執筆者:水口貴博

心の安定を保つ30の方法

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「電車は座るもの」と思うから、いらいらする。「電車は立つもの」と思えば、いらいらしない。

「電車は座るもの」と思うから、いらいらする。「電車は立つもの」と思えば、いらいらしない。 | 心の安定を保つ30の方法

いらいらする人は「電車は座るもの」という考え方になっています。

電車に乗るやいなや、すぐ座れる席を探していませんか。

「どこか空いている席はないかな」ときょろきょろ見回します。

席がなければ、残念な気持ちになり、小さなため息をつく。

もちろん座ってゆっくりしたい気持ちはわかります。

へとへとに疲れているときは座って休憩したくなるでしょう。

席が空くやいなや、椅子取りゲームのようにさっと座ろうとしている人も多いのではないでしょうか。

しかし「電車は座るもの」という考え方になっていると、思いどおりにいかなかったとき、ストレスを感じます。

座れる席がなかったり別の人に先を越されたりすると、いらいらしてしまいます。

「ちょうど座ろうとしたいたのに!」と悔しい気持ちになるでしょう。

ぎりぎりアウトが一番悔しい。

トラブルがあったわけでもないのに、不快な気分がになってしまいストレスを感じることになる。

いらいらすると自律神経の乱れを引き起こし、体の調子に悪影響を及ぼしたり疲れを感じやすくなったりするのです。

そこで考え方を変えてみましょう。

電車は「座るもの」から「立つもの」という考え方に切り替えるのです。

「電車は立つもの」と思えば、いらいらすることが減ります。

電車に乗って、きょろきょろ見回すことがなくなります。

空席がなくても、がっかりしたりいらいらしたりすることがなくなります。

「席が空かないかなあ」と念じることもなくなります。

席が空いたとき、椅子取りゲームで競走することもなくなります。

立つことは、ちょっとした運動にもなります。

立っているだけでも筋肉を使い、カロリーも消費します。

たとえば、体重60キロの人の場合、30分ほど立っていると60キロカロリーを消費します。

小さなカロリーかもしれませんが、継続は力です。

これを毎日続ければ、消費カロリーの底上げにつながり、筋肉量の維持やダイエットにも効果的です。

もともと私たち人間は、起立姿勢が基本です。

人類は直立二足歩行することで進化を遂げてきました。

長時間の座位姿勢は死亡リスクを高めるという研究結果も報告されています。

できるだけ起立時間を増やしておくほうが健康的です。

最初から「電車は立つもの」という考え方になれば、いらいらすることがなくなるのです。

立っていれば、じっくり外の景色も楽しめます。

窓から外の景色を眺めていると、リフレッシュやストレス解消に効果的でしょう。

ポスターや車内広告に目を向けると「時代の今」を感じることもできます。

何らかのヒントや気づきが得られ、仕事に役立つアイデアにつながるかもしれません。

電車は「座るもの」より「立つもの」と考えたほうが、心にも体にも健康的です。

「電車は立つもの」という考え方を前提にすれば、いらいらいすることも減るのです。

心の安定を保つ方法(12)
  • 「電車は立つもの」と考える。
冷蔵庫の中は、あなたの自己管理能力を表している。

心の安定を保つ30の方法

  1. 心の安定を保つためには「嫌なものは見ない努力」が大切。
  2. 精神的な時間を作って、心の健康を保とう。
    精神的な時間を大切にすると、仕事も質も向上する。
  3. ワイヤーガラスのような心を持とう。
    ひびは入っても、割れにくい。
  4. わかってもらえなくていらいらするのは「わかってもらえて当然」と思っているから。
  5. 心が不安定になったときは、日光東照宮の三猿を思い出そう。
  6. 「大丈夫、大丈夫」は、心の安定力を上げる魔法の言葉。
  7. 心の安定には、一定の貯蓄が必要。
  8. 支えてくれている人たちを思い出せば、気力が出る。
  9. 美人は、体重より姿勢に力を入れる。
  10. ストレス解消のコツは「逆のことをすること」にある。
  11. 重い病気を持つ人に、軽い人はいない。
  12. 「電車は座るもの」と思うから、いらいらする。
    「電車は立つもの」と思えば、いらいらしない。
  13. 冷蔵庫の中は、あなたの自己管理能力を表している。
  14. 「どうして自分だけが……」と思うから、つらくなる。
    「多くの人が経験していること」と思えば、楽になる。
  15. 光の刺激が強すぎることもある。
    暗い環境が落ち着くときは、無理に部屋の電気をつけなくてもいい。
  16. 怒りや憎しみは、心の猛毒。
    怒りや憎しみの感情があると、病気にかかりやすくなる。
  17. 心の痛みは、活動していれば気にならない。
  18. 絶景写真集は、気軽に旅行気分を味わえる本。
    旅行ができないときは絶景写真集を眺めて、旅行気分だけでも味わおう。
  19. 大きな我慢には気づいても、小さな我慢に気づく人は少ない。
    小さな我慢も、積み重なると大きくなる。
  20. 休まないことを自慢してはいけない。
    皆勤賞は結果であって、目的にしてはいけない。
  21. ひどい言葉を言われたから、心が傷つくのではない。
    ひどい言葉を気にしているから、心が傷つく。
  22. 「気分リセットの儀式」がある人は、ストレスに強くなる。
  23. 疲れるのはいい。
    疲れをためるのがいけない。
  24. 本屋は、あなたの街の元気スタンド。
    落ち込んだときは本屋に駆け込もう。
  25. それはアウトではない。
    アウトに見える、ぎりぎりセーフだ。
  26. 何をやっても気持ちが切り替わらないときは、そのままでいい。
  27. 裏切られたからといって、あなたまで裏切ってはいけない。
    負の連鎖は、あなたのところで止める。
  28. 「言わなくてもわかる」と思うことから、トラブルが始まる。
  29. 元気になれる歌を歌えるようになっておこう。
    いざというとき、心の救いとなる。
  30. 寝る前に1日を頑張った自分をねぎらおう。
    「今日もお疲れさま」

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