会話をしているとき、頭に血が上ることがあるでしょう。
思いどおりに会話が進まないと、だんだん感情が高ぶっていき、怒りのボルテージが上がります。
気がつくと、頭に血が上っている自分がいるのです。
頭に血が上ったとき、心がけたいことがあります。
いったん会話を中断してください。
そのまま会話を続けるのは危険です。
口論になります。
余計な一言を言ってしまいます。
相手を傷つける発言をしてしまいます。
頭に血が上ったまま口を開くと、感情に任せた発言となり、ろくなことになりません。
冷静さを失っているため、言葉を選べなくなります。
後になって「あんなことを言うべきではなかった」と後悔するのがオチです。
相手を傷つけてしまい、場合によっては一生の傷をつけてしまうこともあります。
会話がめちゃくちゃになるばかりか、人間関係に亀裂が入ることになりかねません。
後から謝って発言を撤回すればいいだろうと思いますが、単純なことではありません。
発言を撤回しても、発言した事実は変わりません。
相手は許してくれるかもしれませんが、相手が受けた心の傷は残ります。
頭に血が上ったら、いったん会話を中断するのがベストです。
「頭がくらくらしているので、後から改めて話をしましょう」
一言断りを入れたうえで、場を改めましょう。
いったん時間を置いて、落ち着いたうえで話をすれば、冷静な話ができます。
どうしても場を改められないなら「長めのブレイクタイム」を設けてください。
できれば1時間以上は時間を空けたい。
どんなに短くても、30分は時間を空けるようにしましょう。
お手洗いに行ったり、冷たい飲み物を飲んだり、深呼吸を繰り返したりするなどして、落ち着きを取り戻すことに集中しましょう。
冷静になっていれば、言葉を選びながら会話ができます。