執筆者:水口貴博

心の汚れを取り除く
30の方法

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本当のプラス思考とは、
そうとしか思えない現実に気づくこと。

本当のプラス思考とは、そうとしか思えない現実に気づくこと。 | 心の汚れを取り除く30の方法

プラス思考になる必要はありません。

「よし! プラス思考だ!」と思い込もうとしている時点で、そもそもの自分の気持ちに反しています。

本当のプラス思考は、思い込むことではなく、そうとしか思えない現実に気づくことです。

ここで本当のプラス思考について、もう一度おさらいをさせてください。

プラス思考について、ほとんどの人がそれた考えを持っているため、基本的なことですがもう一度話をしておく必要があります。

ほとんどの人がプラス思考を「思い込むこと」だと考えています。

特に熱心に自己啓発、自己実現の本を読んでいる人に限って、そうした傾向が見られます。

本当はつらいけれども「楽しいです」と無理やり自分の考えを曲げてしまい、正直な気持ちに反して思い込もうとしているのです。

それはプラス思考ではありません。

プラス思考というお面をかぶっているだけで、本来のあなたの顔ではないのです。

では、本当のプラス思考とはどんなことを言うのでしょうか。

本物のプラス思考とは「そうとしか思えない現実に気づくこと」です。

プラスに思い込むのではなく、そもそもすべてがプラスでしかないのです。

プラス思考に思い込むのではなく、プラスとしか考えられない現実に「気づくこと」です。

「プラス思考になる=気づくこと」と言ってもいいでしょう。

たとえば、掃除はつまらないと感じている人がいるとします。

掃除をすると体力も使うし、面倒であり、つまらないと思います。

しかし、浅く表面的な部分しか見ていないから、そう感じてしまうのです。

奥深い本当の現実は、まったく違います。

掃除をすることで、何か悪くなることでもあるでしょうか。

掃除をすれば、部屋がきれいになり気持ちよくなるだけでなく、お世話になっている服やたんす、机に感謝できます。

よいことしかないのです。

プラスしかないのです。

掃除を積極的に楽しむ人は、そうした真実に気づいています。

疲れる面倒という表面的なことより「自分が気持ちよくなる」「部屋に感謝ができる」という事実に気づいています。

そういう人は思い込んでいないのです。

普通に心から、そう思っているのです。

プラス思考になっているのではなく、プラスとしか考えようのない現実に気づいているのです。

本当のプラス思考は、掃除をすれば自分が気持ちよくなれるという現実に気づいています。

部屋に遊びに来てくれる人も心地よくなれるという当たり前の現実に気づいています。

部屋の掃除をして何か悪いことがあるでしょうか。

いいえ、何も悪いことなどありません。

それはまさにプラスとしか考えようがないのです。

思い込んでいるのではありません。

そうとしか思えない現実に気づいているのです。

「疲れる」「面倒」といった表面的で目先のことしか考えていないため、本当の現実に気づくことができていないのです。

「疲れる」「面倒」「だるい」ということが現実ではありません。

単なる妄想です。

「汚い」「面倒」「疲れる」「だるい」「つらい」といった、大変に浅いところしか見ることができていないのです。

本当の現実を知らず、見ているようで本当は見ることができていません。

行動前の思い込みは、まだ現実に起こっていません。

本当の現実は、自分がよくなり、部屋もよくなり、感謝もできるという「プラスとしか考えようのない現実」があるのです。

真実であり、事実です。

これに気づけるかどうかが、大きなポイントです。

世の中はすべてプラスのことばかりです。

そう考えようとするのではなく、それしかありません。

そういう現実しかないのです。

ただほとんどの人が「面倒」「つらい」「だるい」と目先のことしか考えていないため、マイナスだと思っているのです。

マイナスでネガティブな妄想をわざわざ自分で作り出し、それこそが現実だと思い込んでしまっています。

気づくだけでいいのです。

プラス思考になるとは、本来の現実に気づくことです。

本来の現実は、プラスとしか考えようのないことばかりという事実に気づくだけでいいのです。

心の汚れを取り除く方法(3)
  • プラスとしか考えようのない本当の現実に気づく。
つらい出来事も感謝に気づけば、プラスとしか考えられなくなる。

心の汚れを取り除く30の方法
心の汚れを取り除く30の方法

  1. 心はもともと明るく輝いている。<br>明るい心は、雲を取り除くだけでいい。
    心はもともと明るく輝いている。
    明るい心は、雲を取り除くだけでいい。
  2. プラス思考になってはいけない。
    プラス思考になってはいけない。
  3. 本当のプラス思考とは、そうとしか思えない現実に気づくこと。
    本当のプラス思考とは、そうとしか思えない現実に気づくこと。
  4. つらい出来事も感謝に気づけば、プラスとしか考えられなくなる。
    つらい出来事も感謝に気づけば、プラスとしか考えられなくなる。
  5. 人間は現実に悩むのではない。<br>妄想によって悩むのだ。
    人間は現実に悩むのではない。
    妄想によって悩むのだ。
  6. 悪口を言うと、自分のイメージを下げてしまう。
    悪口を言うと、自分のイメージを下げてしまう。
  7. どうしても言いたい悪口は、ノートに書いてしまえばいい。
    どうしても言いたい悪口は、ノートに書いてしまえばいい。
  8. 心のフィルムをきれいにしないかぎり、映し出される現実は汚れたままになる。
    心のフィルムをきれいにしないかぎり、映し出される現実は汚れたままになる。
  9. 見ている現実の汚れは、あなたの心の汚れが原因。
    見ている現実の汚れは、あなたの心の汚れが原因。
  10. 今に感謝した瞬間、過去の印象は、黒から白になる。
    今に感謝した瞬間、過去の印象は、黒から白になる。
  11. 見栄を張るから、自分らしく生きられなくなる。
    見栄を張るから、自分らしく生きられなくなる。
  12. 今、つらいですか。<br>それなら、今は幸せということです。
    今、つらいですか。
    それなら、今は幸せということです。
  13. 人間がこの世において1から作り出したものなど、1つも存在しない。
    人間がこの世において1から作り出したものなど、1つも存在しない。
  14. 自分は小さくて弱い存在だと気づく。<br>だから強くなれる。
    自分は小さくて弱い存在だと気づく。
    だから強くなれる。
  15. 本当の謙虚とは、自分の素晴らしさを認めること。
    本当の謙虚とは、自分の素晴らしさを認めること。
  16. 親からの愛情は、子どもがもつ愛情の土台になる。
    親からの愛情は、子どもがもつ愛情の土台になる。
  17. 大きな支えほど、支えられていることに気づきにくい。
    大きな支えほど、支えられていることに気づきにくい。
  18. 勝ち負けより、楽しさを意識するほうがいい。
    勝ち負けより、楽しさを意識するほうがいい。
  19. 読書をした後は、行動をしないといけなかった。
    読書をした後は、行動をしないといけなかった。
  20. 行動を変えることで、心を変える。
    行動を変えることで、心を変える。
  21. 心の汚れを取りたければ、言葉の汚れを取ること。
    心の汚れを取りたければ、言葉の汚れを取ること。
  22. 病気、事故、喧嘩は、自然に反している警告。
    病気、事故、喧嘩は、自然に反している警告。
  23. 不安と恐怖は、過去の暗い記憶によって作り出されている妄想。
    不安と恐怖は、過去の暗い記憶によって作り出されている妄想。
  24. わからないときには、シミュレーションをすればいい。
    わからないときには、シミュレーションをすればいい。
  25. 親と離れたほうが、親のことがよくわかる。
    親と離れたほうが、親のことがよくわかる。
  26. 正直にならないと、生活も心も汚れてしまう。
    正直にならないと、生活も心も汚れてしまう。
  27. 気の進まないことをすれば、それだけで心は重くなる。
    気の進まないことをすれば、それだけで心は重くなる。
  28. 他人に気を使うのではなく、親切になればいい。
    他人に気を使うのではなく、親切になればいい。
  29. 反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。
    反抗をするなら、本当の反抗をしなさい。
  30. 自分の勉強こそ、最大の勉強だ。
    自分の勉強こそ、最大の勉強だ。

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