くだらないアイデアが浮かぶことがあります。
くだらないアイデアが浮かんだとき、とっさに否定的な気持ちになることが多いでしょう。
「こんなことはアイデアのうちに入らない」
「役立つわけがない」
「くだらないことを考えてしまった自分が恥ずかしい」
たしかにくだらないアイデアは、価値が低い。
思いついた瞬間、不採用になるのは明らか。
あまりにくだらないアイデアなら、メモ帳に書き留めることさえためらうでしょう。
くだらないアイデアを考えてしまった自分が恥ずかしくなることもあるはずです。
しかし、どんなにくだらないアイデアであっても、きちんと記録に残すことが大切です。
質の高いアイデアを出したいなら、量をこなさなければいけません。
量をこなすには、真面目なアイデアだけでなく、くだらないアイデアも出していかなければなりません。
くだらないアイデアを出す勇気があるからこそ、量をこなせます。
くだらないアイデアと考えることがよくありません。
どんなにくだらないアイデアも、アイデアです。
世の中に、くだらないアイデアは1つもありません。
今はくだらないと感じても、別のタイミングで考えると、感じ方が変わっていることもあります。
自分にとってくだらないと感じても、別の人にとっては価値を感じることもあるでしょう。
くだらないと考えているうちは、まだ常識や固定観念にとらわれている証拠です。
くだらないアイデアを恥じるより、くだらないと考える自分の理解不足を恥じたほうがいいでしょう。
くだらないアイデアとはいえ、後から発展させていけば、価値が出てくることもあります。
くだらないアイデアを出す勇気を出しましょう。
恥をさらすようで、抵抗を感じるかもしれませんが、心理的なプレッシャーを乗り越えることです。
恥を感じたとしても、最初だけです。
くだらないアイデアを1つ出せば、2つ目や3つ目のアイデアも出しやすくなります。
一度くだらないアイデアを出せば「くだらないアイデアを出してもいいよ」と自分を許すことができます。
心理的なプレッシャーが小さくなり、次々アイデアを出しやすくなる。
ブレーンストーミングするときも、自分から率先してくだらないアイデアを出していきましょう。
最初にくだらないアイデアを出せば、他の人は「こんなくだらない内容でもいいのですね」と安心します。
発言しやすい雰囲気になり、ブレーンストーミングが活性化されるのです。
見栄も体裁も忘れましょう。
ばかにされても笑われてもいい。
自分の無知や非常識をさらすつもりで、どんどんくだらないアイデアを出していきましょう。
くだらないアイデアを出すことに快感を覚えましょう。
「こんなくだらないアイデアを考えるなんて、自分は天才かもしれない」と笑っていればいい。
くだらないアイデアを出す勇気があれば、いつか秀逸なアイデアが出るのです。