「言葉の使い方が間違っています」と腹を立てる人がいます。
そういう人は、言葉の変化を受け入れられないのです。
言葉の意味や使い方は、時代と共に変化します。
たとえば「的を得る」という表現があります。
本来は誤用であり、正しくは「的を射る」ですが、必ずしも間違いとは言えなくなっています。
誤った使い方も、広く使われるようになると、一般的になります。
今では慣用的に使われていて、辞書にも載る言葉となっているのです。
「やばい」という言葉があります。
もともとヤクザの隠語として使われていた表現でしたが、今ではすっかり意味が変わりました。
「困った」「大変」というネガティブな意味もあれば「すごい」「おいしい」「美しい」というポジティブな意味にも使われます。
現在では若い世代を中心によく使われるようになり、もちろん辞書にも掲載されています。
品があるとは言えず、まだまだ注意は必要ですが、今ではすっかり市民権を得た表現となっているのです。
言葉は生き物です。
意味や使い方は、時代と共に変わります。
その変化を受け入れられないと、言葉の小さな誤用が気になってしまい、いらいらしてしまいます。
言葉の変化を受け入れられず、時代に取り残されてしまうことになります。
「間違っている」と言い続けていると「古い人間」とレッテルを貼られ、若い世代から疎まれることにもなりかねません。
「言葉は生き物、変化するもの」ということを理解しておくことが大切です。
言葉の使い方に違和感を覚えることがあっても「意味や使い方が変わってきているね。言葉は生き物だからね」と思えばいいのです。
自然と心が広くなり、前向きに受け入れられます。
「だいたい意味が通じていればいい」という寛大な考え方でいると、気が楽になります。
「言葉は生き物、変化するもの」とわかっていれば、違和感があっても、いらいらしないのです。