ある日、古い友人から集まりの連絡がやってきます。
同窓会の誘いです。
あなたは同窓会に、喜んで出席するタイプでしょうか。
それとも「恥ずかしい」と思い、適当な理由を作って断るタイプでしょうか。
たしかに同窓会に出席するのは「恥ずかしい」と思って当然です。
年を取れば、しみもしわも白髪も増え、老けて見られるのが怖いでしょう。
老けた顔を見られて嬉しい人はいません。
しかし、やはりできるだけ同窓会に出席することをおすすめします。
同窓会は、自分の意思で自由にできるイベントではないからです。
同窓会を開くには、多くの人の都合を合わせることが必要です。
大変ですし、いつでもできることではありません。
ましてやこの先、いつ同窓会があるかわかりません。
もしかしたら、これが最後の同窓会になる可能性もあります。
だからこそ、同窓会の誘いがあれば、恥ずかしい気持ちを押し切って出席してほしいのです。
50代にもなれば、多くの人が風変わりしているでしょう。
学生時代に、モテていた人が、おなかの出た中年になっているかもしれません。
逆に学生時代に平凡だった人が、引き締まった大人になっているかもしれません。
貧乏であったり、お金持ちになっていたりです。
家族を持っていたり、独身のままであったりなど、さまざまです。
そうした変化を楽しむだけでも、出席する意味があります。
勝ち負けなどは気にせず、純粋に「童心に戻る」という意味で出席してみましょう。
久しぶりに会っても、昔の呼び名で呼ばれた瞬間、すぐ昔の関係に戻れます。
タイムスリップした感覚が味わえるのです。