アイデアを出すときは、スピードを意識しましょう。
「ゆっくり考えよう」
「少しずつ考えよう」
「時間が空いたときに考えよう」
もちろんゆっくり落ち着いてアイデアを考えるのは悪くありません。
アイデア発想では、リラックスしながら考える方法もあります。
ゆっくり考えたほうがストレスが小さく、気楽に取り組めるでしょう。
秀逸なアイデアを出すには、ゆっくり落ち着いて考えることが必要と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、のろのろスローペースで考えていると、思わぬ落とし穴が待っているでしょう。
のろのろゆっくり考えていると、現実的・常識的な考えから抜け出せなくなるのです。
「非常識に考えたほうがいい」と頭でわかっていても、スローペースでは冷静になりすぎてしまいます。
余裕は大切ですが、余裕がありすぎるのもよくありません。
アイデアを量産しにくくなる上、現実的・常識的な考えにも縛られるため、いいアイデアも出にくくなるのです。
そこで大切なのが「スピード」です。
アイデア発想は、スピードを意識しながら進めていきましょう。
スピードを意識すると、いちいち現実や常識を考えていられなくなります。
「これもアイデアにしてしまえ。とりあえずこれもアイデアにしておこう」
高速道路でスピードを出すと、周りの景色が見えにくくなるのと同じです。
アイデア発想もスピードを出すと、いい意味で現実が見えなくなります。
非常識な考えになり、発想が大胆になり、想像力と発想力に拍車がかかります。
見栄や体裁を気にする暇もなくなります。
「恥ずかしい」と感じる暇もなくなります。
スピードを出せば、アイデアの量産にもつながります。
アイデアの量をこなすから、質も高くなる。
結果として、秀逸なアイデアが生まれやすくなるのです。
アイデアパーソンの特徴の1つは「アイデアを出すスピードが速い」という点です。
アイデアパーソンは、常にスピードを意識しながら仕事をしています。
素早くネタを探し、素早く組み合わせ、素早くアイデアを出します。
アイデアの評価や選別は、後から時間があるときにすればいいこと。
アイデア発想は、スピードを意識しましょう。
1時間に1個のアイデアでは遅い。
1時間に100個というハイペースで、アイデアを出していきましょう。
「そんなにスピードを出せない」と思うかもしれませんが、達成できるかどうかは関係ありません。
スピードを出してアイデアを考える姿勢に意義があります。
無理に思えても、自分の可能性として挑戦してみる価値はあります。
スピードを意識することが、アイデアパーソンになる条件の1つです。