テレビやニュースで、ダブルブッキングのトラブルを目にすることがあります。
ダブルブッキングとは、別々のお客さんから二重に予約を受けてしまうことです。
ネット予約が進んだ現代でも、絶対ないとは言い切れません。
何らかの手違いで、ホテルや飛行機などでまれに起こります。
いざダブルブッキングに直面すると、どきっとします。
「泊まれないかもしれない」「座れないかもしれない」など、いろいろな不安がよぎって焦ります。
なかには腹を立てる人もいます。
「どうしてくれるんだ! 責任を取れ」と怒鳴るのです。
これはNGです。
たしかにトラブルといえばトラブルですが、大きなことではありません。
ダブルブッキングになったからといって、野宿をしなければいけないわけではない。
ホテルや航空会社も悪気があってそうしたわけではありません。
ダブルブッキングをしたからといって、別に命まで取られるわけではありません。
こういうときは、定番の流れがあります。
ホテル側・航空会社側が必ず「代替手段」を用意してくれます。
迷惑をかけたおわびとして、よりグレードの高い部屋や座席に案内されることも少なくありません。
希望の部屋、希望の席ではないかもしれませんが、何らかの方法で確保に努めてくれます。
ホテルや航空会社が全力で確保に努めてくれるので、その案内を大船に乗ったつもりで落ち着いて待てばいいだけです。
仮に部屋や座席の確保が難しい状況だとしても、必ず全額返金されるので安心してください。
そして願わくは「珍しい経験をした」と前向きに考えたい。
ダブルブッキングという言葉は耳にしたことはあっても、実際に経験することはなかなかありません。
世の中、ダブルブッキングを経験したことがない人が大半です。
万一経験をしたら、それはそれで「珍しい経験をした」と前向きに取られることが大切です。
ダブルブッキングになったら、それはそれで楽しみましょう。
少し予定は狂うかもしれませんが「珍しい経験をした」と前向きに捉え、どっしり構えるのがいいのです。
珍しい経験をしたと思えば、それもまた一興です。
必ず面白い話のネタになります。
良くも悪くも、旅行のユニークな思い出なのです。