい気持ちもあるので、つい何度も思い出すことが多い。
自慢する人がいれば、話を聞いてあげましょう。
あまり聞きたくない話かもしれませんが、大きな心を持つことです。
少し疲れるかもしれませんが、聞くトレーニングと思えばいいのです。
仕事をしていると、さまざまな人と出会います。
職場の人だけでなく、取引先や協業先の人など、外部の人とやりとりすることも少なくありません。
あるときふと、自分と同じ趣味の人と出会うことがあるものです。
お金目的で働いているなら、偉業の達成は難しいと思ってください。
古今東西、お金目的で偉業を達成した人はいないからです。
偉業を達した人といえば、偉人です。
部下教育では「お説教の3分ルール」というのがあります。
部下にとってお説教は、強い緊張とストレスがあります。
短い時間でも、体力の消耗が大きく、体感としては長く感じられます。
久しぶりに同窓会を開きました。
久しぶりにみんなが集まる貴重な機会です。
青春時代をともにした仲間たちと再会できます。
「デメリットがあるのでやりません」と言う人がいます。
もちろんそれが本人にとって重大なデメリットであれば、やめるのもわかります。
しかし、ささいなデメリットにもかかわらず、それをいちいち気にして、決断・行動を先送りする人がいるのです。
行動力をつけるにはどうすればいいのでしょうか。
やる気がなくても行動する習慣をつけることです。
行動力がない人は、やる気を出す方法やモチベーションを上げる方法を求めがちです。
新人で入ったとき、仕事のマニュアルがないことがあります。
マニュアルのない職場も少なくありません。
マニュアルがないと、仕事を覚えるのに苦労します。
仕事で大きなミスをしてしまいました。
命があるから大丈夫です。
失敗をしたからといって、命まで取られるわけではありません。
「いいことがない」と言う人がいます。
これは誤解です。
いいことは起こっています。
しかも山ほどたくさん起こっています。
それに気づいていないだけです。
外に出て青空が広がっているなら、いいことです。
駅に着いたとき、バスや電車が普段通り運行しているなら、いいことです。
おいしい食事を楽しめたのなら、いいことです。
上司から仕事を褒められたら、いいことです。
今日1日、仕事で大きなトラブルなく過ごせたら、いいことです。
スーパーに行ったとき、割引シールの貼られた食品を見つけて買えたら、いいことです。
レジに行ったとき、並んでいる人がいなくてすっと会計をしてもらえたら、いいことです。
好きな趣味を楽しめたのなら、いいことです。
シャワーや入浴を楽しめたのなら、いいことです。
暖かいお布団でぐっすり寝られるなら、いいことです。
まだまだたくさんあって数えきれません。
少なくとも1日100以上のいいことは起こっています。
だからあなたは今こうして生きているし、元気なのです。
「いいことがない」と言う人のほとんどが「いいこと=特別素晴らしいこと」という認識になっています。
特別素晴らしいことでなくていいのです。
いいことの基準は、下げられるだけ下げてください。
普通のことや当たり前のことでいいのです。
いいことに気づくセンサーの感度を上げてください。
きっとこうしている間にも、あなたの身にはいいことが起こっています。
見逃さないようにしましょう。
ほら、今も目の前で、いいことが起こっていますよ。
「棚からぼた餅」という言葉があります。
苦労をせず、思いがけない幸運を得ることをいいます。
棚からぼた餅を実現するのは、ぼた餅が落ちやすいところにいくことが大切です。
きちんと棚の下に移動して、構えておきます。
ぼた餅が落ちてきそうなところにいけば、幸運に恵まれるの確率も上がるのです。
賢いあなたなら、すでにご存じのことでしょう。
しかし、棚からぼた餅を意識するなら、心がけたいことが2つあります。
1つ目は「きちんとつかみ取ること」です。
ぼた餅が落ちてくれば、それで達成というわけではありません。
つかみ取らないといけないのです。
せっかく棚からぼた餅が落ちてきても、喜ぶだけでは意味がありません。
「思いがけない幸運に恵まれた! ラッキー!」とわいわい喜ぶだけで、つかみ取ることを忘れる人がいます。
これはもったいない。
もたもたしてはいけません。
幸運は不安定なものであり、時間がたつと、消えてしまいます。
早い者勝ちというケースも少なくありません。
誰もが幸運を欲しがっていて「われ先に!」という状況です。
もたもたしていると、他の人が先に取ってしまいます。
つかみ取るのも実力です。
ぼた餅が落ちてきたら、喜んで終わりにするのではなく、1分1秒でも早くつかみ取ることが大切です。
2つ目に大切なことは「しっかり生かすこと」です。
無事つかみ取ることはできても、それで終わりではありません。
キープしたままではNGです。
どれだけ素晴らしい幸運も、生かさなければ、ないもの同然です。
きちんと棚からぼた餅で幸運をつかみ取れたら、今度は自分の夢や目標に向けてしっかり生かしましょう。
遠慮なく100%生かすことが大切なのです。
折り目をつけないで本を読もうとする人がいます。
本を大事に扱おうと思っているのでしょう。
売ることを前提に考えているのかもしれません。
たしかに丁寧に本を扱うのは良いことですが、きれいな状態を徹底維持しようとすると、きちんと本を読めません。
折り目をつけないで読もうとすると「恐る恐る本に触れる」という状態になります。
あたかも骨董品を扱うような手つきです。
本を開くときやページをめくるとき、慎重さが求められ、気を遣います。
マーカーを引くことも、本の角を折ってドッグイヤーをすることもできなくなります。
扱い方が慎重になりすぎると、きちんと本を読めないのです。
読むスピードが遅くなり、吸収力も低下します。
本の読み方が弱くなり、内容が頭に入りにくくなるのです。
しっかり本を読もうと思ったら、折り目は必要です。
折り目をつけてから読むと、ページが開きやすくなります。
「これから本を読む」という儀式にもなり、読書の好スタートが切れます。
自分のお金で買った本なのですから、傷や汚れを恐れないことです。
本は使われてこそ意味があります。
教科書や参考書は、ぼろぼろになるまで使い倒すことが大切です。
一度しか読まないような本ならまだしも、教科書や参考書のように、繰り返し読んで血肉化させる本であればなおさらです。
ぼろぼろになるまで使い倒したほうが、本も自分も幸せなのです。
勉強ができる人の本は、折り目をつけてから読みます。
読んでから折り目をつけるのではなく、折り目をつけてから読むのです。
折り目をつけると、本を開いたままにしやすくなったり、ページをめくりやすくなったりします。
「自分のものになった」という感覚が得られます。
本を触れることにためらいがなくなり、積極的な読み方ができるようになります。
心理的な抵抗がなくなって、マーカーを引きやすくなったり、本の角を折ったりしやすくなりして、本の内容がすいすい入ってくる。
本の価値を最大限に引き出すことが可能となり、しっかり学べるのです。
本の折り目は、読むという覚悟なのです。
公共交通機関では、遅延が発生することがあります。
すぐ解消されればいいのですが、思いのほか長引いて、大きな遅延になることもあります。
そんなとき、職員に詰め寄る人がいます。
怒りをぶつけるかのように、大声で怒鳴り散らしている人を見かけることもあります。
これは良くありません。
大事な予定に間に合わなくて、いらいらするのでしょう。
「よりによってこんなときに!」と思う気持ちも理解できます。
しかし、職員に文句を言ったところで仕方ありません。
遅延が発生したのは、その職員のせいではないのです。
公共交通機関では、天候事情、機器の不具合、車両点検、乗客の救護など、やむを得ない事情で遅延が起こることもあります。
職員をはじめとするスタッフ一同は、遅延の解消に向けて懸命に対応しています。
悪くない職員に詰め寄ったところで、解決するわけでも、早くなるわけではありません。
むしろ職員の仕事を妨げ、余計な対応を増やすことになります。
業務が滞れば、ますます遅延が大きくなることもあるのです。
こういうときこそ、余裕を持っていきましょう。
想像力を働かし「職員の人たちも大変」と気持ちを理解します。
そのうえで「遅れた分だけゆっくりできるね」と前向きに考えましょう。
たっぷり時間があるなら、近くのカフェでゆっくりするのも良し。
会議や打ち合わせなどの予定があるのなら「遅延が発生しているので到着が遅れます」と一言連絡を入れるだけです。
思いきってその日の仕事はキャンセルするのもいいでしょう。
先方も「それは仕方ないですね」と受け入れてくれ、今日の予定に余裕が生まれます。
前向きに捉えたりうまく生かしたりすれば、いらいらした気持ちも収まるのです。
それだけのことなのです。
遅延があっても、どっしり構えましょう。
「周りにどう思われているか」と考えると、急につらくなります。
「嫌な人と思われていないか」
「変な人と思われていないか」
「ダメな人と思われていないか」
「かっこ悪い人と思われていないか」
「情けない人と思われていないか」
いつもびくびくしてしまい、落ち着いていられません。
周りの目を気にしなければいけなくなってストレスを感じるのです。
人はそれぞれ、好みや価値観があります。
10人いれば、10通りの個性があります。
周りの目を気にしていると、気苦労が増えます。
自分がどう思われているのか気にすることは、なかなか疲れる作業です。
好かれているとわかれば喜び、嫌われているとわかれば落ち込みます。
一喜一憂することが増えて、気持ちの波が大きくなり、なかなか安定しません。
他人軸の生き方でどうやって幸せになるのでしょう。
人の価値観に振り回されることとなり、自分らしくない生き方をすることになるのです。
普通に見られたいだけならまだしも「いい人に見られたい」「すごい人だと思われたい」なら、なおさらです。
自分を立派に見せようとすると、見栄を張ったり無理をしたりすることが増えるため、ますます余計なストレスを感じます。
いつの間にか自分らしさを見失うことになるのです。
周りの目を気にするのをやめることです。
周りの目を気にしたところで仕方ありません。
自分の人生は、自分だけのもの。
周りにどう思われようとかまわないと思うことが大切です。
他人と比べることもしません。
人は人、自分は自分です。
自分の人生は自分のものなのですから、自分がどう思うか、どう感じるかが大切です。
好きなものは好きと言いましょう。
やりたいことをやりましょう。
嫌なことは、きちんと断りましょう。
「自分らしさ」を大切にして「自分」を貫きましょう。
その結果、周りからおかしな目で見られても、気にしません。
それで離れる人がいれば、それまでの人ということです。
離れる人がいれば、応援してくれたり新しくつながったりする人もいて、結果として自分に合った人間関係へと発展します。
これが「自分らしく生きる」ということです。
疲れるように思えますが、実はこれがいちばん疲れないのです。
自分らしく生きることは、いちばん自然体でいられるからです。
一度しかない人生なのですから、人目は気にせず、自分らしく生きることが大切なのです。
社会人になってから大学に入ろうとする人。
50代になってから投資を始めようとする人。
定年退職をしてから英語の勉強を始める人。
そうした人に対して「今さら遅いよ」と言ってくる人がいます。
「今さら遅い」と言われると、やる気がそがれます。
若くない年齢でないことは、本人もよくわかっています。
「そうだよね。やっぱり今さら遅いよね」と思ってブレーキを踏みそうになるのです。
しかし「今さら遅い」を真に受けないことです。
周りがどう思おうと、自分の人生には関係ありません。
「今さら遅い」と言われることは、遅くありません。
勉強でも趣味でも何でもそうです。
今やりたいと思ったときに始めるのが、ベストタイミングです。
これに1つも例外はないのです。
そもそも遅いかどうかは、何を基準に決めているのでしょうか。
なんとなく先入観や固定観念で発言しているにすぎません。
世間一般のタイミングに比べて遅いから「今さら遅い」と言っているだけです。
「今さら遅い」という言葉に惑わされず、自分の気持ち・自分のタイミングを大切にするのです。
自分の気持ち・自分のタイミングが、自分の正解です。
昔やりたかったことがあっても、当時は時間やお金の都合があってできなかったこともあるはずです。
「今さら遅い」という外野の声に惑わされてはいけません。
何事も、やりたいと思ったときがベストタイミングです。
社会人になってから大学に入るのも良し。
50代になってから投資を始めるのも良し。
定年退職をしてから英語の勉強を始めるのも良し。
遅くありません。
むしろ早いという考え方もできます。
人生100年で考えれば、50代になってから投資を始めるなら、ちょうど中間地点なのです。
定年退職後のスタートでも、人生100年で考えれば、遅すぎることはありません。
どうか自分の声を大切にしてください。
今さら遅いという外野の声に惑わされず、自分の気持ち・自分のタイミングをいちばん優先させましょう。
「やってみたいな」と思ったら、誰が何と言おうと、それが正解、そのときがベストタイミングなのです。
「行列に並ぶのは嫌だ」と言う人がいます。
おいしいラーメン店やカレー屋さんなど、人気の有名店では長い行列ができるものです。
開店前から長い行列ができていることも少なくありません。
たしかに待ち時間はもどかしいです。
長い行列ができていると、食べるまでに時間がかかりそうなので「並ぶのをやめようかな」と思うこともあるでしょう。
時間を大切にする人なら「行列に並ぶなんて言語道断」と思うはずです。
「食べたいけど、行列に並ぶのは嫌だな」と思うのが本音ではないでしょうか。
行列に並ぶのには抵抗を感じますが、完全に時間の無駄というわけでもありません。
行列に並ぶことには、いいことが3つあるからです。
1つ目は「期待感が高まる」という効果です。
待ち時間があると「早く食べたい」「もう少しで食べられる」という期待感が高まります。
待ち時間が長いほど、どんどん期待感が高まります。
いざ食べるとき、待ち時間が長かった分だけおいしくいただけるのです。
「待つ」という行為があることで、心理的な作用が働きます。
相対的に価値が高く感じられるようになり、高い満足につながりやすくなるのです。
2つ目は「軽い運動になること」です。
行列に並んで待つときは、立った姿勢でいることが多いでしょう。
立っているだけでも、下半身の筋肉を使っています。
体の筋肉の7割は、下半身に集中しています。
立っている時間が長い分だけ、足腰の筋肉も鍛えられるのです。
体重50キロの人が30分立つと、およそ60~80キロカロリー消費するとされています。
立つことでカロリーを消費すると、ますますおなかがすくので、なおのこと食べたときの満足にもつながります。
3つ目は「読書やニュースチェックの機会になること」です。
待ち時間が長くても有効活用すればいいだけのことです。
本を読んだりニュースをチェックしたりすればいいのです。
30分や1時間も、あっという間に感じられるでしょう。
上手に暇をつぶす方法さえあれば、長い待ち時間も苦になりません。
実は私も、ときどき行列に並ぶことはあります。
本音としては、やはり行列なしでスムーズに入店できればいちばんですが、人気店だと仕方ないときもあります。
並ばないと行けないときは「読書のチャンス」と思って、本を読むようにしています。
夢中になって読みふけっていれば、30分程度の待ち時間は本当に一瞬なのです。
落ち込んでいる人を励まそうとしても、うまくいかないときがあります。
明るい言葉をかけても、相手に響きません。
相手はほとんど変わらず、落ち込んだまま。
どれだけ明るく励ましても、相手の表情から暗さがなくなりません。
スルーされたり「でも、でも」と否定されたりします。
相手がマイナス思考になっているときは、何を言ってもダメで、励ましが空回りに終わることがあるものですね。
どんな言葉を相手が求めているのかわかりません。
落ち込んでいる人を励ますのは難しいものです。
そういうときは、無理やり励まそうとしないことです。
落ち込んでいるからといって、相手が明るい言葉を望んでいるとは限りません。
励ます言葉が相手の迷惑になっていることもあります。
落ち込んでいるときは、明るい言葉がうるさく聞こえることがあります。
下手な言葉をかけると、相手を刺激してしまい、かえって嫌われる結果となりかねません。
そして、励ますことがうまくいかなくても、自分を責めないことです。
自分の力不足を責めると自己嫌悪に陥ってしまい、今度は励ます側の人が落ち込んでしまうのです。
励まそうとした側が落ち込んでしまっては意味がありません。
励ますがうまくいかなかったら、モードを切り替え、聞くことに専念しましょう。
もう余計なことは言いません。
ひたすら相手の事情を聞くだけにします。
聞くだけでも素晴らしいことです。
相手は自分の内にあるストレスを吐き出せます。
誰でも聞いてほしいときがあるもの。
相手の話を否定せず「うんうん」「なるほど」「そうだったんだね」と相槌を打ちます。
相手は吐くだけ吐き出したら、表情が柔らかくなります。
心が軽くなって、自然と元気になります。
聞くことは最大の励ましなのです。
「ぎりぎりでダメになる」という場面に遭うことがあります。
電車に乗れそうかと思いきや、ぎりぎりで乗れませんでした。
仕事がうまくいきそうかと思いきや、ぎりぎりでうまくいきませんでした。
勝負に勝てそうかと思いきや、ぎりぎりで負けてしまいました。
こんなときは肩を落としてがっかりするものですね。
「ついてないなあ」「あともう少しだったのに」と思ってしまいます。
期待していた分だけ落胆も大きいもの。
こんなときは自分が特別運が悪いかのような気になります。
しかし、ちょっと待ってください。
特別運が悪いというわけではありません。
よくよく考えてみれば、逆のパターンもあるはずです。
「ぎりぎりでうまくいく」という場面に巡り会うこともあるでしょう。
ぎりぎりで電車に乗れることがあります。
ぎりぎりで仕事がうまくいくことがあります。
ぎりぎりで勝負に勝てることがあります。
こんなときは、とても嬉しくなりますね。
ダメかもしれないと半分諦めていたところ、ちょっとした奇跡に恵まれ、うまくいきました。
「ついてる」「素晴らしい日だ」「神様ありがとう」と心の中で快哉を叫び、にこにこしてしまうでしょう。
自分が特別運が良いかのような気になるのです。
自分は特別運が悪いと思っているなら誤解です。
「ぎりぎりでダメになったこと」と「ぎりぎりでうまくいったこと」の両方を足し合わせると、実はそれほど偏っていません。
どちらも同じくらいです。
ここで気づいてほしいのです。
「ぎりぎりダメになったときのほうが多い」と感じるかもしれませんが、気のせいです。
ぎりぎりダメになったときはショックが大きいので、より印象的に覚えているだけです。
トータルで見れば、ちょうど半々です。
ぎりぎりでダメになることもあれば、ぎりぎりでうまくいくこともあります。
偏ることもありますが、あくまで一時的です。
長いスパンになればなるほど、うまく半々で落ち着きます。
だから、ぎりぎりうまくいかなくても腹を立てないでください。
「今回はぎりぎりうまくいかなかったパターンなんだね」と考え、さらっと流せばいいことです。
そういうこともあります。
「まあいいか」で気楽にいきましょう。
順番なので、次は「ぎりぎりでうまくいく」という場面に巡り会えるでしょう。
そのことに期待しながら、前向きに歩んでいきましょう。
人生は実にうまくできているのです。
あなたは教科書や参考書を、折り目をつけずに使うタイプですか。
友人から借りた本を使う教科書や参考書なら、折り目をつけないのはわかります。
借りた本は、きれいに使うのがマナーですね。
しかし、自分の教科書や参考書であるにもかかわらず、折り目1つつけず、きれいに使っている人を見かけます。
きれいに使って素晴らしい、と言いたいところですが逆です。
むしろ良くありません。
折り目が付いていないと、わざわざ手で本を押さえる必要があります。
ささいなことですが、地味に疲れます。
ふとした拍子で手を離すと、本も閉じてしまいます。
「また開くのが面倒だな」と思い、開くのがおっくうになります。
手を離すと自動的に閉じる本の様子が、本に「勉強なんてしなくていい」と拒否されているようでなりません。
こうしたやりとりが積み重なると、勉強へのモチベーションが奪われます。
そういうところで無駄な体力を使うものではありません。
自分の教科書や参考書なら、折り目を怖がる必要はありません。
どんどん折り目をつけましょう。
シャープペンシルのかどを使って、すべてのページに折り目をつけます。
折り目をつけることで、本が開きやすくなり、勉強への抵抗が小さくなります。
本は、多少汚したほうが使いやすくなります。
手で押さえていなくてもページが開いたままになるので、勉強がしやすい。
食事をしながら勉強もできることでしょう。
折り目をつけることで、ようやく勉強がしやすくなります。
本に折り目をつけるのも、勉強の1つです。
買った本は、すぐ折り目をつけましょう。
「つまらない」「面白い」という2つの言葉があります。
どちらも日常でよく登場する言葉なので聞き慣れているでしょう。
日常的な言葉ですが、だからこそ注意して発してください。
あなたの人物像を決める言葉になるからです。
つまらない人には「つまらない」という口癖があります。
人の話を聞いても「つまらない話だね」と言います。
映画を見ても「つまらない映画だった」と言います。
平凡な1日でも「つまらない毎日だ」と言います。
あなたの周りに「つまらない」が口癖の人はいませんか。
もしいるなら、きっとその人はつまらない人間でしょう。
「自分の周りにはつまらない人しかいない」と言っている人に限って、本人がいちばんつまらないのです。
世の中に、つまらないものは1つもありません。
「つまらない」という発言は「私にはよさを理解するだけの力がありません」と言っているのと同じことです。
つまらない人は、心が鈍感で、面白いものを見つけるセンサーがありません。
日頃から「つまらない」と言っていると、無関心と無頓着がエスカレートして、何もかも色あせてみえてくるようになります。
「つまらない」と言えば言うほど「私はつまらない人間です」と言っているのと同じことになります。
周りからも「あの人は感性が鈍くて話もつまらない」とささやかれ、つまらない人間と見なされるようになるでしょう。
日頃からつまらないと言っていると、だんだんそういう人物としてみられます。
つまらないという言葉は、自分に跳ね返ってくるのです。
面白い人には「面白い」という口癖があります。
人の話を聞いても「面白い話だね」と言います。
普通の映画を見ても「面白い映画だった」と言います。
平凡な1日でも「今日も面白いことがあった」と言います。
面白いが口癖の人は、面白いところを見つけるのが上手です。
テレビで人気のお笑いタレントは、必ず「面白い」という口癖があります。
小さなことも大げさに表現して、笑いに変えてしまいます。
普通の話も面白く話して、人の話も面白いところを探して楽しく聞きます。
だから、面白いのです。
日頃から「面白い」と言う人は、面白いものを見つける力がある証拠です。
面白いものを見つける力があると、いつも明るい気持ちになれるのでにこにこできます。
話題もますます日常が華やかに見えてきます。
話のネタも豊富になり、自然と面白い話も増えます。
一緒にいる人も、楽しい時間を過ごせるでしょう。
日頃から「つまらない」と言っていると、つまらない人間になります。
日頃から「面白い」と言っていると、面白い人間になります。
あなたという人物像は、口癖で決まります。
面白い人になりたければ「面白い」という口癖を身につけましょう。
特別何も感じなくても、面白いと言ってしまえば、だんだん面白くなります。
「面白い」が口癖になっていると、その言葉のとおり、面白い人間になります。
どうしても「つまらない」と言いたくなることがあるでしょう。
そういうときは、まだ面白さを理解できないと考え「わからない」「難しい」「未知の世界」と答えればいいことです。
自分の理解力不足を理由にするのがスマートです。
旅行では「行き」と「帰り」の2つがあります。
自宅に帰るまでが旅行です。
国内旅行でも海外旅行でも、最終的にはUターンすることになります。
行きと帰りは別のルートを通ることもありますが、最後は自宅に帰るという点は同じです。
ここで押さえておきたいのは「同じ距離・同じ交通手段でも、行きと帰りとで疲れの感じ方が違う」ということです。
旅行では「行きは疲れを感じにくい」という法則があります。
歩きがあったり、移動時間が長かったりしても、意外と気になりません。
行きは、体力に余裕があるうえ、わくわく感もあります。
どんどん目的地に近づいているのでテンションも高くなり、疲れがあっても感じにくいのです。
一方、帰りはその逆です。
「旅行の帰りは疲れを感じやすい」という法則があります。
観光するところはすべて終わり、後は家に帰るだけの状況です。
「これから帰路に就くね。もう旅行が終わっちゃうね」という感覚なので、テンションも少し低くなります。
お土産を買って帰るなら、行きより荷物が増えるでしょう。
帰りは旅行の疲れもたまっているので、へとへとであることが多く、なおさら疲れを感じやすくなるのです。
帰りがだるいと、楽しい旅行の印象が最後の最後で悪くなります。
疲労がたまっていると、免疫力も低下して、風邪や病気になりやすくなります。
あまりストレスをため込んでいると、旅行が終わってから体調不良でダウンする可能性も高くなるのです。
ここに工夫の余地があります。
旅行計画を立てる際、行きと帰りで交通手段を調整できるなら、帰りは楽な手段にしておくといいでしょう。
帰りは疲れがたまっていることを考慮して、楽な交通手段にしたり、休憩を多めに入れたりするのがおすすめです。
交通費が少々割高になるとしても無駄にはなりません。
帰りを少しでも楽な手段にすることで、疲れが軽減され、旅行の印象が良くなります。
「終わり良ければすべて良し」という言葉があるように、帰りは旅行の印象を決めるポイントの1つです。
行きと帰りの調整で、旅行の印象が変わるのです。
不器用な人を見たとき、どう思うかです。
一生懸命取り組んでいるものの、なかなかうまくできず、四苦八苦している人がいます。
明らかに初心者であることがわかります。
見ているこちらまではらはらどきどきするのです。
不器用な人を見たとき「下手だなあ」と思うことがあるなら、イエローカードです。
率直な感想かもしれませんが、ここは注意したいところです。
まず相手に失礼です。
少し見下したような言い方も気になります。
口に出すのはもちろん、心で思うことでも、相手を見下したような言い方は注意したいですね。
こういうときは「頑張ってるなあ」と思うのが良いのです。
不器用でも、不器用なりに頑張ってところがあるなら、ぜひお手本としましょう。
一生懸命の人は、上手下手にかかわらず、みんなかっこいいのです。
「頑張ってるなあ」と思えば「こうしてはいられない。私も頑張ろう!」となります。
昔の自分を思い出し、初心に返るきっかけになることもあるでしょう。
そういう人は、頑張っている人からどんどんパワーをもらえるので、仕事もうまくいくのです。
不器用な人でも、ポジティブに受け止めるのが良い。
心の中で「頑張れ!」と応援するのも良し。
不器用な人を見たとき「下手だなあ」と思うか「頑張っているなあ」と思うかで、人生が変わるのです。
外を歩いていると、鳥の巣を見つけることがあります。
街路樹の上、電柱のパイプ穴、民家の軒先。
巣では、鳥の赤ちゃんのぴいぴい鳴きながら餌を待っていることが多いですね。
親鳥が餌をくわえて帰ってくると、巣で待っているひな鳥が、大きな口を開けてぱくぱく食べます。
実に癒やされる光景です。
さて、そんな鳥の巣ですが、見つけたとき、思い巡らせてほしいことがあります。
親鳥の仕事に驚いてほしいのです。
「立派な鳥の巣をよく作ったものだ!」と。
鳥の巣は、枯れ枝や落ち葉などでつくられています。
親鳥が、枯れ枝や落ち葉をかき集めてようやくつくりました。
それはそれは膨大な手間暇があったことでしょう。
実際に枯れ枝や落ち葉を集めて、鳥の巣をつくってみてください。
いかに大変な仕事なのか実感できます。
こつこつ地味な作業の連続で、膨大な時間と労力が必要です。
人間ですらつくるのが大変なのに、鳥はくちばしだけでつくりました。
手作業ならぬ、くちばし作業です。
しかも鳥の巣は、高くて不安定なところにあります。
地上の安定したところでつくるのすら大変なのに、よりによって高くて不安定なところにつくっているのです。
つくっている途中で落ちたら、一からつくり直しです。
おそらく私たちが見ていないところで、何度か「一からやり直し」を経験しているに違いありません。
鳥の巣は、親鳥が時間と労力をかけた仕事の結果なのです。
この事実に気づけば、鳥をばかにできなくなります。
「すごい!」「大したものだ!」と称賛したくなるでしょう。
鳥の巣を見て終わりになりがちですが、それは親鳥が命を削って作った作品です。
素晴らしい工作物です。
親鳥の仕事といい努力といい、感服に値します。
子どものために頑張るのは、人でも鳥でも同じなのです。
鳥の巣を見つけると「自分も頑張ろう!」とパワーをもらえます。
やる気や元気をもらえます。
私たちも鳥に負けていられません。
鳥の巣は、親鳥による血と汗の結晶なのです。
ある不動産会社が、北向きの部屋の借り手がなかなか見つからず困っていました。
不動産業界では、一般的に南向きの部屋が人気です。
南向きの部屋は日当たりが良いので人気がある一方、北向きの部屋は日当たりが悪く、避けられる傾向にあります。
「北向きの部屋の人気を出す、良い方法はないだろうか」
そこで不動産屋は、昨今の事情を逆手に「ある売り文句」を思いつきました。
「地球温暖化の影響もあるので、これからの時代、北向きの部屋がおすすめです」と言ったのです。
すると、あっさり借り手が見つかったのです。
事実、昨今の夏は「暑い」というより「熱い」がしっくりくるようになっています。
日本のどこでも、夏は30度以上が当たり前になっていて、35度以上の猛暑日すら多くなっています。
日当たりが良いとはいえ、夏場の日当たりは強烈すぎることがあります。
なかでも角部屋・南向きの二面遮光となると、強い日差しがダブルで入ってくるため、もはや灼熱地獄です。
長時間のエアコンをつけていると電気代が跳ね上がって家計を圧迫し、熱帯夜ともなれば睡眠にも影響します。
南向きの部屋に引っ越したものの、夏は日当たりが良すぎて後悔するというケースは少なくありません。
そう考えると、あえて南向きの部屋は避け、北向きの部屋に住むという選択も一理あるのです。
ものは言いようですね。
デメリットをメリットとしてうまく表現できればいいのです。
大切なのは「視点」と「言い方」です。
デメリットは、視点を変え、言い方を工夫すると、メリットになることが多いもの。
それは「ものは言いよう」で実現できます。
今あなたが行き詰まっていることも、視点を変えれば、突破口が見いだせるかもしれません。
たまには自分の部屋を逆さまで見てみてください。
方法は簡単です。
シンプルに股からのぞきをするだけです。
天橋立では「股のぞき」が有名です。
上下逆さまになった砂州が、天に舞い上がる竜に見えます。
それと同じことを自分の部屋でもやってみましょう。
見える光景が上下逆になるだけで、こんなにも新鮮に感じられるのかと驚かされるでしょう。
上下が逆になるだけですが、新しい光景を楽しめます。
見慣れているはずの自分の部屋が、新鮮に感じられるのです。
運動神経のある人なら、壁に向かって逆立ちをしてみるのもOKです。
自分の部屋だけでなく、キッチンやリビングでも股のぞきで見てみましょう。
庭を持っている人なら、股のぞきで庭を見てみましょう。
上下逆さまの面白い光景を楽しめます。
これが遊び心です。
子どもがすることだと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
大人でも十分楽しめます。
新鮮な光景は遠くに行かなくても、身近な場所で十分可能なのです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがあります。
幽霊だと思って怖がっていたところ、あらためてよく見ると、実はススキの穂であったという意味です。
「怖がるばかりでは現実がゆがんで見えますよ。実態を確かめてみると、案外平凡なものですよ」ということを諭したことわざです。
このことわざには、元になったとされるネタがあります。
江戸時代の俳人・横井也有の俳文集『鶉衣』にある「化物の正体見たり枯尾花」という句が変形したものとされています。
実態がわからないと、悪い妄想が膨らんで疑心暗鬼になり、普通のススキですら恐ろしい幽霊に見えてしまうのです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざは、不安を感じたときの対処を考えるうえで参考になります。
私たちは得体の知れないものがあると、悪いほうに考える傾向があります。
「良いことがあるかもしれない」と考えることは少ない一方で「悪いことがあるかもしれない」と考えることのほうが多い。
よくわからないものがあると、自分と守ろうとする本能が働いて、ひとまず悪いほうに考えてしまうのです。
しかし、不安を感じたときこそ、目をそらさず、じっくり見ることが大切です。
実態を確かめてみると、意外と平凡なことであることに気づかされます。
典型的な例で言えば、老後の不安です。
メディアでは、老後の不安をあおるような報道がたくさん流れています。
「私の老後も心配だ。大丈夫だろうか」と、どんどん悪いほうに考えてしまいます。
しかし、ただ不安がるではなく、自分の場合、実際老後にどれだけのお金が必要なのか、具体的に計算して見ることが大切です。
老後にかかるお金がわかれば、必要な貯蓄もわかります。
必要な貯蓄がわかれば、逆算思考で今すべきことも見えてきて、どんどん不安が小さくなっていくのです。
準備することがあるなら、今のうちにすべきこと・できることを実行に移します。
どれだけ長生きするのかわからなければ、余裕を持ったプランを立てればいいことです。
複数のパターンが考えられるなら、それぞれのプランを立てればいいだけの話です。
少々手間は増えますが、大したことではありません。
自分一人だけで考えるのが難しいなら、ファイナンシャルプランナーと相談する手もあります。
実際詳しく調べてみると、意外と大した問題ではないことに気づかされることが少なくありません。
「なんだ、たったこれだけのことか」と拍子抜けするのです。
厳しい現実があるとわかったとしても、具体的な数字がわかるだけでも、精神的な負担は軽くなります。
漠然とした不安を抱えたままでは解決しません。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」です。
不安があったとき、目をそらすのではなく、正面から向き合ってじっくり正体を探ってみることが大切です。
原因と解決策がわかれば、不安はあっさり解消されます。
「なんだ、ススキの穂じゃないか」と拍子抜けするのです。
禅の教えに「莫妄想」という言葉があります。
「莫」は「○○してはいけない」という否定を表す言葉です。
つまり「無用な妄想をしてはいけない」という意味です。
禅の世界では過去も未来も存在しません。
そのため将来の不安や心配はすべて妄想であるとされているのです。
私たちは、妄想に時間を費やしては、不安になったり落ち込んだりしがちです。
「もしこうなったらどうしよう。もしああなったらどうしよう」と、つい悪いほうばかり考えてしまう。
どんどん暗い気持ちになってしまい、ため息が止まらなくなるのです。
しかし、妄想をしたところで仕方ありません。
妄想は、あくまで妄想です。
頭の中で繰り広げられているイメージにすぎません。
妄想とは、根拠のないことをあれこれ想像することです。
どんなに想像したところで、まだ現実には起こっていません。
そこに根拠がなければ、単なる勝手な想像ということになります。
妄想ばかりしていると、不安に心が支配されます。
やる気を失ったり、時間と労力の無駄を生んだりして、人生のブレーキとなるのです。
ここで面白いデータを1つご紹介します。
アメリカのミシガン大学が行った研究に興味深い発表があります。
それによると、私たちが抱く心配事の80%は、実際には起こらないとされています。
さらに残りの20%のうち16%は、事前に準備ができていれば、対処可能であることも明らかになっています。
つまり、心配事の96%は、実際には起こらず、取り越し苦労で終わるのです。
あれこれ妄想したところで仕方ないことがわかるのではないでしょうか。
妄想をするのではありません。
計画を立てましょう。
妄想には根拠はありませんが、計画には根拠があります。
そこには具体性があり、実現可能な筋道があります。
妄想をしてばかりでは、余計なストレスに苦しめられ、貴重な時間と労力を浪費するだけです。
妄想する暇があれば、具体的な計画を立てましょう。
逆算思考で先にゴールと期限を決め、それを実現するためのステップを考えます。
海外旅行がしたいなら「いつか海外旅行をしたい」ではなく、具体的な計画を立てます。
マイホームを持ちたいなら「いつかマイホームを持ちたい」ではなく、具体的な計画を立てます。
自分のお店を開きたいなら「自分のお店を開きたい」ではなく、具体的な計画を立てます。
逆算思考できちんと計画を立てれば、今すべきことも見えてきます。
計画を立てると、悪い妄想は消え、明るいイメージが生まれます。
計画があればモチベーションも上がるので、人生を生きるのが楽しみになるのです。
「有名人は楽に大金稼げていいよな」と言う人がいます。
「トーク番組で楽しくしゃべって何百万も稼げるんだからうらやましい。楽な商売だなあ」と。
それは誤解です。
有名人の良い一面しか見ていない考えです。
どんな有名人でも「有名税」があります。
有名税とは、有名であるがゆえに払わなければいけない代償を、税金に見立てていう言葉のことです。
有名税は、世間に広く知られれば知られるほど大きくなります。
有名であるゆえに、自由が制限されます。
どこに行っても好奇の目で見られ、ストレスにさらされることが増えます。
街を歩いていると急に声をかけられ、握手やサインを求められるのです。
時には断りにくい多額の寄付を求められます。
学生時代の知人・友人から、連絡があり「お金を貸してほしい」と面倒なお願いされることもあります。
ファンが多くなればなるほどアンチも増えて、批判されることも多くなります。
どの有名人も、大きな有名税を払っています。
誰もが知っている国民的な有名人であればなおさらです。
有名税を通り越して、実害を受けている有名人も少なくありません。
プライバシーの侵害、SNSによる誹謗中傷、ストーカー被害。
時には週刊誌のネタにされ、事実無根のゴシップ報道に振り回されることもあります。
そもそも大金を稼いでいると言いますが、実際はわかりません。
有名になればなるほど、余計な経費が必要になります。
後輩たちへのおごりが増えたり、セキュリティーの高いマンションに住む必要があったり、その他もろもろの経費が増えたり。
移動は、自家用車でなければ、基本的にタクシーです。
仮にたくさん稼いだとしても、税金でがっぽり持っていかれます。
差し引きトータルで考えると、手元に残るお金はそれほど大きくないこともあります。
有名人の苦労を想像すると、有名人の見る目が変わります。
お茶の間をにぎわせている芸能人は、にこにこしている裏で、多大な有名税を払っています。
「有名人は楽に大金稼げていいよな」と言う人は、一度先入観を取り払い、有名人の苦労を想像してみることです。
有名でいるのも楽ではないことに気づかされるでしょう。
非常に大変な仕事で、なかなか簡単には務まりません。
芸能界は不安定な職業で、5年後・10年後はどうなっているかもわかりません。
そうした有名人の裏の苦労を知ると「有名でいるのも楽ではないなあ」という考え方になるのです。
歩いていると、さまざまなファッションの人に出会います。
時には、個性的なファッションの人に出会うことがあるでしょう。
派手だったり、奇抜だったり、露出が激しかったり。
自分は一度も着たことがない服装です。
ユニークなファッションの人がいるものですね。
そういう人を見たとき「あり得ない」と思うのではありません。
あり得ないは排除の考え方です。
排除の考え方で世の中を見ていると、心は大きくなりません。
視野も世界も広がらないのです。
「世の中にはこういう人もいるんだな」と思うことです。
否定しません。
1つの個性、1つのスタイルとして受け止めます。
ユニークなファッションは、見方を変えれば「個性的」といえます。
それを着ているということは、その人の好みということです。
心が大きくして「自分にはないファッションセンスだなあ。そういうファッションもありだね」と思うだけのこと。
難しいことではありません。
相手のファッションを受け入れれば、視野と世界が広がります。
「多様性」が叫ばれて久しい昨今です。
多様性とは、さまざまな違いを認めていくことです。
「これもありだね。それもありだね。人それぞれだね」です。
自分の好みだけが正解ではありません。
世の中にはいろいろな好みがあることを理解し、受け入れることが大切です。
視野を広げるには海外旅行が良いとされていますが、国内でも視野を広げることは可能です。
個性的なファッションの人を見て「あり得ない」と排除するのではなく「そういうファッションもありだね」と思えばいいのです。
これが人間観察の上手な楽しみ方です。
個性的なファッションの人は、多様性を教えてくれる先生なのです。
失敗を乗り越えるコツは何でしょうか。
それは「失敗を忘れてしまうこと」です。
失敗はショッキングな出来事で悔しい気持ちもあるので、つい何度も思い出すことが多い。
「あんなことをしなければ良かった」「どうしてあのときこうしなかったのだろう」と思います。
これが良くないのです。
思い出すたびに、ため息が出て落ち込んだり、自己嫌悪になって苦しくなったりします。
復習するかのようにわざわざ何度も思い出すから、なかなか失敗を乗り越えられないのです。
もう失敗を思い出すのはやめましょう。
むしろ潔く忘れるのです。
もちろん無条件に忘れるわけではありません。
同じ過ちを繰り返さないよう「反省点」だけチェックして覚えておきましょう。
反省点以外は、きれいさっぱり忘れればOK。
嫌なことはどんどん忘れていいし、むしろ忘れたほうがいいのです。
「そんなことあったっけ?」と思うくらいでちょうどいい。
そうすれば、失敗は簡単に乗り越えられます。
人間には「忘れる」という素晴らしい能力があります。
忘れるのは良くないことと思われがちですが、むしろ逆です。
忘れることは必要な能力です。
人間に必要な能力だから備わっています。
人間の得意技である「忘れる」という能力を、こういうときこそ最大限に活用しなくてはなりません。
忘れさえすれば、再び元気で明るい自分を取り戻せます。
嫌なことはどんどん忘れるのがいちばん。
楽しいことや嬉しいことだけ、しっかり覚えておけばいいのです。
自慢する人がいれば、話を聞いてあげましょう。
あまり聞きたくない話かもしれませんが、大きな心を持つことです。
少し疲れるかもしれませんが、聞くトレーニングと思えばいいのです。
興味を持てば面白く聞けるし、意外と疲れることもありません。
自慢する人は、認めてもらいたいのです。
自尊心を満たされたいだけのこと。
「すごいですね」
「さすがですね」
「知りませんでした」
「そうなんですか」
「勉強になります。私も見習います」
認める言葉をかけてあげると、相手は満足した表情を浮かべます。
あなたも自慢することがあるでしょう。
自慢するのは慎むべきとわかっていても、聞いてほしいことがありますね。
素直に自慢話を聞ける人は、かわいがられます。
上司の自慢話を聞くことは、出世の近道ということもあります。
あまり聞きたくない話かもしれませんが、大きな心を持つことです。
興味を満てば、面白く聞けます。
自慢話の中には、勉強になることもあるのです。
我慢する人がいれば、優しい声をかけてあげましょう。
我慢ばかりは体に毒です。
たまにはブレーキを踏むことも大切です。
我慢のしすぎは、特に頑張り屋さんによく見られる傾向です。
本人も気づかないうちに、我慢ばかりしていて、ストレスをため込んでいることがあります。
「肩の力を抜きましょう」
「ちょっと休みましょう」
「あまり無理をしないでください」
「もう少しペースを落としませんか」
「そろそろコーヒーブレークにしませんか」
あなたの言葉にはっとして、優しい表情を見せてくれるでしょう。
相手と仲良くなるチャンスになります。
仕事をしていると、さまざまな人と出会います。
職場の人だけでなく、取引先や協業先の人など、外部の人とやりとりすることも少なくありません。
あるときふと、自分と同じ趣味の人と出会うことがあるものです。
何気ない雑談の中で、相手は自分と同じ趣味を持っていることがわかりました。
お互い同じ趣味だとわかれば、急に親密感が湧きます。
あたかも出身地が同じであるかのような嬉しさがあるもの。
趣味の話が盛り上がったり、気持ちを共有できたりします。
専門的な言葉やマニアックな話も通じて、うなずいてくれます。
あっという間に意気投合するのです。
話が盛り上がるだけではありません。
フィーリングが合ったり相性の良さが感じられたりして、自然と仲良くなれてしまうこともあるでしょう。
そんな人と出会ったら、チャンスです。
「もしよろしければ、今度ご一緒にどうですか」と声をかけてみてはいかがでしょうか。
仕事ですでに面識があるので、自然に声をかけられます。
相手が年上でも年下でも関係なし。
すんなりOKをもらえるかもしれません。
同じ趣味の人とは、打ち解けやすい傾向があります。
趣味を1人で楽しむのもいいですが、誰かと一緒に楽しむともっと楽しくなります。
連絡先を交換して、一緒に趣味を楽しむ仲になれば、仕事の付き合いだけでなく、プライベートの付き合いもできるようになります。
「大人になってからは友人ができない」と言いますが、それはあくまで傾向にすぎません。
大人になってから友人をつくるなら、共通の趣味から広げるとスムーズです。
仕事で同じ趣味の人と出会ったら、新しい友人をつくれるチャンスなのです。
お金目的で働いているなら、偉業の達成は難しいと思ってください。
古今東西、お金目的で偉業を達成した人はいないからです。
偉業を達した人といえば、偉人です。
偉人と呼ばれる人を思い出してください。
書店に足を運び、偉人の伝記コーナーを見渡してみるといいでしょう。
たとえば、お札の顔にもなっている渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎です。
古いお札であれば、福沢諭吉、樋口一葉、野口英世、新渡戸稲造、夏目漱石がいます。
偉人たちはみな、お金目的で頑張っていたわけではありません。
「お金目的で頑張った結果、偉業を達成できました」という人は1人もいません。
どの偉人も、世のため人のために仕事をした結果、大きな偉業を達成しました。
そこには純粋な社会貢献の志があります。
大きな借金を背負って尽力した人も少なくありません。
偉業に限らず、他の社会的な目的にも通じます。
お金が目的になると、すべてがお金に左右されます。
せっかく大きな夢や志があっても、お金第一になるとお金のほうに流されてしまい、自身の道がぶれます。
周りからの協力が得にくくなったり、仕事のモチベーションが上がりにくくなったりするのです。
もちろんお金を無視すればいいわけではありません。
たしかにお金は大切なものですが、あくまで「偉業を目指すならお金第一という価値観はやめたほうがいい」ということです。
自分は今、お金目的で仕事をしているのだろうか、世のため人のために仕事をしているのだろうかと問いかけてみることです。
偉業を目指すなら、お金のことは忘れ、世のため人のために邁進することが大切です。
部下教育では「お説教の3分ルール」というのがあります。
部下にとってお説教は、強い緊張とストレスがあります。
短い時間でも、体力の消耗が大きく、体感としては長く感じられます。
3分を越えると、部下は長く叱られている印象が強くなります。
がみがみうるさい印象も出てきて、説教の言葉が頭に入ってこなくなります。
部下を余計に落ち込ませることにもなってしまい、良いことはありません。
お説教は「短く叱る」が基本です。
さっと叱って、さっと終わりにするのが良い。
お説教は3分以内に終わらせるのがベストです。
嫌われる上司ほどお説教がだらだら無駄に長くて、好かれる上司ほどお説教が短くて3分ルールが徹底されています。
短く叱ることで大切なことを簡潔に伝えられ、部下を余計に落ち込ませることもなくなるのです。
さて、ここからが本題です。
このお説教の3分ルールは、部下に対してだけではありません。
自分に対しても、3分ルールを徹底しましょう。
うっかりミスや失敗をして、自分を責めることがあるでしょう。
自分へのお説教だからといって長ければいいわけではありません。
部下へのお説教と同様、自分への説教も、3分を超えるとだらだら長い印象を与えます。
だらだら長いと、自分を余計に落ち込ませてしまいます。
過度になると、自己肯定感の低下につながったり、自分のことが嫌いになったりして、プラスよりマイナスのほうが大きくなります。
自分へのお説教も、3分でさっと終わらせるのが良いのです。
落ち込まない人は、3分ルールを徹底しています。
自分にびしっと言い聞かせる代わりに、短く終わらせます。
自分を叱るのは3分までとすれば、不必要に落ち込むことはなくなります。
大切なのは、反省と再発防止です。
反省と再発防止ができれば十分です。
「私が悪かった。次から気をつけよう。今度からこうすればいいね」でいいのです。
自分へのお説教も「短く叱る」を徹底させましょう。
お説教の3分ルールは、部下に対してだけでなく、自分に対しても有効なのです。
久しぶりに同窓会を開きました。
久しぶりにみんなが集まる貴重な機会です。
青春時代をともにした仲間たちと再会できます。
同窓会を開くと、一瞬で「あのころ」にタイムスリップできますね。
久しぶりに昔話に花が咲き、わいわい盛り上がりますね。
そんな貴重な同窓会にもかかわらず、欠席する人がいます。
同窓会は、半分集まればいいほうです。
残念ながらほとんどの同窓会は、半分も集まりません。
同窓会の参加率は低いのが一般的で、おおむね3割と言われています。
時には4分の1だったり、それ以下だったりすることも珍しくありません。
意外と欠席する人が多いことに気づかされます。
「せっかくの機会なのに付き合いが悪いなあ」と思いますが、そうではありません。
同窓会に来られない人にも、事情があるのです。
たとえば、人生に困難を抱えている人の場合です。
不安定な仕事の人、無職で失業中の人、商売で失敗した人、生活に困窮している人、病気療養中の人、家庭トラブルを抱えている人。
人生に困難を抱えている人の場合、同窓会があっても、なかなか出席できません。
同窓会に出席すれば「今どこで何してるの?」「仕事は何をしてるの?」「結婚しているの?」と聞かれるのは確実です。
聞かれたら聞かれたで、良くない話ほどあっという間に広まります。
人生に困難を抱えている人は、心理的な抵抗があってなかなか同窓会に出席できないものです。
一方、逆のパターンもあります。
社会的に大きな成功を果たしている人も、意外と同窓会に来られないものです。
同窓会に出席すると、いろいろ言われます。
根掘り葉掘り聞かれたり、やっかみ半分の皮肉を言われたりする可能性もあります。
社会的に大きな成功を果たすと、生活水準や経済レベルが一般の人と異なるので、話や価値観も合いにくくなります。
面倒は避けたいので、無難に欠席で済ませるケースが多いのです。
また、そのどちらでもなく、普通に仕事が忙しくて出席できない人もいます。
お盆やお正月だからといって、必ず仕事が休みというわけではありません。
お盆やお正月でも仕事が入っていて、同窓会に出席できない人もいます。
出席する予定でも、会社からの急な連絡で、キャンセルせざるをえないときもあるでしょう。
そもそもクラスに仲のいい人がいなくて、出席しない人もいますね。
同窓会に出席できないことにも、いろいろな事情があります。
だから同窓会に来られない人がいても、むっとしないことです。
冷たいというわけでも付き合いが悪いというわけでもないのです。
同窓会では、欠席した人より出席した人に集中しましょう。
わざわざ貴重な時間を割いて出席してくれたのですから、ありがたいことです。
久しぶりに会って、昔話に花を咲かせたり、近状を報告し合ったりしましょう。
あっという間に時間が過ぎて、楽しいひとときを過ごせます。
「デメリットがあるのでやりません」と言う人がいます。
もちろんそれが本人にとって重大なデメリットであれば、やめるのもわかります。
しかし、ささいなデメリットにもかかわらず、それをいちいち気にして、決断・行動を先送りする人がいるのです。
世の中、デメリットがないことは1つもありません。
「デメリットはゼロ。メリット100%」ということはあり得ません。
あるとしたら、詐欺です。
うまい話には必ず裏があります。
「デメリットゼロ。メリット100%」という話があって喜んでほいほいついて行くと、落とし穴にはまるのです。
デメリットはあらゆることにあります。
「1つのデメリットも許さない」という思考になると、何も決められないし、いつまで経っても行動できません。
これは、引っ越しの物件探しのときにもいえる話です。
あらゆる条件にこだわって探そうとしても見つかりません。
「良いところしかない。悪いところは1つもない」という、うまい話の物件はありません。
どんなことにもデメリットがあるし、100%のメリットを求めないことです。
大切なことは、いかにデメリットを許容するかです。
自分にとって小さなデメリットには目をつぶることが必要です。
何かを決断するとき、自分にとって重要な点と、そうでない点を整理しましょう。
頭の中だけで考えるのではなく、きちんと書き出して目に見える形にすると整理しやすくなります。
こだわるのは、どうしても譲れない点だけにして、それ以外は妥協します。
潔くデメリットを受け入れることも時には必要です。
デメリットがあっても、自分にとって痛くもかゆくもないことなら問題はありません。
必要条件さえ満たしているなら、大きな問題はないはずです。
気持ちよくゴーサインを出しましょう。
そうしたトレーニングを積み重ねていくことで、どんどん決断できるし、どんどん行動できるようになるのです。
行動力をつけるにはどうすればいいのでしょうか。
やる気がなくても行動する習慣をつけることです。
行動力がない人は、やる気を出す方法やモチベーションを上げる方法を求めがちです。
それではいけないのです。
やる気が出るのを待っていると、日が暮れます。
やる気が出るまでずっと動かないままになり、何もできません。
どんどん時間が過ぎていくばかりで、何も進展がないまま終わります。
やる気は不安定なものです。
出そうと思って出るなら誰も苦労しません。
出たとしても、長続きするとは限らないし、すぐ消えてしまうことも少なくありません。
そもそも人間は怠け者なので、やる気が出ないときのほうが圧倒的に多いのです。
モチベーションに頼るのも危ないことです。
モチベーションには波があって、高いときもあれば低いときもあります。
モチベーションをコントロールするのは難しいことです。
モチベーションを上げるために何かをするとなると、それだけ行動するのも遅くなります。
ご褒美を用意する方法もありますが、毎回ご褒美を用意していると、経済的な負担がかさみます。
ではどうするか。
やる気がなくても行動する習慣をつけるのです。
「やる気がなくても行動するのが当たり前」という意識でいきましょう。
古い価値観を捨て、新しい価値観をインストールするのです。
ほんの少し意識を変えるだけでいい。
やる気がなくても行動する習慣が身につけば、自然と行動できます。
「やる気がなくても家事をする」「やる気がなくても勉強する」「やる気がなくても仕事をする」という姿勢が大切です。
やるべきことがどんどん片付いていくし、仕事もどんどん前に進みます。
「やる気がないと行動できない」は、錯覚です。
実際は「やる気がなくても行動できる」です。
いざやってみれば、やる気がなくても普通に動けることに気づくでしょう。
けがや病気をしていない健康体なら、難なく動けます。
重い腰は「よっこいしょ」のかけ声があれば上がります。
やる気に頼らないシステムをつくり上げておくことも大切です。
朝起きたら机に向かうことを習慣にすれば、自然と勉強が進みます。
入浴中に本を読んだり、オーディオブックで耳から聞いたりすれば、やる気がなくても普通に勉強ができます。
やる気がなくても行動する習慣をつけば、おのずと行動力がついて、人生の駒が前に進みます。
やる気がないときの合言葉は「やる気がないなあ。さあ、やるか」なのです。
新人で入ったとき、仕事のマニュアルがないことがあります。
マニュアルのない職場も少なくありません。
マニュアルがないと、仕事を覚えるのに苦労します。
簡単なことでも習得に時間がかかります。
マニュアルを毛嫌いする人もいますが、ルールや手順など、仕事の基本を知るうえで大変有用なものです。
いちいち人に聞かなくても、マニュアルをチェックすればいいことです。
右も左もわからない状態でも、マニュアルさえあれば、ある程度まで習得できます。
「マニュアルがないと仕事を覚えにくい」と思うことがあるのではないでしょうか。
しかし、マニュアルがなくてもがっかりしないことです。
それはそれでチャンスだからです。
マニュアルがないなら、自分がつくればいいのです。
先輩からマニュアル作成を依頼されなくても、自分から率先して作成に取り組みます。
「その職場にまだマニュアルがない」ということは「最初にマニュアルを作成した人になるチャンス」といえます。
どの職場でもマニュアル作成は評価されます。
先輩からの指示がなくても、率先して動く人は一目置かれます。
なんでもそうですが、最初に作った人は必ず評価されるのです。
ついでにチェックシートも作成すれば、さらなる評価アップにつながるのは間違いありません。
新規で作成するとはいえ、メモの延長なのでそれほど難しくはないはずです。
自分が取ったメモを、万人向けにアレンジするだけです。
もう少し見やすい形式にして文書化します。
マニュアル作成の過程で復習することにもなるので、自分にとってもしっかり身につくメリットがあります。
マニュアル作成は、人のためだけでなく、自分のためにもなります。
楽しみながらマニュアル作成をすれば、あっという間に出来上がっているのです。
仕事で大きなミスをしてしまいました。
命があるから大丈夫です。
失敗をしたからといって、命まで取られるわけではありません。
ミスをしても、やり直せばいいだけです。
しっかり修正をすれば、上司から一目置かれ、かえって評価が上がることもあります。
こっぴどく叱られました。
命があるから大丈夫です。
叱られたからといって、命まで取られるわけではありません。
ある程度時間がたてば、落ち込みから立ち直り、普段の自分を取り戻せます。
叱られたことをきちんと反省できれば、大きな成長につながります。
大事なものを失ってしまいました。
命があるから大丈夫です。
また新しいものを買えばいいだけです。
同じものがなければ、別のもので代用することもできます。
前より良いものが手に入って、結果オーライということもあるはずです。
友人とけんかをしました。
命があるから大丈夫です。
仲直りすればいいだけです。
仲直りができなかったとしても、それで人生が終わるわけではありません。
ほかにも大勢の人がいて、新しい友人をつくれるチャンスはあります。
病気で入院することになりました。
命があるから大丈夫です。
命に別条がないのなら、大したことはありません。
入院期間が長いなら、人生や生き方について省みる時間にしましょう。
たっぷり読書や映画鑑賞を楽しむのも良いアイデアです。
命があれば何でもできます。
命を失ったらすべて終わりですが、少なくとも命さえあれば、なんとかなります。
時間はあるし、体もあるし、やり直しのチャンスもあります。
太陽は昇ってくるし、いつものように明日がやってきます。
つらいがあって落ち込んだときは「命があるから大丈夫」という一言で立ち直ってください。
はっとわれに返ります。
当たり前のことに気づけます。
大げさに考えていた自分に気づけます。
死ぬこと以外、大したことではありません。
どんなにつらい出来事も、命を失うことと比べたら、ささいなことに過ぎないのです。