執筆者:水口貴博

心の健康を保つ30の方法

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精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。

精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。 | 心の健康を保つ30の方法

人とぶつからない人間になるためには、2通りの方法があります。

  1. 自分の精神レベルを上げる
  1. 自分の精神レベルを下げる

解決するためには、あなたの精神レベルを上げることです。

なぜ、レベルを下げる方法ではなく、上げる方法で解決するのがいいのかというと、高いレベルほど人が少ないからです。

レベルが上がれば上がるほど、人が少なくなるので、ぶつかる確率が低くなります。

現実の世界では、低いところほどたくさんの障害物があります。

人・自動車・ビル・山など、障害物がたくさんあります。

しかし、高いところほど、障害物が少なくなります。

究極は、宇宙に突き抜けるほど高いレベルまで高く上ることです。

宇宙のような高いレベルまで上がると、無重力状態のようになり、力を入れなくても前に進む世界になります。

あなたの精神レベルも同じです。

精神レベルが低いほど誰かとぶつかりやすくなり、高いほどぶつかりにくくなります。

低いままだといつまで経ってもぶつかりやすい人生になりますが、レベルが高くなればぶつかりにくい人生になります。

精神レベルが高くなると、心が広くなり、相手を許すことができるようになります。

いらいらがなくなります。

ぶつかることがありません。

ぶつかることがないうえに、どんどん自分の人生が切り開けていきます。

では、精神レベルを上げるためには、どうすればいいのでしょうか。

「人間のすべての活動は、愛の活動である」という事実に気づけばいい。

すべての行動は、愛の表れです。

喜怒哀楽は、すべて愛の表現です。

自分を認めてほしいから、相手に言いがかりをつけたり、怒ったり、泣いたりします。

相手が怒っている理由も、愛を表現しているから、一生懸命に怒っているだけです。

自分の意見を押し通そうとするのも、自分のことをわかってほしいという愛の表現。

相手に自分のことをわかってもらえれば、嬉しくなり、喜んだり、笑みがこぼれたりします。

すべての人の活動が、愛の表現であることに気づけば「相手も自分と同じなんだ」と思い、許すことができるようになります。

私たちに、愛のない人はいません。

たとえ、監獄に入れられている悪人でも、悲しければ涙を流します。

彼らにも、愛があるからです。

愛を表現する生活の中で、その仕組みを理解せず、勘違いがあったゆえに、悪事を働いてしまっただけです。

すべての人に愛は内在し、愛し、愛を求める行動をしています。

その活動の中で、時にはぶつかってしまうことがあるということです。

この「愛の仕組み」に気づくことです。

早い時期に気づけば、若くして精神レベルを上げることができます。

しかし、ずっと気づかないままだと、いつまで経っても精神レベルは低いままです。

いつ気づくか、どこで気づくか、です。

なら、今、気づきましょう。

「自分はもっと素晴らしい人生を歩みたい。自分のことを相手にわかってもらいたい」

この本を読んでいることは、心のどこかで、こうした願いがあるからだと思います。

そう思うのは、やはりあなたの中にも愛がある証拠です。

愛したい、愛されたい気持ちがあるからです。

私が今ここで愛のお話をしているのも、私にも愛がある証拠です。

自分のことをわかってもらいたいし、あなたにも素晴らしい人生を送ってもらいたいという愛がお互いにあります。

今ここで共有、共感ができています。

これに気づくと、すべての人が「いい人」に見えてきます。

いえ、実際のところ、すべての人がいい人です。

今まで障害だったと思っていたことは、勘違いだったということに気づきます。

心の健康を保つ方法(8)
  • すべての活動は、愛の表現であることに気づく。
そもそも自分のものなんて、1つもない。

心の健康を保つ30の方法

  1. 健全な精神を保つためには、コントロールの練習が必要。
  2. 他人への迷惑を考えてから行動すれば、ぶつかることはなくなる。
  3. 10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。
  4. お互いのためになる行動をすればいい。
  5. 輝く人とは、発光体になっている人のこと。
  6. 服が汚れたくらいで、大騒ぎをしない。
  7. 同じ精神レベルの人同士が、ぶつかる。
  8. 精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。
  9. そもそも自分のものなんて、1つもない。
  10. 1人の時間を作らないと、自分のことを振り返られない。
  11. 善人より、悪人のほうが救いやすい。
  12. 冗談の1つでも言えば、人間関係が柔らかくなる。
  13. 相手にしてもらいたい態度を、まず自分が先にする。
  14. トラブルは、あなたの耐震性をチェックするテスト。
  15. 体験談ほど、有益な話はない。
  16. 「あの頃はよかった」「あの頃は楽しかった」は、言っても思ってもいけない。
    心の老化を促す魔の言葉。
  17. 人が喜んでくれるから手にしているのか。
    自分が本当に好きだから手にしているのか。
  18. 心のごみは、あるから出てくる。
    出せば消える。
  19. プラスの言葉を使う。
    マイナスの言葉は使わない。
  20. 「何を聞くか、何を目にするか」に気を配ろう。
  21. 考え方をシンプルにすればするほど、ネタがたくさん出る。
  22. 身近な人ほど、近すぎるがゆえに見えなくなり、感謝を忘れがちになる。
  23. 最年少の自慢より、最高齢の自慢をしよう。
  24. 自分探しは、今いる場所で見つける。
  25. かっとなって手をあげる前に、深呼吸をしよう。
  26. 究極の褒め言葉は「拍手」。
  27. 1人になる時間で、自問自答の時間を作ろう。
  28. 他人にした行為は、すべて自分に戻ってくる。
  29. 充実した日々を送るためには、まず全力を尽くすこと。
  30. 心の軸を持たないと、安定した心は保てない。

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