いらいらしないためにはどうすればいいのでしょうか。
腹を立てないためにはどうすればいいのでしょうか。
「いらいらしない、腹を立てない」という目標を立てましょう。
達成できるかどうかはいったん脇に置いて、まず目標を立てるのです。
目標のありなしはまったく違います。
目標を立てることは強く意識することです。
強く意識すると、人は変わります。
感情が高ぶったとき、抑止が働くようになります。
「いらいらしない、腹を立てないと目標を立てたんだから、しっかり感情をコントロールしなければ!」と意識します。
ぎりぎりのところでぐっと踏ん張れます。
以前より感情のコントロールがうまくできるようになり、平常心を保てるようになるのです。
もちろん目標を立てても、必ず達成できるわけではありません。
気持ちに余裕がないときは感情のコントロールがうまくいかなくて、いらいらしたり腹を立てたりすることはあるでしょう。
それでも目標を立てる前に比べれば、頻度はぐっと減っているはずです。
ゼロにできなくても、減らせただけでも十分有効といえます。
できれば、きちんと紙に書いておくといいでしょう。
視覚化させることは大事です。
思うだけでは曖昧になったりすぐ忘れたりするので、目に見える形や消えない形にするのが得策です。
書くときは「鉛筆よりペン」「細字より太字」「小さな字より大きな字」の3つのポイントを心がけるとより効果的になります。
書いた紙は、部屋の壁に貼ったりデスクマットの下に挟んだりしておきます。
人に見られたくないなら、手帳・スマホのメモ帳・鍵付きの日記など、プライバシーが守られたところに書いておくといいでしょう。