日常ではいらいらする出来事に遭遇することがあります。
思いどおりにいかなかったとき、ミスや不注意をしたとき、トラブルが発生したとき。
いらいらする出来事があれば、一度立ち止まって振り返ってみてください。
「いらいらすべきでないことにいらいらしていないか」ということです。
あらためて考えると、別に大ごとでも何でもないと気づけることがあります。
ちょっとしたことにもかかわらず自分の中で大げさに捉え、それがいらいらの原因になっていることがあります。
たとえば、うっかりコップを落として割ってしまう場面があるとします。
とても大事にしているコップならいらいらするのもわかりますが、そうでなければ大したことではありません。
また買えばいいことです。
市販されているものなら同じものを購入できるでしょう。
考えようによっては「新しいコップに買い換えるチャンス」とも言えるはずです。
ぎりぎり電車を逃してしまったときも、ストレスを感じやすい場面です。
「あと10秒早ければ間に合ったのに!」と悔しい気持ちになりやすいもの。
時間厳守の大事な場所に向かう電車であればいらいらするのもわかりますが、そうでなければ大したことではありません。
電車を1本逃しただけのことです。
人生に何の影響もないでしょう。
次の電車に乗ればいいだけのこと。
待ち時間には上手に暇つぶしをしながら待てばいいでしょう。
いらいらする出来事があったとき、冷静に出来事を振り返ってみてください。
「いらいらすべきでないことにいらいらしていないか」と自問してみてください。
あらためて考えると、大したことでも何でもないことがあります。
コップを割ってしまおうと、電車を1本逃そうと、人生を左右するほどのトラブルではありません。
あなたのトラブルは、他人から見ると、あなたが思うほどトラブルではありません。
「ちょっと大げさに考えていただけだね」と拍子抜けするでしょう。
小さなことであれば、いらいらするだけ損です。
いらいらする出来事の大半は、思い込みや誇大妄想です。