いつ、アイデアを考えていますか。
「暇なときにアイデアを考えよう」
「時間が空いたときにアイデアを考えればいいよね」
「きっといつかアイデアが出るだろう。偶然アイデアが出るまで待っていよう」
アイデア発想という仕事は、軽視される傾向があります。
「アイデア発想」には「遊び」「サボり」「暇つぶし」という印象が伴いやすいせいでしょうか。
優先順位が下げられ「後からしよう」「時間が空いたときにしよう」と後回しにされがちです。
きちんと時間を作って考えている人もいるでしょうが、中には曖昧な取り組み方をしている人も多いのではないでしょうか。
もちろん時間が空いたときに考えるのも悪くありませんが、おそらくスムーズにはいかないでしょう。
私たちは毎日仕事に追われ、忙しい日々を送っています。
多忙の日々を送っている中「たまたま時間ができる」というのは少ない。
あるとき急にアイデアが浮かぶのはまれです。
すぐアイデアが出るのはまれであり、実際のところアイデアを出すには「一定の努力」が必要です。
資料を集めるにも発想に集中するにも、ある程度時間を確保して、積極的になることが必要です。
「また今度にしよう」「時間があるときにしよう」と思っていると、どんどん時間が過ぎるばかり。
「時間が空いたときに考える」という消極的な姿勢では、想像力や発想力も弱くなる。
結果として、アイデア発想がうまくいかないのです。
ここで推奨したい取り組み方があります。
「アイデア発想」という予定を作りましょう。
「アイデア発想」を「1つの仕事」として考えます。
スケジュール帳やカレンダーに「アイデア発想」という予定を入れ、あらかじめアイデアを考える時間を作ります。
そして一度予定を決めたら、きちんと守るようにします。
やる気が出なくても元気がなくても、予定を守るようにします。
たとえば「○○日の15時から16時にアイデア発想に取り組む」という予定を立てたら、きちんと守るようにします。
アイデアが出る・出ないにかかわらず、とにかく予定した時間には、アイデアを考えることに集中します。
アイデア発想を予定にしておけば、具体的に動きやすくなります。
こうすれば、少なくともアイデア発想の機会を作ることができるので、アイデアも出やすくなります。
カレンダーやスケジュール帳に、きちんとした予定として組み込んでおきましょう。
アイデア発想も、れっきとした仕事です。
時間が空いたらアイデアを考えるのではなく、仕事として予定を立てておけば、きちんと実行に移せます。