「生産者の顔が見える農産物」があります。
スーパーに行くと「私たちが作りました」という張り紙が貼ってあることがありますね。
名前だけでなく、顔写真も一緒に貼ってあるところも見かけます。
作業服を着た農家の人が笑顔で映っているのが定番です。
生産者の顔が見えると「そうか、この人が作ってくれたんだね」とわかります。
責任を持って作ってくれたことも伝わってきますね。
安心して、おいしくいただけるのです。
では、生産者の顔が見えない食品はどうするか。
自分なりに想像しましょう。
自由なイメージでいいのです。
「こんな人が作ったのかな」とイメージすればいい。
誰が作ったのかはわかりませんが、少なくとも誰かが作ったのは間違いありません。
農作物を育てるのは大変です。
勝手に育つわけではなく、毎日さまざまな世話が必要です。
畑を耕したり、肥料をまいたり、脇芽を取ったり、雑草を刈ったり、虫よけをしたり。
まさに手間暇の連続です。
時には大雨や台風に悩まされます。
そこに農作物があるということは、一生懸命作った人がいるということです。
立派に大きく実っているなら、それだけ大きな手間暇がかかっていて、大切に育てられたと考えられます。
想像であっても、できるだけポジティブなイメージをしてみてください。
心を込めて作っているところを想像します。
「こんな人が作ってくれたのかな。こんなに実っているくらいだから心を込めて作ってくれたに違いない」と。
畑で作業しているところを想像してみるのもよし。
ポジティブにイメージすれば、安心していただけます。
ポジティブなイメージを持てば、農作物をいただくときの味わいも良くなります。
生産者の顔が見えなくても、イメージすることは大切なのです。