失敗を乗り越えるコツは何でしょうか。
それは「失敗を忘れてしまうこと」です。
失敗はショッキングな出来事で悔しい気持ちもあるので、つい何度も思い出すことが多い。
「あんなことをしなければ良かった」「どうしてあのときこうしなかったのだろう」と思います。
これが良くないのです。
思い出すたびに、ため息が出て落ち込んだり、自己嫌悪になって苦しくなったりします。
復習するかのようにわざわざ何度も思い出すから、なかなか失敗を乗り越えられないのです。
もう失敗を思い出すのはやめましょう。
むしろ潔く忘れるのです。
もちろん無条件に忘れるわけではありません。
同じ過ちを繰り返さないよう「反省点」だけチェックして覚えておきましょう。
反省点以外は、きれいさっぱり忘れればOK。
嫌なことはどんどん忘れていいし、むしろ忘れたほうがいいのです。
「そんなことあったっけ?」と思うくらいでちょうどいい。
そうすれば、失敗は簡単に乗り越えられます。
人間には「忘れる」という素晴らしい能力があります。
忘れるのは良くないことと思われがちですが、むしろ逆です。
忘れることは必要な能力です。
人間に必要な能力だから備わっています。
人間の得意技である「忘れる」という能力を、こういうときこそ最大限に活用しなくてはなりません。
忘れさえすれば、再び元気で明るい自分を取り戻せます。
嫌なことはどんどん忘れるのが一番。
楽しいことや嬉しいことだけ、しっかり覚えておけばいいのです。