あなたには「根に持っていること」はありますか。
昔ばかにされたことを恨んでいたり、昔言われた嫌みに粘着していたり、昔のトラブルを思い出しては怒りがよみがえったり。
根に持っていることがあるなら、さっさと忘れることをおすすめします。
意識が過去に縛られるからです。
時間は前に進んでいます。
私たちはどんどん未来に向かっています。
にもかかわらず、過去のトラブルを根に持っていると、心が重くなって、なかなか明るい気持ちになれません。
思い出すたびに負の感情がよみがえり、精神衛生もよくありません。
前向きに生きにくくなります。
根に持つことは、昔の恨みをいつまでも忘れないということです。
これはなかなか想像以上に疲れる仕事です。
思い出すたびに気力や体力がちびちび削られ、疲れやすさの原因にもなります。
普段は意識していないからといって、無害とは限りません。
意識していなくても、覚えています。
覚え続けることにもコストがかかります。
大きな重りを背負って歩いているようなもの。
やはりこれはこれで余計な消耗が増えるのです。
根に持つことは、体力的にも精神的にもマイナスばかり。
行動の足かせとなり、これから明るく生きる妨げになるのです。
だから根に持つのはもうやめるのです。
昔の恨みは、きれいさっぱり忘れましょう。
「時効」ということにして、忘れてしまうのが一番。
たしかに過去の恨みを忘れるのは苦しいことかもしれませんが、寛容な心と大きな器を持てば十分可能です。
「復讐したい」「嫌がらせをしてやりたい」といった考えがあるなら、それもやめることです。
仕返したところでいいことはありません。
すかっとするのは一時的です。
醜い自分をさらすだけです。
逆に相手から根に持たれる可能性もあり、負の連鎖が始まるのです。
根に持っていることがあれば、今すぐ忘れましょう。
心を軽くするためにも、そして意識を未来に向けるためにも。
過去にとらわれず、未来を向いて、自分の人生に集中するのが一番です。
根に持つことをやめると、新しい自分に生まれ変われます。