アイデアを出すツールの1つが、ポストイットです。
いわゆる、のり付き付箋紙です。
ちょっとしたメモを書き留めるのに、ポストイットは便利です。
付箋やメモ用紙の代わりなど、幅広い用途に使えます。
裏に粘着剤が付いているので、壁やボードに貼ることができます。
ポストイットを活用すれば、アイデア発想がスムーズになるでしょう。
このポストイットの選び方で、アイデアの質が変わることが少なくなりません。
選び方は自由ですが、アイデア発想を重視するなら、注意したいポストイットがあります。
それは、小さなポストイットです。
「一言だけ書ければ十分」
「小さいほうが、かさばらなくて便利」
「小さなポストイットのほうがかわいい」
そう思って、小さなポストイットを選ぶこともあるでしょう。
本を読み進めた目印くらいならちょうどいいサイズですが、アイデア発想には少し物足りません。
アイデアは「発展する」という特徴があります。
あるキーワードから関連するキーワードが浮かび、発展していきます。
キーワードからキーフレーズに発展することも少なくありません。
追加でメモを書き加えたいとき、小さいポストイットでは余白が足りません。
もう1枚ポストイットを取り出せばいいのですが、小さな手間が心理的な抵抗に変わります。
「ポストイットを取り出すのが面倒くさい」「いちいち書き加えなくてもいいか」と、無意識に遠慮しやすくなる。
余白がないとメモを書き加えにくいため、アイデアの発展させにくくなるのです。
後からメモを書き加える可能性を考えると、最低限の大きさがあったほうが便利です。
特にこだわりがなければ、大きめのポストイットを選ぶほうがいいでしょう。
ポストイットに余白があれば、メモを書き加えやすくなります。
「まだ書ける」という余裕があると、心にも余裕ができ、メモを書き留めやすくなります。
瞬間的に浮かんだアイデアを書き加えやすくなります。
キーワードからキーフレーズに発展させることもできます。
簡単な絵や図を書き加えることもできます。
結果として、アイデアを発展させやすくなります。
ポストイットの種類に迷ったら「正方形75ミリ」が無難です。
小さすぎず大きすぎず、手のひらにちょうど収まるサイズです。
正方形75ミリのポストイットなら、最低限の大きさがあるため、後から書き加えることができます。
ポストイットの選び方で、アイデアの成り行きも変わるのです。