公開日:2024年12月14日
執筆者:水口貴博

怒らない人になる30の方法

8

親に勝手に大事なものを処分されても、恨まない、腹を立てない。

親に勝手に大事なものを処分されても、恨まない、腹を立てない。 | 怒らない人になる30の方法

実家にある大事なものを、親が勝手に処分することがあります。

実家を離れて一人暮らしをしていて、久しぶりに帰省をしたとき「それ」がなくなっていることに気づきます。

「あれはどこにやったの?」と親に聞くと「処分したよ」とさらっと言うのです。

そういうときは、絶望感を覚えます。

「何てことをしてくれたんだ!」と憤りを覚えることもあるかもしれません。

貴重なものだったり、昔からこつこつ集めていたものだったり。

時間とお金をかけたものだとなおさらです。

やりきれない思いがするのです。

しかし、親を恨まないことです。

親は悪くありません。

普通に処分をしただけです。

自分にとっては大事なものでも、親から見ると、ごみにしか見えないケースはよくあることです。

ごみだと思ったらから、処分しただけです。

最初は不満いっぱいでいらいらするところですが、冷静になることです。

いつの間にか大事なものが処分されてしまいました。

つらく悲しく絶望感を覚えますが、実際は何でもありません。

命が取られるわけでも大きな借金を背負うわけでもありません。

前向きに考えればいいのです。

「身軽になった」「執着から解放された」「部屋がすっきりした」とポジティブに考えれば「まあいいか」と思えるでしょう。

代わりに親が処分してくれたと思えばいいのです。

「ないと生きていけない」と思っていましたが、気のせいです。

実際になくても意外と生きていることに気づかされます。

ショックはショックですが、健康に影響はありません。

「人生が終わった」と思うかもしれませんが、普通に明日はやってくるし、まだまだ人生は続きます。

なければないで、何とかなるものです。

自分にも非がある

そもそも自分にも非があるといえます。

「処分してはいけない」と親に伝えておかなかったことが原因です。

一人暮らしで実家を離れているなら、親が子どもの部屋を掃除するのは普通のことです。

荷物の処分をすることも十分予想できます。

子どもの持ち物でも、ごみだと判断したものは処分することも考えられたはずです。

責めるなら、親ではなく、自分です。

勝手に処分した親が悪いように思えますが、危機管理意識が低い自分にも、非があるといえます。

保管したいものがあるなら、今後はきちんと親に伝えておきます。

「これは大事なものだから処分しないで」と念押ししておけば、親も理解して、安易に処分することはありません。

口頭だけでも十分安心とは限りません。

口頭で伝えたとしても、失念することが予想されます。

年を取れば、記憶力は低下します。

そのため実家を離れる間は「保管用」「処分厳禁」といった注意書きを貼っておく工夫をしておくと万全です。

仕事でも言えることですが、口頭と文書の両方で伝えておけば、トラブル発生は防げるのです。

怒らない人になる方法(8)
  • 親に大事なものを処分されても、腹を立てない。
キャンセルの連絡があっても、腹を立てない。
お礼の言葉を伝えるのがスマート。

怒らない人になる30の方法

  1. あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。
  2. 「いらいらしない、腹を立てない」という目標を立てるだけで、感情のコントロールがうまくなる。
  3. 喧嘩の原因のほとんどは、ささいなことにすぎない。
  4. 気持ちの切り替え=動きの切り替え。
  5. 敬称が漏れているだけで、腹を立てない。
  6. 頭に血が上ったときは、いったん会話を中断するのがベスト。
  7. 子どもの悩みを聞くとき、軽い聞き方になっていませんか。
  8. 親に勝手に大事なものを処分されても、恨まない、腹を立てない。
  9. キャンセルの連絡があっても、腹を立てない。
    お礼の言葉を伝えるのがスマート。
  10. 怒りを感じるのはいい。
    怒りを爆発させるのがいけない。
  11. ストレスを感じる人とは、距離を置いていい。
  12. 動きが遅い人にいらいらしてはいけない。
    その人にとって普通のペースなのだ。
  13. 仕事ができる人は「条件付きのYES」を身につけている。
  14. 調子が出なくても、しばらく続ける。
    苦しくなっても、しばらく続ける。
  15. 注意されて逆ギレすることほど、見苦しいことはない。
  16. せっかちなのはいい。
    ぴりぴりした雰囲気を出すのがいけないのだ。
  17. 悔し涙を流せるときは、流せるだけ流しておこう。
  18. 旅行中は、できるだけニュースのチェックは控えよう。
  19. いらいらしたときは、蒸しタオルを顔の上に置くだけでいい。
  20. 人のお節介にいらいらしたら「でも、ありがたいことだよね」を続けよう。
  21. せっかく棚からぼた餅が落ちてきても、つかみ取らなければ意味がない。
  22. サボることは、本来の姿に戻ること。
    自然体を回復させる行為。
  23. 「読むための本」にとらわれない。
    「飾るための本」もあっていい。
  24. 「それ、前にも聞いたよ」の一言が、相手を落ち込ませる。
  25. 相手が電話に出てくれなくても、腹を立てない、文句を言わない。
  26. お店を入ってNGを感じたら、すぐ退店してもいい。
  27. 崖だからといって、道が途切れているとは限らない。
  28. おみくじで凶が出たら、喜んでいい。
  29. 列を並んでいて、急いでいる人がいたら、どうするか。
  30. 生産者の顔が見えなくても、イメージすることは大切。

同じカテゴリーの作品

3:59

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION