アイデアを出していくにつれて、だんだんネタが尽きてきます。
最初は普通のアイデアが出てきます。
誰でも思いつくような、平凡で陳腐なアイデアです。
アイデアを出して、出して、出しまくる。
アイデアを出し続けていくと、そのうちネタが尽きてきて、視点や考え方を変えなくてはならなくなります。
視点と考え方を変えると、新しい発想が生まれ、再びネタが出始めます。
ところがしばらくすると、視点や考え方を変えて出したアイデアさえもネタが尽きてくる。
「もうダメだ。これ以上アイデアは出ない。アイデアは出尽くした」
そう思って諦めそうになりますが、ここが正念場です。
諦めたら、もうアイデアは出てこなくなります。
考えるのをやめたら、もうアイデアも出なくなります。
アイデアを振り絞る切り札は何か。
根気なのです。
根気を出して、もう一踏ん張りしてください。
もっと視野を広げてみてください。
さらに視点を変えてみてください。
あらゆる発想を膨らませてください。
ひねった頭を、もう一度ひねりましょう。
もっとばかになりましょう。
もっと子どもに戻りましょう。
もっと遊び心を爆発させましょう。
基本に立ち返り、ゼロベースから考え直してみてください。
アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎません。
「もう出ない」と思っても、根気よく続ければ、必ずアイデアは出ます。
アイデアに打ち止めはありません。
打ち止めと思うから、打ち止めになります。
根気がないなら「根気を鍛えるチャンス」と考えてください。
アイデアを考える機会を通して、どんどん根気を鍛えていけばいい。
「苦しいから嫌だ」と考えるのではなく「苦しいから意味がある」と考えたい。
気力の限界を感じたなら、いったん休憩を入れてから再開しましょう。
休憩は、何度入れてもかまいません。
しっかり睡眠を取って、おいしいものを食べれば、再び気力が湧くようになります。
苦しいですが、踏ん張りましょう。
肉体には限界がありますが、アイデア発想には限界がありません。
諦めず根気よく考え続ければ、アイデアはいくらでも出てきます。
根気を出せば、アイデアは出る。
アイデアを振り絞る切り札は、根気なのです。