落ち込んでいる人を励まそうとしても、うまくいかないときがあります。
明るい言葉をかけても、相手に響きません。
相手はほとんど変わらず、落ち込んだまま。
どれだけ明るく励ましても、相手の表情から暗さがなくなりません。
スルーされたり「でも、でも」と否定されたりします。
相手がマイナス思考になっているときは、何を言ってもダメで、励ましが空回りに終わることがあるものですね。
どんな言葉を相手が求めているのかわかりません。
落ち込んでいる人を励ますのは難しいものです。
そういうときは、無理やり励まそうとしないことです。
落ち込んでいるからといって、相手が明るい言葉を望んでいるとは限りません。
励ます言葉が相手の迷惑になっていることもあります。
落ち込んでいるときは、明るい言葉がうるさく聞こえることがあります。
下手な言葉をかけると、相手を刺激してしまい、かえって嫌われる結果となりかねません。
そして、励ますことがうまくいかなくても、自分を責めないことです。
自分の力不足を責めると自己嫌悪に陥ってしまい、今度は励ます側の人が落ち込んでしまうのです。
励まそうとした側が落ち込んでしまっては意味がありません。
励ますがうまくいかなかったら、モードを切り替え、聞くことに専念しましょう。
もう余計なことは言いません。
ひたすら相手の事情を聞くだけにします。
聞くだけでも素晴らしいことです。
相手は自分の内にあるストレスを吐き出せます。
誰でも聞いてほしいときがあるもの。
相手の話を否定せず「うんうん」「なるほど」「そうだったんだね」と相づちを打ちます。
相手は吐くだけ吐き出したら、表情が柔らかくなります。
心が軽くなって、自然と元気になります。
聞くことは最大の励ましなのです。