タクシーに乗って行き先を伝えます。
このとき、ごくまれに運転手から「場所がわからないので教えてもらえますか」と言われることがあります。
まさか逆に質問を受けることになるとは、珍しいパターンです。
こんなとき、丁寧に返せるかどうかです。
「わからないのですか。あなたの仕事でしょ」と言いたくなるところかもしれませんが、ここは大事な場面です。
腹を立てたところで仕方ありません。
いらいらした態度は見せず、丁寧に伝えましょう。
専門家だからといって、何でも知っているとは限りません。
専門家であっても、知らないことがあるものです。
あなたも自分が仕事をしている専門領域であっても、知らないことがあるのではないでしょうか。
特に細かい知識やマニアックな知識を問われると、言葉に詰まるはずです。
あなたがそうであるように、タクシーの運転手も同じです。
専門家であっても、知らないことは当然あります。
カーナビの登場でたいていの場所はわかるようになりましたが、それでも完璧ではありません。
特に最近できたばかりの新しい道やお店は、カーナビに正しく表示されず、対処しきれないことがあります。
むしろ「正直に言ってもらえて良かった」と考えましょう。
知っているふりをされて、変な道をうろうろされても、タクシー料金が跳ね上がって困ります。
場合によっては「別のタクシーに変更する」という選択肢もあります。
タクシーの運転手に「道がわからないので教えてください」と言われても、丁寧になることが大切なのです。