芸術とは何か。
芸術とは、自分を表現する手段です。
自分はどんな人間であり、何を訴えたいのか。
「クリエイティブな力」
そう聞いたとき「身につける」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん「クリエイティブな力が身につく」という表現が間違っているわけではありません。
クリエイティブな力は、身につけるものではありません。
引き出すものです。
すでに自分の中には、クリエイティブな力が眠っています。
クリエイティブな人になるために、まずしておきたいこと。
それは、決意です。
「クリエイティブな人になる」と決意をしましょう。
クリエイティブな人になるために、注意したいことの1つ。
それが「同じパターンの繰り返し」です。
同じパターンの繰り返しなら、慣れているので安心です。
発想したアイデアを褒められるとは限りません。
自分では「名案」と思っていても、周りの反応はいまいち。
時には批判されることも少なくありません。
「質と量のどちらが大切か」
そう聞かれたとき、あなたはどちらを選びますか。
質と量があれば、私たちは質を重視することが多いのではないでしょうか。
作品の質を高めるには、量が必要です。
最初から質を求めようとしても、なかなかうまくいかないでしょう。
まったく経験のない人が、本番でいきなり高い質を発揮することはありません。
クリエイティブな人になるためには、価値観の多様性を大事にしましょう。
きっとあなたには、大切にしている価値観があるでしょう。
「自分にとってこれが大切」と宣言できることがあるでしょう。
私たちの社会は「理屈」によって成り立っています。
理屈とは、きちんとつじつまが合っているということです。
規則も約束も信条も、理屈があるからこそ成り立っています。
クリエイティブでまず大切なのは、観察力です。
観察力とは「物事の状態や変化を客観的に注意深く見る力」のことをいいます。
対象の様子をじっくり見ることで理解します。
観察力と洞察力。
どちらも「対象をよく見て理解する」という点は同じです。
「観察力より洞察力のほうが重要そう」
クリエイティブな仕事に必要なポイントの1つ。
それは「集中力」です。
あなたはどのくらい集中力を大切にしていますか。
クリエイティブな人になりたいなら、一流作品に触れることが大切です。
一流とは、手本であり、憧れであり、目指すべき方向です。
一流作品をつくりたいなら、まず一流作品について知らなければ始まりません。
クリエイティブな人になるには「失敗に対する姿勢」が大切です。
失敗を避ける姿勢ではありません。
失敗を受け入れる姿勢です。
クリエイティブな人になるためには、意見の固執に注意しましょう。
もちろん自分の意見を持つことは大切です。
ころころ意見を変えていると、周りから「主体性がない」「流されやすい」と判断されるでしょう。
クリエイティブな仕事をするとき「遊び心」が大切です。
難しいこと・堅苦しいことは考えず、楽しいこと・面白いことに集中します。
遊び心を大切にすると、心が開放的な状態になります。
あなたにはどんな個性がありますか。
「気分屋」「神経質」「完璧主義」といった性格上の個性があるでしょう。
「くせ毛」「乾燥肌」「老け顔」といった外見上の個性もあるでしょう。
クリエイティブな人になるために注意したいこと。
それは「みんなと同じ」です
もちろんみんなと同じことをするのが悪いわけではありません。
クリエイティブな人になりたいなら、禁句にしたい発言があります。
それは、批判と悪口です。
時に批判や悪口を言いたくなる場面があるでしょう。
クリエイティブなセンスを磨きたいなら、褒める習慣を心がけましょう。
褒めるためには、いいところを探さなければいけません。
褒めることは、高く評価することだけでなく、自分の感性を高めることにもつながります。
クリエイティブな人になるためには、2つの要素が大切です。
「知識」と「経験」です。
知識も経験も、クリエイティブの土台です。
アイデアは、流れ星に似ています。
あるとき急に現れては、さっと消えます。
前兆も何もなく、突然頭に浮かんだと思えば、次の瞬間、どこかへ消えます。
創作芸術活動では、時に問題が発生します。
「時間やお金が足りない」
「道具が壊れてしまった」
仕事をする場所と言えば、どこを思い浮かべますか。
普通に考えるなら「職場」が一般的でしょう。
ビルの中にある、決められた一室で仕事をすることが多いはずです。
クリエイティブな人になるなら、数字に強くなる必要はあるのでしょうか。
結論から言うと、数字に強くなる必要はありません。
まず数字は大切です。
クリエイティブな人になりたいなら、問題に取りかかりましょう。
問題を解く側になるのではありません。
問題をつくる側になるのです。
クリエイティブな人になりたいなら「夢」が大切です。
夢を持ち、追いかける人になりましょう。
夢の話になると、否定的な反応をする人がいます。
作品ができたらどうするか。
ここがクリエイティブの分かれ道です。
作った作品に納得できない部分があると、発表をためらうことがあります。
現状に満足していませんか。
1つの表現方法にこだわっていませんか。
たしかに慣れた表現方法には、実績と安定感があるでしょう。
芸術とは何か。
芸術とは、自分を表現する手段です。
自分はどんな人間であり、何を訴えたいのか。
どんな感性を持っていて、どんな世界観で生きているのか。
どんな生き方をしていて、どんな使命を果たしたいのか。
自己表現の手段こそ「芸術」です。
そして自己表現の成果物が「作品」です。
作品を通して、自分を表現していきましょう。
あなたには、主張したいことや表現したいことがあるでしょう。
頭の中にある世界を表現したくて、うずうずしているでしょう。
ストレスや不平不満など、爆発させたいこともあるかもしれません。
それらすべてを、作品を通して自己表現をすることです。
芸術を自己表現の手段とすることで、創作意欲に火がつきます。
芸術とは素晴らしい。
人の命は短いですが、作品の命は永遠です。
作品は、あなたが死んだ後も残り続けます。
破壊や処分されることさえなければ、永遠に残り続けます。
創作活動は、もう1人の自分をつくるのと同じこと。
だから芸術は素晴らしい。
芸術ほど素晴らしい自己表現の手段はありません。
あなたはどんな人間ですか。
どんな価値観を持っていて、どんな世界観で生きていて、何を主張したいですか。
作品を通して自分を表現しましょう。
どう表現するかは、あなたの自由です。
作品に、あなたの命を吹き込みましょう。
あなたの魅力をたっぷり表現した作品は、きっと魅力的な作品になるに違いありません。
作品とは、もう1人の自分なのです。
「クリエイティブな力」
そう聞いたとき「身につける」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん「クリエイティブな力が身につく」という表現が間違っているわけではありません。
本を読んで知識を吸収すれば、視野や価値観が広がります。
経験を増やすことで、価値観や世界観が広がるでしょう。
人と出会うことで、新しい考え方や生き方を学ぶこともあるでしょう。
一流作品に触れることで、デザイン・表現方法など、学べることもあるはずです。
アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせです。
外部から刺激を吸収することで、新しい組み合わせが起こりやすくなります。
想像力や発想力が豊かになり、クリエイティブな力を身につけることができます。
しかし、クリエイティブの本質は、そこではないのです。
クリエイティブな力は、いかに身につけるかではありません。
いかに引き出すかです。
もともと自分の中に眠っている力を、どれだけ呼び覚まし、発揮できるかです。
あなたの中には、すでにクリエイティブな力が眠っています。
幼少期を思い出してください。
あなたは子どもの頃、自由な想像や発想を爆発させていたことでしょう。
空に浮かぶ雲を見て「綿菓子」と思っていたでしょう。
テレビの中に人が入っていると信じていた時期があったことでしょう。
サンタクロースの存在を本気で信じていて、煙突から入ってくる様子を想像していたはずです。
ところが世の中を知るにつれて、だんだん想像力・発想力が弱くなっていきました。
現実を知るにつれて、夢を見ることが少なくなり、現実的なことばかり考えてしまうようになりました。
知識・常識・分別が思考の足かせになり、クリエイティブな力が発揮しにくくなっています。
つまり、クリエイティブな力が封印されている状態なのです。
あなたの中にある、発想の自由を引き出してください。
子ども心を思い出し、昔のような自由な発想を取り戻しましょう。
クリエイティブな人になるためには、柔らかい頭が大切です。
柔らかい頭を取り戻せば、クリエイティブな力を引き出しやすくなります。
いったん現実を忘れることで、想像力や発想力を働かせやすくなります。
どうか自分の力を信じてください。
想像力も発想力も限界がありません。
クリエイティブな力は、身につけるものではなく、引き出すものなのです。
クリエイティブな力は、身につけるものではありません。
引き出すものです。
すでに自分の中には、クリエイティブな力が眠っています。
クリエイティブな力を引き出すことで、うまく発揮できるようになります。
では、クリエイティブな力を引き出すにはどうすればいいのか。
最も大切なポイントは「自然体」です。
気負ったり身構えたりせず、素直な自分をさらけ出します。
私たちは普段、さまざまな思惑を持ちながら生きています。
「恥ずかしいところは見られたくない」
「少しでもかっこよく見られたい」
「できるだけ常識的に振る舞わなければいけない」
「大人らしく振る舞わなければいけない」
「人として立派な行動をしなければいけない」
体裁を考えて強がったり、プライドを守ろうと意地を張ったりしているもの。
もちろん常識的な振る舞いですが、気負ったり身構えたりしていると、本来の自分を見失ってしまいます。
自分を演じているような気持ちになり、操り人形のような生き方になってしまうでしょう。
ますますクリエイティブな力が封印され、堅苦しい考えや真面目な行動しかできなくなっているのです。
だからこそ、自然体が大切です。
クリエイティブな人になるためには、自然体を心がけましょう。
自分に対して正直になるということです。
やりたいことは、やる。
やりたくないことは、やらない。
好きなことは「好き」と主張する。
楽しいときにはきちんと笑い、悲しいときにはきちんと泣きます。
周りが「つまらない」と言っていても、自分は面白く感じたなら、素直に「面白い」と答えます。
周りが「やめたほうがいい」と忠告してきても、自分がわくわくしたなら、素直に取り組んでみます。
自然体になることで、認知のゆがみが修整され、ありのままの自分を表現しやすくなります。
「すでに自分は自然体で生きている」と思っていても、実際はわかりません。
自分でも気づかないうちに、見栄を張ったり体裁を考えたりしていることが少なくありません。
「天然だね」と笑われてもいいのです。
天然と笑われたとしても、自然体でいるほうがはるかに重要です。
自然体を意識すると、自由な考え方がしやすくなるため、クリエイティブな力を引き出しやすくなります。
プライドを守ることも大切ですが、つまらないプライドなら、さっさと捨ててしまいましょう。
できるだけ心を縛るものを減らすことで、心が軽くなります。
自然体を意識することで、本来持っている力が発揮できるようになります。
自由自在に生きることができるようになります。
さあ、今から自然体を意識しましょう。
周りに流されず、自分らしさに集中しましょう。
見栄を張るのをやめ、体裁も無視して、つまらないプライドも捨てます。
自然体がいちばんです。
100%自然体になるのは難しいですが、少しでも自然体になるよう心がけましょう。
自然体を意識すると、クリエイティブな力が引き出されるのです。
クリエイティブな人になるために、まずしておきたいこと。
それは、決意です。
「クリエイティブな人になる」と決意をしましょう。
クリエイティブな人になるためには、まず決意が大切です。
もちろん意識をしなくても、自然とクリエイティブな人になれることもあります。
世の中には「クリエイティブの塊」のような人がいます。
「創作せずにはいられない」「クリエイティブにならずにはいられない」という人がいるのも事実。
生まれつき個性が強く、独創的な考えを持っている人なら、決意がなくても実現できるでしょう。
もともと感性で生きている人なら、直感を大切にしたりユニークに考えたりするのは当たり前と思うはずです。
しかし、普通の人がクリエイティブな力を引き出すには、やはり意識が必要です。
クリエイティブな人になるためには、特別な習慣を心がけることになります。
たとえば「理屈より感性を大切にする」「質より量を意識する」「個性を大事にする」です。
また、クリエイティブな人になろうとすると、普通の人と違った思考や行動が多くなります。
笑われたり批判されたりすることも少なくありません。
クリエイティブな人になる決意がないと、自信を失い、すぐ心が折れてしまうでしょう。
自分の信条や生き方を貫くためにも「クリエイティブな人になる」という決意が大切です。
決意をする・しないは違います。
決意をすることで、潜在的な能力が目覚めます。
「クリエイティブになる!」という意識が眠っている才能を呼び起こし、発揮できるようになります。
「クリエイティブな人になる」という決意があるからこそ、ユニークな思考や行動を、堂々とできるようになります。
明確な決意は、生き方・考え方を明確にします。
たとえ批判されることがあっても、諦めず、意志を貫けるのです。
さあ、クリエイティブな人になると決意しましょう。
心で思うだけより、紙に書いたほうがさらに効果が高まります。
決意した瞬間から、あなたは変わります。
心のストッパーが外れ、豊かな感性を表現しやすくなります。
潜在的な能力が目覚め、クリエイティブな力が発揮しやすくなるのです。
クリエイティブな人になるために、注意したいことの1つ。
それが「同じパターンの繰り返し」です。
同じパターンの繰り返しなら、慣れているので安心です。
比較的小さなストレスで済み、気楽な気持ちで取り組めるでしょう。
パターン化されているので、ミスも失敗も少なくて済むでしょう。
しかし、同じパターンを繰り返しているだけでは、クリエイティブにはなれません。
同じパターンを繰り返してばかりいると、刺激が単調になります。
最初は新鮮だった刺激も、慣れてしまえば、普通になります。
緊張も興奮も感動もなくなります。
ほとんど頭を使わなくなり、ぼうっとしながら仕事をすることになるでしょう。
マンネリになると、クリエイティブを高めるどころか、下げることもあります。
同じパターンの繰り返しばかりでは、クリエイティブな人になれないのです。
クリエイティブな人になりたいなら、できるだけ新しいパターンを求めるようにしましょう。
常に新しい刺激と経験を求める姿勢が大切です。
新しいパターンを通して新鮮な刺激を増やすことで、自分の視野や価値観を広げていけます。
同じパターンを繰り返さなければいけないなら、できる範囲でアレンジを加え、変化をつくりましょう。
差し支えない範囲で、手段や手順を少し変えるだけでも違います。
外食をするときも、同じレストランばかり行くのではなく、いろいろなレストランに行ってみましょう。
恥ずかしい気持ちがあるなら、冒険をするつもりになれば、勇気が出やすくなるでしょう。
新しいレストランには、新しい刺激や出会いが待っていて、クリエイティブを刺激します。
同じ服ばかり着るのではなく、たまには違った服を着てみましょう。
新しい自分を発見するつもりになれば、勇気も出るでしょう。
最初は違和感があってぎこちないかもしれませんが、新鮮な刺激を楽しめます。
慣れてくれば、意外と似合うかもしれません。
同じ仕事の方法だけでなく、できるだけいろいろな仕事の方法を試してみます。
100%変える必要はありません。
たった1%変えるだけでも、変化を楽しめます。
余裕があれば、自分から新しい仕事に挑戦してみましょう。
「自分の成長のため」と思えば、勇気も出るはずです。
いきなり難しい仕事ではなく、少し頑張ればできそうな仕事から挑戦するといいでしょう。
同じパターンを繰り返さなくてはいけないときもありますが、できるだけ新しいパターンを求め、変化をつくっていきましょう。
毎日新しいパターンを繰り返せば、1年で365パターンを試せることになります。
毎日新しいパターンに取り組めば、新鮮な毎日を送れます。
気づけば、クリエイティブな発想がしやすくなっているはずです。
発想したアイデアを褒められるとは限りません。
自分では「名案」と思っていても、周りの反応はいまいち。
時には批判されることも少なくありません。
「あり得ない発想だね」
「くだらないアイデアだ」
「うまくいくわけがない」
「失敗するに決まっている」
「本当に実現すると思っているの?」
ストレートに厳しい一言を言われると、気持ちが落ち込みます。
批判する人は、博識で賢くて、世の中のこともわかっているのでしょう。
知識と分別のある常識人なのでしょう。
たしかに常識人なら、アイデアを聞いたとき、瞬時に現実性・実現性を判断できます。
常識人は、知識や分別を武器にして、あれこれ批判してきます。
「夢から目を覚ませ!」「現実を見ろ!」と言われているように聞こえます。
批判の声を聞いているうちに、だんだんアイデアや作品に自信がなくなってくるかもしれません。
しかし、批判されたときこそ正念場です。
批判の声を聞いていると、現実に引き戻され、想像力・発想力の幅が制限されます。
常識やルールにとらわれていると、アイデアは出せません。
アイデアを出すためには、常識や先入観にとらわれず、発想する必要があります。
アイデアは、いかに常識から外れた発想ができるかの勝負です。
真面目で現実的なアイデアだけでなく、不真面目で非現実的なアイデアも大切です。
アイデアを出していくにつれて、周りの人から批判されることが増えるのも普通のこと。
真面目に批判を受け止める必要はありません。
批判におじけづいて、やめたり諦めたりすると、発想力を爆発させることができません。
批判の声を聞いているかぎり、クリエイティブな人にはなれないのです。
批判の声は無視しましょう。
「言いたいように言えばいいさ」と、軽くあしらうくらいでいい。
むしろ批判は「褒め言葉」として受け止めるのが得策です。
アイデアを批判されたら、ユニークな視点を褒められているのと同じこと。
「斬新ですね」「ユニークだね」「素晴らしい発想ですね」という褒め言葉と同じ意味です。
つまらないアイデアに思えても、別の人にとっては面白いアイデアに感じるかもしれません。
ばかばかしいアイデアでも、少し工夫を加えることで、素晴らしいアイデアになることもあるでしょう。
クリエイティブは、批判されて上等です。
批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていけるのです。
「質と量のどちらが大切か」
そう聞かれたとき、あなたはどちらを選びますか。
質と量があれば、私たちは質を重視することが多いのではないでしょうか。
たしかにクリエイティブの最終目標は、質です。
質の低い作品は、100あろうと1000あろうと注目されません。
質の低いものは、いくら量があったところで無意味。
あまりに質が低いと「存在価値がない」と判断されても不思議ではないでしょう。
作品をつくるなら、量より質を重視するのが正しいと思うのではないでしょうか。
しかし、クリエイティブな人になりたいなら、まず質より量を重視するのが正解です。
質は、量があってこそ成り立つ要素だからです。
最初から質を求めようとしても、なかなか思うようにいかないでしょう。
高い質を実現するためには、慣れと経験が必要です。
慣れと経験を得るためには、量をこなす必要があります。
勉強でもスポーツでも、まず大量の練習をこなす必要があります。
勉強なら、大量の問題を解きます。
スポーツなら、大量の練習をこなします。
量をこなすからこそしっかり身につき、しっかり身につくから上達できます。
これは芸術でも同じことです。
たくさん作品をつくって量をこなすからこそ、慣れや経験を得ることができ、質の向上につながります。
つまり、量は質に転化するのです。
これを「量質転化の法則」と呼びます。
質は、量からしか生まれません。
量をこなすことは、質を高めるために必要な通過点です。
優れた芸術家は、多作家が目立ちます。
パブロ・ピカソは、多作家として有名です。
版画・挿絵・油絵などすべてを含めると、生涯で15万点以上の作品を描きました。
ピカソは92歳でなくなりましたが、画家として活動を始めた時期を考慮すると、1日あたり4点前後のハイペースです。
漫画家の手塚治氏が生涯で生み出した作品は、700以上に上ります。
枚数で計算すると、15万枚以上であり、まさしく大量です。
ドイツの詩人ゲーテには、シャルロッテという恋人がいました。
ゲーテが彼女に送ったラブレターの数も、なんと1,800枚。
これだけ大量のラブレターを書く経験があったからこそ、詩人としての才能を発揮できたのでしょう。
現在活躍している芸術家たちも、その多くは多作家です。
クリエイティブだから、量をこなせるのではありません。
量をこなすから、クリエイティブになれるのです。
質の心配をする暇があるなら、1つでも多くの作品をつくることです。
もちろんやみくもに量をこなすのではなく、真剣に量をこなすことが大切です。
つくって、つくって、つくりまくる。
作品に自信がないなら、自信がないなりに量をこなしましょう。
量をこなせば、何か見つかります。
真剣に量をこなせば、必然的に質も向上します。
量は質に転化するのです。
作品の質を高めるには、量が必要です。
最初から質を求めようとしても、なかなかうまくいかないでしょう。
まったく経験のない人が、本番でいきなり高い質を発揮することはありません。
未経験者がコンテストに投稿して、いきなり最優秀賞を獲得するようなもの。
非現実的な話であり、あり得ません。
最初からうまくできる人はいません。
まったく経験がなければ、誰でも最初は下手や未熟から始まります。
質を高めるには、まず量をこなすことが必要です。
量は質に転化します。
膨大な量をこなすことで、慣れやコツをつかむことができ、質に転化するのです。
では、量をこなすにはどうすればいいか。
スピードなのです。
量をこなすには、スピードが必要です。
「ゆっくりつくろう」と思うこともあるでしょう。
もちろんゆっくり丁寧に作品をつくっていくことも大切ですが、遅すぎるのは良くありません。
いくら丁寧に仕上げても、あまりにペースが遅いと、量をこなしたくてもこなせません。
のんびりしていると、競争相手に追い抜かれるでしょう。
時代や流行が変わってしまうかもしれません。
そのため量をこなすには、スピードが大切です。
もちろん無謀なスピードを出す必要はありません。
「マイペースの範囲で最大のスピードを出す」ということです。
「ゆっくり急ぐ」と言い換えることもできます。
マイペースの範囲でスピードを出せば、冷静な思考を維持できます。
理性と自制心を保てます。
スピードを出すから量をこなせ、量をこなすから質が上がります。
一流の芸術家には、必ずスピードがあります。
作家、画家、漫画家、音楽家、陶芸家。
ジャンルは違っても、実力の高い芸術家にはスピードが定番です。
クリエイティブだから、スピードがあるのではありません。
スピードがあるから、クリエイティブになれたのです。
もともとせっかちな人なら、スピードがあるので、クリエイティブに向いていると言えるでしょう。
「自分の作品は質が低い」と嘆く暇があるなら、まずスピードを意識して量をこなしましょう。
スピードを出すと、運を引き寄せる力も向上します。
スピードを出すと「熱意」「意欲」が出てくるため、人や運を引きつけるようになるのです。
創作活動を生活の一部にしましょう。
生活の一部にすれば、自動的にスピードが出て、量もこなせるようになります。
スピード、スピード、またスピード。
周りから「スピードがありますね」と言われるくらい、スピードを出しましょう。
スピードが量につながり、量が質に転化するのです。
クリエイティブな人になるためには、価値観の多様性を大事にしましょう。
きっとあなたには、大切にしている価値観があるでしょう。
「自分にとってこれが大切」と宣言できることがあるでしょう。
価値観とは、何に価値を認めるかという考え方のことをいいます。
美学であり、こだわりであり、評価基準です。
長く生きるにつれて、自分の特性がはっきりしてきて、価値観も定着していきます。
もちろん価値観を持つことは大切です。
むしろ芸術家やクリエイターにとって必要不可欠の要素。
価値観は軸です。
価値観という軸があるからこそ、周りに流されず、自分らしい仕事ができます。
自分の持ち味になり、自分の個性を発揮できます。
価値観は、クリエイティブな仕事をするうえで欠かせません。
しかし、価値観を大切にするのはいいですが、1つの価値観にこだわるのは要注意です。
1つの価値観にとらわれると、視野・見識・世界観が制限されます。
想像や発想を狭めることになり、クリエイティブな力を制限させてしまいます。
価値観の多様性を否定することは、可能性を広げるチャンスをなくすことと同じです。
結果として、クリエイティブに悪影響をもたらすのです。
さまざまな価値観を取り入れていきましょう。
自分の価値観を捨てるわけではありません。
自分の価値観を大事にしつつ、ほかの価値観も取り入れていくということです。
できるだけ大きな心を意識して、さまざまな価値観を受け入れるようにしましょう。
価値観を吸収すればするほど、視野・見識・世界観がどんどん広がります。
「相手の考えは間違っている」と思ったとしても、ぐっとこらえたい。
新しい価値観と接したとき「賛成できない」と拒むのではなく「そういう考え方もあるね」と受け入れるようにします。
違和感があったとしても、否定するのではなく、いったん受け入れるようにしたい。
否定も肯定もしなくていいので、ひとまず受け入れてみる姿勢が大切です。
価値観を受け入れるにつれて、頭も柔らかくなります。
物事の考え方は、1つではなく、たくさんあることに気づかされるでしょう。
試験の場合、正解は1つですが、価値観の場合、正解は1つとは限らず、無数にあるとわかるはずです。
さまざまな価値観を受け入れるにつれて、感性や感受性が豊かになり、クリエイティブな力が高まっていくのです。
私たちの社会は「理屈」によって成り立っています。
理屈とは、きちんとつじつまが合っているということです。
規則も約束も信条も、理屈があるからこそ成り立っています。
もちろん理屈は大切です。
話し合うときも、理屈が大切です。
話の筋が通っているからこそ、説得力が生まれ、建設的な議論ができます。
仕事でも理屈が必要です。
理屈もなく主張するのは、単なるわがままになるでしょう。
理屈があるからこそ、交渉や議論を成り立たせることができます。
物事の整合性が取れ、きちんと仕事を進めることができます。
判断をするときも、やはり理屈です。
理屈を根拠とすることで、物事の正しさを見極めることができます。
ルール化された現代社会では、理屈は欠かせません。
しかし、理屈ばかり考えていては、クリエイティブな人にはなれません。
理屈で考えると、常識やルールにとらわれ、想像力や発想力が制限されます。
クリエイティブにおいて、理屈が足かせになることがあります。
心から自由と遊び心を奪うものであり、邪魔になってしまうのです。
クリエイティブな人になりたいなら、理屈より大切にしたいことがあります。
それが「感性」です。
感性とは、心で感じる感覚です。
フィーリングであり、インスピレーションです。
クリエイティブな仕事をするときは、感性が重要です。
感性は、クリエイティブの中心になるもの。
クリエイティブは、ひらめきやインスピレーションですから、感性を大切にする必要があります。
感性を大切にするからこそ、心に集中でき、表現力が高まります。
感性を大切にすればするほど、クリエイティブな力が引き出されます。
結果として、独創的な作品を生み出すことができるようになるのです。
クリエイティブな人になりたいなら、理屈より感性を大切にしてください。
一時的に理屈は忘れ、感性を大切にしましょう。
心で感じたことを、直感的に表現します。
見栄や体裁は気にせず、ありのまま表現します。
ひらめいたことがあれば、素直に表現します。
仕事に理屈や根拠が必要だとしても、後付けでいいのです。
まず意識すべきは、感性です。
理屈より感性を大切にすることで、クリエイティブな力が強く発揮されるのです。
クリエイティブでまず大切なのは、観察力です。
観察力とは「物事の状態や変化を客観的に注意深く見る力」のことをいいます。
対象の様子をじっくり見ることで理解します。
細かく対象を確認して理解するからこそ、クリエイティブな仕事ができます。
観察力は、クリエイティブな人に欠かせない能力。
観察力がなければ、クリエイティブな仕事はできないと言っても過言ではありません。
観察力を高めることで、細かなところまで注意が向くようになります。
気づく力・発見する力が強くなり、クリエイティブな仕事に生かせます。
もちろん観察力は欠かせませんが、それで十分というわけではありません。
観察力より、もっと大切なことがあります。
それが洞察力です。
洞察力とは何か。
洞察力とは「物事の真実を見抜く力」です。
見えているところだけでなく、見えていないところまで見抜き、対象の真実を見極めることをいいます。
クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力です。
見えているところで判断するのではなく、見えていないところまで見極めることが必要です。
観察力ばかり意識して、洞察力が抜けていませんか。
観察力を磨くのもいいですが、ぜひ洞察力も磨いてください。
むしろ観察力より洞察力のほうが大事です。
見えていることだけ理解するのではなく、見えていないことまで理解する力が大切です。
「見えないことは確認のしようがない」と思うかもしれませんが、誤解です。
見えなくても、目に見える範囲を手がかりにして推測できます。
たとえば、いつもいらいらしている人がいるとします。
見た目の様子だけで考えると「怒りっぽい人」「心の狭い人」と思えますが、洞察すると、違った光景が見えてきます。
実は愛情が足りなくて、かまってもらいたいだけかもしれません。
寂しい気持ちの裏返しということもあるでしょう。
洞察力があれば、見えることだけでなく、見えないことまで推し量ることができ、クリエイティブな力が高まります。
明るい服を着ている人がいるとします。
見た目だけで判断するなら「性格の明るい人なのかな」と思いますが、実際はわかりません。
実は性格の暗い人であり「明るい人になりたい」という願望の表現かもしれません。
もしくは「少しでもやる気や元気を出したい」という意味も考えられるでしょう。
往々にして、本質は見えないところに隠れているもの。
外見を手がかりに、物事の本質を見抜くことが大切です。
洞察力を鍛えるにはどうすればいいか。
まず本質に注意を向ける意識を持つことです。
見た目だけで安易に判断するのではなく、見た目を手がかりにして本質や真実を探るようにします。
「これは、どういう意味なのだろう」
「真実が別にあるのではないか」
「表に出ていないことがあるのではないか」
「何か隠れていることがあるのではないか」
普段から、見た目にとらわれない習慣を持っていると、だんだん洞察力が鍛えられていきます。
強い洞察力があれば、本質に近づけるため、クリエイティブな能力を発揮しやすくなります。
観察力と洞察力。
どちらも「対象をよく見て理解する」という点は同じです。
「観察力より洞察力のほうが重要そう」
「観察力より洞察力のほうが見る力が強そう」
「観察力はよく聞くけど、洞察力はあまり聞き慣れない」
ぼんやりとした違いで理解している人も多いでしょう。
観察力と洞察力の違いを、曖昧にしている人もいるのではないでしょうか。
しかし、響きは似ていても、意味は違います。
同じような意味で使っていると、コミュニケーションに誤解やすれ違いが生じることがあります。
いま一度、それぞれの違いについて整理しておきましょう。
観察力とは何か。
一言で言うと「見えるところを見る力」のことをいいます。
観察力の重要なポイントは「あくまで見える範囲のみ」という点です。
見える範囲を通して、ありのままの状態を注意深く見ることで、様子や変化を理解します。
じっくり細かな点まで観察して、理解します。
悲しそうな表情から、悲しそうな意味を読み取ります。
たとえば、絵を描くとき、対象物をじっくり見る行為は、まさに観察力が発揮される場面です。
観察力があれば、細かい点まで注意を向けることができ、画力につながります。
洞察力とは何か。
一言で言うと「見えないところまで見抜く力」のことをいいます。
洞察力の重要なポイントは「見えるところだけでなく、見えないところも含める」という点です。
物事の真実や本質は、表に表れているとは限りません。
実際のところ、真実や本質は、なかなか直接見ることができない場合のほうが多い。
見た目だけで理解するのではなく、見た目を手がかりにして見えないところまで見抜きます。
たとえば、普段おとなしい人が、あるとき急に口数が増えたとします。
見た目でそのまま判断するなら、明るく元気な様子です。
「元気が出てきたのかな」「いいことがあったのかな」と思いそうですが、実際はわかりません。
隠し事がばれそうで、心理的な焦りによって口数が増えている可能性が考えられるでしょう。
強く主張したいことがあり「理解してほしい」という気持ちの表れかもしれません。
相手が「コホン」と咳をしたとします。
「喉の調子が悪いのかな」「風邪なのかな」などと思いますが、実際は違うかもしれません。
「その話題には触れないでほしい」という暗黙のメッセージという可能性もあるでしょう。
特に人とのコミュニケーションでは、洞察力が重要です。
人間関係のトラブル回避に洞察力は欠かせません。
このように観察力と洞察力は、意味が異なります。
能力としては、観察力より洞察力のほうが高度です。
洞察力には知識や経験が必要であり、より高度な能力が求められます。
この違いで理解しておけば、恥をかくことはありません。
観察力と洞察力の違いを理解しておけば、人とのコミュニケーションもスムーズになります。
クリエイティブな仕事に必要なポイントの1つ。
それは「集中力」です。
あなたはどのくらい集中力を大切にしていますか。
もちろんビジネスでは、集中力を必要としない仕事もあります。
簡単な仕事なら、集中力がなくても進めることができるでしょう。
単純な繰り返し作業なら、だらだらした態度でも、問題なく行えるでしょう。
頭を使わない肉体労働なら、ただ体を動かすだけで仕事を進めることができるはずです。
しかし、クリエイティブな仕事は違います。
クリエイティブな仕事では、しっかり頭を使う必要があります。
思考力・想像力・発想力が欠かせません。
頭の中で自分の世界を広げ、あらゆる可能性を模索します。
思考力・想像力・発想力をしっかり働かせるには、集中してこそ実現できます。
また、クリエイティブな仕事はデリケートなので、細かいところまで注意を向ける必要があります。
感覚を研ぎ澄ませ、心の変化を感じ取ります。
集中力が高くなるにつれて、注意力・洞察力・記憶力が高まり、仕事の精度が向上します。
アイデア発想でもブレーンストーミングでも、集中力が大切です。
1つのテーマに集中するからこそ、議論を深掘りさせることができ、アイデアが出やすくなります。
集中力は、脳のパフォーマンスを向上させる働きがあります。
思考を深くまで掘り下げることができ、潜在的な力を発揮できるようになるのです。
したがって、クリエイティブな人になるためには、集中力は必要不可欠です。
目の前の仕事に集中しましょう。
クリエイティブのために、食事や睡眠を忘れるほど没頭することです。
クリエイティブにおいて、集中力は、なくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
集中力を大切にしましょう。
時間を忘れて周りが見なくなるくらい集中してこそ、クリエイティブな仕事を発揮できます。
「集中できない」と嘆くだけでは、問題解決にはなりません。
集中しにくい環境なら、できるだけ集中できる環境に整えましょう。
職場や学校など、集中できる環境に整えたくても難しいときもありますが、できるだけ取り組んでみてください。
集中力の発揮は、環境によって左右されます。
自然と集中力が出るのも待つのではなく、意図的に集中力が出るような環境を整えてください。
集中しやすい環境に整えることは、後に富と名声をもたらすでしょう。
クリエイティブな人になりたいなら、一流作品に触れることが大切です。
一流とは、手本であり、憧れであり、目指すべき方向です。
一流作品をつくりたいなら、まず一流作品について知らなければ始まりません。
一流作品に触れると、刺激やヒントが得られます。
見て、聞いて、触れて、しっかり感動しましょう。
「なんて美しいのだろう!」
「なんて上手にできているのだろう!」
「なんて感動的なのだろう!」
一流作品に触れると、鳥肌が立ち、感情の高ぶりを実感できるはずです。
感動することも大切な経験です。
知識が得られなくても、意識が向上します。
さまざまな一流作品に触れることで、さまざまな刺激を得ることができ、クリエイティブな感性が養われます。
新しい発見をすることもあるでしょう。
一流作品はお手本です。
お手本と接することで、参考になる部分を見つけることができるでしょう。
一流作品に触れるからこそ「一流についての情報」が得られます。
アイデアのヒントを見つけられれば、自分の創作活動に取り入れ、生かせます。
なにより素晴らしい作品に増えることで、創作意欲が刺激されるはずです。
「世の中にはこんな素晴らしいものがあるのか!」
言葉では言い表せない深い感動を覚えることで、クリエイティブな感性が磨かれます。
「自分もこういう作品をつくりたい!」
自然と幸せな気持ちになり、心から情熱的な思いがあふれてきて、止まらなくなるでしょう。
一流作品に触れるにつれて、想像力・発想力が広がります。
まず自分の創作分野の一流作品から当たっていきましょう。
作家を目指しているなら、一流作家の作品を読んでみましょう。
読めるだけ読んでみることが大切です。
表現方法や物語の構成など、感銘を受けることがあるはずです。
画家を目指しているなら、一流画家の展覧会に行ってみましょう。
描き方や色使いなど、参考になるところをたくさん発見できるに違いありません。
目に焼き付けるように1つずつじっくり見て、しっかり感動しましょう。
陶芸家を目指しているなら、一流陶芸家の作品展示会に行ってみましょう。
装飾やつくり方など、一流作品から学べることが多い。
一流に触れ、しっかり吸収することです。
費用や手間暇がかかったとしても、リアルで触れる機会は貴重です。
一流作品に触れることは無駄になりません。
余裕や興味関心があれば、ほかの分野の一流作品にも触れてみるといいでしょう。
ほかの分野でも、一流であることは共通であり、きっと学べることがあるはずです。
クリエイティブな人になるには「失敗に対する姿勢」が大切です。
失敗を避ける姿勢ではありません。
失敗を受け入れる姿勢です。
失敗と聞いて、どんな印象を受けるでしょうか。
「恥をかく」
「かっこ悪い」
「評価を落とす」
「無駄が生まれる」
「避けるべきこと」
多くの人は、失敗に悪印象を持っていることが多いのではないでしょうか。
失敗すると精神的に落ち込みます。
恥をかいたり笑われたり評価が落ちたりして、いいことはないように思えます。
「失敗を避けたい。失敗はしないほうがいい。できるだけ失敗をゼロにしたい」
しかし、失敗をなくすと、悪い点もわからなくなります。
成功のヒントは、失敗の中に隠されていることが多い。
問題点がわからなければ、改善したくてもできません。
失敗するからこそ問題点がわかり、改善できます。
「失敗は成功のもと」という格言があるように、失敗することで成功のコツやヒントを発見できます。
失敗を避ける姿勢があると、学びの機会が失われ、クリエイティブな力を鍛えるのが難しくなります。
早く上達したいなら、早めに失敗するのが近道です。
失敗を恐れないでください。
クリエイティブな力を鍛えるなら、失敗は、避けるのではなく、受け入れましょう。
恥をかいたとしても、一時的です。
恥とはいえ、ずっと恥をかき続けるわけではないはずです。
一時の恥であり、我慢するだけで済むなら大したことはありません。
失敗をして気持ちが落ち込んだとしても、一時的です。
心が傷ついたとしても、時間が解決するでしょう。
しばらくすれば、元気が出てきて、立ち直っていけるでしょう。
失敗によって損失があっても、無駄ではありません。
損失とはいえ、致命的ではないはずです。
失敗によって学びが得られたなら「授業料」という考え方ができるでしょう。
失敗で評価を落としたとしても、致命的ではありません。
損があっても、失敗経験を生かして、あとから損失以上の利益を得ればいいだけです。
「あのときの失敗のおかげ」と言えば、体裁が保てます。
自分のミスは素直に認め、失敗による教訓を生かすことです。
「そうか。こうすればいいのだね」とわかります。
失敗すればするほど、成功に近づいていると言っても過言ではありません。
失敗をした数だけ、学びや発見ができ、どんどん成長できます。
大切なことは、失敗しても諦めないことです。
10回失敗しても100回失敗しても、諦めません。
失敗を教訓に再挑戦すれば、いつか成功できます。
痛い目に遭ったら、改善点を見いだし、モチベーションを上げましょう。
恥をかけば「次こそは必ず成功してみせる!」という反骨精神に変えます。
失敗は、避けるのではなく、受け入れましょう。
失敗を受け入れる姿勢があるからこそ、クリエイティブな力を鍛えていけるのです。
クリエイティブな人になるためには、意見の固執に注意しましょう。
もちろん自分の意見を持つことは大切です。
ころころ意見を変えていると、周りから「主体性がない」「流されやすい」と判断されるでしょう。
自分の意見とは、軸です。
自分の軸があるからこそ、周りに流されず、目的の方向に向けて突き進めます。
限りある資源を、一点に発揮させることができるようになります。
また、自分の軸があるからこそ、共感する人も集まってきます。
一貫した意見のほうが、周りからの共感が得られるでしょう。
「意見を曲げてはいけない」
「意見を変更してはいけない」
「自分の意見は、最後まで貫かなければいけない」
信念を持って意見にこだわる人も多いのではないでしょうか。
だからとはいえ、自分の意見にこだわるのは良くありません。
考えを持つことは大切ですが、こだわりも、行きすぎると悪影響です。
あるとき、自分の間違いに気づくことがあります。
誤解・勘違い・思い込みもあれば、知識不足・理解不足もあるでしょう。
「そうだったのですね。気づきませんでした。知りませんでした。誤解していました」ということがあります。
人は誰でも、間違いを犯します。
自分の間違いに気づいているにもかかわらず、古い意見に固執していては、クリエイティブを高めていけません。
クリエイティブな仕事の妨げになり、より良い作品をつくることはできなくなります。
自分の意見を持つのはいいですが、固執しないよう注意してください。
自分に非があるなら、素直に認めましょう。
「私が間違っていた。あなたの言うとおりです」と言うだけです。
余計な見栄やプライドはさっさと捨てたほうが、素直になれます。
素直に自分の非を認めれば、すぐ過ちを修正できます。
意見は変えていい。
クリエイティブは、意見を変えながら高めていくものです。
納得さえあるなら、ころころ意見を変えるのも悪くありません。
修正した意見が、さらに間違っていることもあります。
これは、流された状態とは違います。
自分の間違いに気づいて意見を変えることは、自分をレベルアップさせることです。
素直に非を認めて、意見を変えたほうが、どんどんクリエイティブになっていけます。
クリエイティブな仕事をするとき「遊び心」が大切です。
難しいこと・堅苦しいことは考えず、楽しいこと・面白いことに集中します。
遊び心を大切にすると、心が開放的な状態になります。
感情のボルテージが上がり、想像力・発想力が豊かになり、ユニークな発想をしやすくなります。
無邪気な心を持っているからこそ、自由で開放的になれ、クリエイティブな仕事ができるようになります。
ところが、遊び心を持って仕事をしていると、周りから「心外なこと」を言われることがあります。
「子どもっぽいね」です。
遊び心を持って仕事をすると、純粋な言動が増え、必然的に子どものような雰囲気になります。
言われるだけでなく、指を指されて笑われることもあります。
ばかにされるとテンションが下がります。
急に恥ずかしくなって、現実的な考えに逆戻りして、遊び心を放棄しそうになります。
しかし、ここは大切な場面です。
子どもっぽくなることを恐れないでください。
子どもっぽいとはいえ、悪いことをしているわけではありません。
誰かに迷惑をかけているわけでもなければ、罪を犯しているわけでもない。
社会人なら「大人らしくならなければいけない」と思う人が多いですが、ここにも誤解があります。
大人らしくなることは、子どもらしさを捨てることではありません。
大人らしさと子どもらしさの両方があればいい。
時と場合に応じて使い分ければいいだけです。
むしろ子どものような自分に、誇りを持ちましょう。
子どもっぽくなっていることは、きちんと遊び心を表現できている証拠です。
周りから「子どもっぽい」と笑われたら「遊び心を表現できている」とプラスに受け止めましょう。
遊び心があるからこそ、想像力や発想力が豊かになり、クリエイティブな力を発揮できます。
「子どもっぽいね」と言われたら「ばかにしないで!」と言い返すのではなく「ありがとう!」と感謝しましょう。
ポジティブな返事をすると、ますますクリエイティブな発想が刺激されます。
指を指されて笑われても、きちんと結果を出せばいいだけです。
仕事で結果を出せば、もう笑ってくる人はいなくなるでしょう。
「子どもっぽいところがあって変」から「子どもっぽいところがあって素晴らしい」へと変わります。
子どもっぽいところは、クリエイティブな人に共通する特徴の1つです。
クリエイティブな人は、必ず子どもっぽいところがあります。
大人の心と子どもの心が同居しているような心の持ち主です。
クリエイティブだから子どもっぽくなったのではなく、子どもっぽいからクリエイティブになれたのです。
「子どもっぽい」と言われるようになったら、クリエイティブの道に進めている証拠です。
あなたにはどんな個性がありますか。
「気分屋」「神経質」「完璧主義」といった性格上の個性があるでしょう。
「くせ毛」「乾燥肌」「老け顔」といった外見上の個性もあるでしょう。
「記憶力が高い」「運動神経がいい」「絶対音感がある」といった能力上の個性もあるでしょう。
ポジティブ・ネガティブに関係なく、きっとあなたにはさまざまな個性があるはずです。
個性の多くは先天的であり、なかなか変えるのが難しいものばかりです。
個性には、ポジティブなものだけでなく、ネガティブなものもあります。
ネガティブな個性なら、できるだけ目立たないように隠していることもあるかもしれません。
ネガティブな個性が、コンプレックスになっている人も多いのではないでしょうか。
個性をどうしようと、あなたの自由です。
個性を生かすも殺すも、あなた次第。
しかし、クリエイティブな人になりたいなら、個性は生かすのが正解です。
個性は、クリエイティブな力を発揮する武器になるからです。
個性は、生まれつきの才能です。
もともとある個性を生かせば、才能を発揮しやすくなります。
せっかく生まれつきの才能があるにもかかわらず、生かさないのはもったいない。
個性を生かせば、違和感やストレスが減って、仕事がスムーズになります。
個性は、クリエイティブな仕事に生かしましょう。
たとえ欠点や短所といったネガティブな個性でもいいのです。
ネガティブなことも、個性の1つです。
ネガティブな個性に思えても、生かし方を工夫すれば、ポジティブな個性に変わります。
たとえば「せっかち」という個性があるとします。
ネガティブに思えますが「勢いとスピードがある」と言い換えれば、ポジティブに変わるでしょう。
せっかちな個性を生かせば、スピード感や躍動感のある作品ができるはずです。
「神経質」という個性があるとします。
やはりネガティブとされがちですが「注意力が優れている」と言い換えると、ポジティブに変わるでしょう。
高い注意力を生かして仕事をすれば、細部までこだわる才能として発揮できるでしょう。
なかなか普通の人には真似できない、繊細な作品をつくれるのです。
個性の良しあしは、あってないようなもの。
個性の良しあしは、生かし方で、いかようにも変わります。
すべての個性は、クリエイティブに役立つ武器です。
最大限に個性を生かすつもりになることです。
個性は、殺すものではなく、生かすものです。
個性を生かせば、クリエイティブな才能が開花するのです。
クリエイティブな人になるために注意したいこと。
それは「みんなと同じ」です
もちろんみんなと同じことをするのが悪いわけではありません。
みんなと同じことをすれば、協調性が生まれ、仲間意識が芽生えるでしょう。
「方向性はおおむね正しい」とわかり、安心感があります。
不安や心配が小さくなり、やる気や勇気が湧いてくるでしょう。
みんなと同じなら、多数決でも有利です。
「みんなと同じことをしておけば間違いない」という価値観で生きている人も多いのではないでしょうか。
もちろんみんなと同じことをするのもいいですが、クリエイティブな人になりたいなら要注意です。
みんなと同じことをしていては、独創的な作品は生み出せません。
ユニークを生み出す力が弱くなり、大きな特徴も変わったところもなく、平凡で終わります。
ユニークを生み出すには、みんなと違ったことをする必要があります。
「普通」というレールから外れ、独自の路線を進むことが大切です。
秀逸なアイデアもユニークな発想も、既存の枠組みから外れなければいけません。
みんなと同じことをしていては、クリエイティブになれないのです。
もし自分の仕事がみんなと同じになりそうなら、工夫やアレンジを加えましょう。
たくさん変える必要はなく、1つでも加えればいいのです。
みんなと違ったことをするから、ユニークです。
自分の個性を加えていけば、自然と差別化につながります。
時には、人と逆の行動を取る必要もあります。
批判されるかもしれませんが、自分が「素晴らしい」と感じるなら、自分の感性を信じて貫きましょう。
世間の声ではなく、自分の声に耳を傾けることです。
人と違ったことをすれば、秀逸な作品になるとは限りませんが、秀逸な作品には、必ず人と違った何かが存在します。
自分のしている仕事がみんなと同じになりそうなら、知恵を働かせて、独自の味をつくりましょう。
個性や持ち味を生かすような変化を加え、新しい特徴を生み出します。
新しい特徴が加わると、独特の価値を生み出せます。
みんなと違っていいのです。
「みんなと同じことをしなければいけない」という呪縛から解放されることです。
孤独を歩むことになりますが、クリエイティブな人になるために進まなければいけない道です。
みんなと違ったことをするから、クリエイティブになれます。
クリエイティブな人になりたいなら、禁句にしたい発言があります。
それは、批判と悪口です。
時に批判や悪口を言いたくなる場面があるでしょう。
人間は、感情の生き物です。
むっとするのは誰でもあること。
嫌なこと、不快なこと、気に入らないこと。
悪趣味や無価値と判断すれば「それは変だ!」と悪く言いがちです。
自分の価値観に合わないことなら「気に入らない」と言うこともあるかもしれません。
しかし、むっとするのはいいですが、批判や悪口には要注意です。
批判や悪口は、相手を傷つけるだけではありません。
批判や悪口は、クリエイティブな能力を低下させる悪影響があります。
たとえば、価値の低いアイデアがあったとき「くだらないね」と批判したとします。
すると、相手を悪く言ったと同時に「価値のあるアイデアしか許さない」と自分に言い聞かせることになります。
見た目が悪い作品があったとき「かっこ悪い」と悪口を言ったとします。
すると「かっこいい状態しか許さない」と自分に言い聞かせることになります。
クリエイティブになるためには、自由な発想が欠かせません。
真面目な発想やユニークな発想だけでなく、くだらない発想もばかばかしい発想も大切になります。
批判や悪口を言っていると、その言葉が自分に返ってきて、禁止や制限を増やしてしまいます。
自分で自分の首を絞めることになり、想像力・発想力をスムーズに発揮できなくなる。
心もよどんでいき、ネガティブな意識になってしまいます。
結果として、クリエイティブな能力を低下させてしまうのです。
そもそも批判や悪口にエネルギーを使っていると、自分の仕事に回すエネルギーがなくなってしまいます。
エネルギーは有限です。
クリエイティブな仕事は高度な思考が伴う仕事なので、大量のエネルギーを消耗します。
不毛なことにエネルギーを使うくらいなら、建設的なことにエネルギーを使うほうが賢明です。
クリエイティブな人になりたいなら、批判や悪口には注意しましょう。
批判や悪口は禁句にするのが得策です。
クリエイティブなセンスを磨きたいなら、褒める習慣を心がけましょう。
褒めるためには、いいところを探さなければいけません。
褒めることは、高く評価することだけでなく、自分の感性を高めることにもつながります。
素晴らしいところを探そうと意識していると、自然と観察力が上がります。
「どこかに素晴らしいところはないだろうか」と意識することは、注意力を高める働きがあります。
褒めるところを探そうと意識すると、細部まで注意が行き届くようになり、素晴らしさを発見する能力が向上します。
また、褒めるためには発想の転換も必要です。
発想の転換は、物事の見方や感じ方を変える働きがあります。
ネガティブなことに思えても、プラスの発想をすることで、ポジティブなことに変わります。
たとえば、地味で質素な作品なら「シンプルでいいですね」という褒め方ができます。
普通の作品なら「安定感がありますね」という褒め方ができるでしょう。
変な作品なら「ユニークですね」という褒め方ができるでしょう。
意味のわからない作品なら「不思議な雰囲気がありますね」といった褒め方ができるはずです。
下手な作品なら「私のような凡人の理解を超えています」と言えば、体裁が整い、好印象に変わります。
ものは言いようです。
発想の転換を駆使すれば、何でも褒められると言っても過言ではありません。
前向きな発想をすることでポジティブ思考になれ、創造力や発想力も鍛えられます。
結果として、クリエイティブなセンスが磨かれるのです。
「褒めるところが1つもない」と思ったら、それは誤解です。
素晴らしいところが1つもないなら、まだ見つかっていないだけです。
どんな作品にも、必ず1つは素晴らしいところがあります。
「どこかに必ず素晴らしいところがある!」
宝探しをするつもりで取り組めば、観察力・洞察力が高まり、褒められる点を見つけられるはずです。
素晴らしいところがあれば、どんどん積極的に褒めていきましょう。
素晴らしいところがなければ、ポジティブに発想を転換して、褒めていきましょう。
1つだけでなく、できるだけたくさん見つけていきましょう。
褒める習慣を持つことは、クリエイティブなセンスを磨くことにつながるのです。
クリエイティブな人になるためには、2つの要素が大切です。
「知識」と「経験」です。
知識も経験も、クリエイティブの土台です。
知識や経験がたくさんあることは、それだけ頭の中に広い世界が広がっていること。
独創的になるためには、元になるネタが必要です。
たくさんの知識・経験を得ているからこそ、頭の中の世界が広がります。
思考・想像・発想の幅が広がるにつれて、さまざまな可能性を模索できるようになり、独創性が高まるのです。
さて、知識と経験のどちらも大切な要素ですが、クリエイティブな力を高めるなら、明確な優先順位があります。
クリエイティブな人になるなら、知識より経験を重視するのが得策です。
知識は、あくまで点にすぎません。
知っているだけでは、十分に理解したことにはなりません。
浅い理解であり、体を通した深い理解が伴っていません。
知識だけでは頭でっかちになります。
そこで大切なのが、経験です。
座学による知識は浅い理解しかできませんが、実際に体を通して得たことは深く理解できます。
実際に五感を通して経験したことだからこそ、しっかり吸収でき、身につきます。
言葉による説明がなくても、一度でも経験をすれば、直感的にそれを理解できるでしょう。
知識だけでなく経験が伴ってこそ、クリエイティブな仕事に役立ちます。
実際に経験して、初めてわかることがあります。
感覚・雰囲気・手応えは、実際に経験するからわかること。
たとえば、乗馬です。
乗馬とはどんなものなのか、知識だけで理解するのは難しいでしょう。
実際に乗馬を経験してこそ、体を通してしっかり理解できます。
陶芸も同じです。
陶芸について理解するのは、本を読んだり話を聞いたりするだけでは限界があるでしょう。
実際に陶芸を経験してみてこそ、体を通して楽しさや面白さを理解できます。
アイデア発想や創作活動では、経験が多ければ多いほど有利です。
知識も大切ですが、それ以上に経験を大切にしてください。
実際に見たり、聞いたり、試みたりしてみます。
知識はすぐ忘れますが、経験は忘れにくい。
とりわけ印象的な経験は、一生忘れることはありません。
経験できる機会があれば、お金を払ってでも経験するようにしたい。
知識と経験で迷う場面があれば、経験を選んだほうがいいでしょう。
たくさんの知識を学ぶのもいいですが、一度経験したほうがよく理解できます。
100の知識より、1の経験なのです。
アイデアは、流れ星に似ています。
あるとき急に現れては、さっと消えます。
前兆も何もなく、突然頭に浮かんだと思えば、次の瞬間、どこかへ消えます。
もたもたしているのは良くありません。
「あとから形にしよう」とのんびり考え、時間を置いていると、すぐ忘れてしまうでしょう。
「もう少しアイデアを煮詰めてから表現しよう」と思うのも要注意。
アイデアを煮詰めているうちに、意欲や熱意が失われているでしょう。
だんだん飽きてくるかもしれません。
もしくは別の仕事が舞い込んできて、集中できなくなることもあるでしょう。
アイデアを煮詰めているうちに、時代や流行が変わっている可能性もゼロではありません。
これでは、いつまで経ってもアイデアを形にできません。
時間をかけていると、ろくなことになりません。
「コホン」と咳を1回しただけで、アイデアが消えてなくなっていることもあります。
クリエイティブは、フットワークが命です。
ぱっとひらめいたら、さっと試しましょう。
余計な時間は置かないほうがいい。
頭で考えるより、まず具体的に動くことが大切です。
頭にイメージが浮かんだら、次の瞬間、すぐアウトプットに取りかかりましょう。
面白いネタが思いついたら、すぐペンを取り、記事を書き始めましょう。
斬新なイメージが浮かんだら、すぐスケッチブックを取り出し、絵を描き始めましょう。
メロディーがひらめいたら、すぐ楽譜に起こし、楽器で弾いてみましょう。
取りかかる準備をするのもいいですが、準備をしすぎないこと。
最低限の準備ができれば、すぐアウトプットに着手しましょう。
アイデアが未熟なら、未熟なままでもいいので、とにかくアウトプットを優先します。
一気に完成させる必要はなく、ひとまず形にしてみるだけでかまいません。
アウトプットをするから、形にできます。
やりすぎたら、後で削ればいい。
削るのは、あとからいくらでもできます。
調子がよければ、そのまま一気に完成させてもOKです。
試した結果、もしダメなら、保留か削除すればいいだけです。
気持ちが熱いうちに取りかかるからこそ、感性的なものができます。
これが「フットワークを大切にする」ということです。
フットワークは、軽ければ軽いほどいい。
ひらめきをすぐ試す習慣は、クリエイティブな人になるために不可欠の習慣です。
クリエイティブは、フットワークが命。
ぱっとひらめいたら、さっと試しましょう。
創作芸術活動では、時に問題が発生します。
「時間やお金が足りない」
「道具が壊れてしまった」
「右手をけがしてしまった」
笑って済む問題もあれば、解決に時間のかかる問題もあるでしょう。
問題が発生して不便が生じると、余裕がなくなり、窮地に追い込まれます。
「大変だ。これでは仕事ができない」
仕事を進めるのが難しくなって、投げやりな気持ちになるかもしれません。
しかし、失望するのは早すぎます。
問題が発生したとはいえ「仕事ができない」と決まったわけではありません。
問題が発生したときの対応こそ、クリエイティブな人になれるかどうかの分かれ道です。
問題が発生したらどうするか。
クリエイティブな人になりたいなら、問題を生かす努力をしましょう。
問題が発生することで、ユニークな発想をせざるを得ない状況になります。
不便や障害に悩まされますが、その制限が、新しい芸術を生み出す手がかりになることがあります。
たとえば、時間やお金が足りない状況があるとします。
時間やお金が足りないなら、すぐ諦めるのではなく、限られた資源でやりくりする方法を模索します。
資源が不足しているとはいえ、ゼロではないはずです。
知恵を振り絞ることで、普段なら思いつかない斬新なアイデアが出て、改善を見つける機会になるでしょう。
一部の道具が壊れた状況があるとします。
道具が壊れたとしても、まだほかに使える道具が残っているでしょう。
ピンチの状況ですが、発想を転換すれば、使える道具が限られることで、新しい工夫を生み出すチャンスになるでしょう。
右手をけがしたとします。
右手をけがしてしまえば、左手を使えばいい。
不便ではあるものの、絶望ではないはずです。
不器用な状態を生かすことで、独特の味を出すヒントが見つかるかもしれません。
問題を乗り越えようと考え抜くとき、思わぬアイデアが生まれます。
困難は、機会に変えましょう。
ピンチは、チャンスに変えましょう。
トラブルは、ヒントに変えましょう。
これが「問題を生かす」ということです。
問題を芸術に生かすことができれば、大きな飛躍をもたらす契機になります。
ただ問題を生かすだけでなく、楽しみながら生かすことができれば、ベストです。
謎解きゲームをするつもりで、問題を芸術に生かす方法を考えましょう。
ポジティブな気持ちになれるので、ますますクリエイティブな感性が磨かれます。
問題を芸術に生かす発想も、クリエイティブの1つなのです。
仕事をする場所と言えば、どこを思い浮かべますか。
普通に考えるなら「職場」が一般的でしょう。
ビルの中にある、決められた一室で仕事をすることが多いはずです。
また、自営業やフリーランスなら、自宅が仕事場ということもあるでしょう。
もちろん職場は人それぞれですが、クリエイティブな人にとって仕事をする場所は、ユニークです。
クリエイティブな人は、あらゆる場所が仕事場です。
インスピレーションは、いつ浮かぶかわからないからです。
空想するのに、場所や時間は関係ありません。
アイデア発想は、頭さえあればできます。
そのため、会社の職場だけでなく、いろいろな場所で仕事をします。
インスピレーションのネタは日常に点在しているため、職場以外でもできます。
意外な場所やタイミングでも、アイデア発想は可能です。
たとえば、入浴中です。
クリエイティブな人にとっては、浴室は、もはや職場です。
浴室でリラックスしているときに限って、いいアイデアが浮かぶもの。
シャワーを浴びたり湯船に浸かったりしながら「何かいい方法はないだろうか」と考え、アイデアをひねり出します。
散歩中も大切な時間です。
クリエイティブな人は、歩きながら考え事をします。
散歩で気分転換を楽しみつつ、頭の片隅では問題について考えています。
のんびり歩いていると気持ちがリラックスするため、インスピレーションが湧きやすくなります。
クリエイティブな人は、電車やバスといった移動中にも仕事をします。
電車やバスは、クリエイティブを刺激するネタがたくさんあります。
車内の広告、窓からの風景、さまざまな乗客たち。
移動中に考え事をしていると、さまざまな頭の中で、ふと素晴らしい発想がひらめくことがあります。
デパートでウインドーショッピングをするときも、仕事の一環です。
デパートは刺激の宝庫なので、アイデアの化学反応が起こりやすい環境です。
ウインドーショッピングを楽しみつつ、頭の片隅では仕事のことを考えています。
さまざまな刺激を得ることができるため、ふとアイデアがひらめいて、秀逸な発想につながります。
アイデア発想は、職場でもできますが、職場以外でもできます。
むしろ職場以外のほうがはかどることも少なくありません。
刺激は、室内より室外のほうが多い。
そのため、クリエイティブな人は、いつでもどこでも仕事をすることになるのです。
働く場所を限定していませんか。
働く場所を限定していると、クリエイティブも限定することになります。
インスピレーションは、いつ浮かぶかわからないのですから、常に身構えておく必要があります。
クリエイティブな人になりたいなら、あらゆる場所を仕事場にしましょう。
クリエイティブな人になるなら、数字に強くなる必要はあるのでしょうか。
結論から言うと、数字に強くなる必要はありません。
まず数字は大切です。
仕事では、数字を扱う場面が数多くあります。
発注数、出品数、販売数、在庫数、返品数。
貸借の計算、損益の計算、税金の計算。
暗算できる能力、概算できる能力、素早く計算する能力。
会計処理、年末調整、決算処理。
数字を無視することは、お金を無視することになります。
数字は嘘をつきません。
客観的・具体的に知るためにも、数字を扱うことは欠かせません。
クリエイティブな仕事とはいえ、ある程度、数字を意識しながら仕事を進める必要があります。
しかし、数字は大切でも、意識しすぎるのは良くありません。
数字を意識するにつれて、理屈っぽくなったり現実的になったりするからです。
テーマパークに入場するとき、高い入場料を見て、急にテンションが下がった経験はないでしょうか。
「なんて高いのだろう」と驚いた瞬間、わくわくする気持ちが消え去ります。
高級レストランで食事をした後、レシートを見て、興ざめた経験はないでしょうか。
生々しい高額の数字を見ると、夢から目が覚め、現実に引き戻されます。
クリエイティブな仕事では、想像力や発想力が大切です。
数字を意識しすぎると、現実的な思考になってしまい、頭が固くなります。
想像力・発想力が制限され、クリエイティブな仕事を妨げてしまうのです。
仕事のうえで、数字が大切な要素なのは事実ですが、こだわりすぎるのも危険です。
経営者や経理担当でもないかぎり、数字に深入りしないほうがいいでしょう。
数字を意識せざるを得ないときもありますが、クリエイティブな仕事をするときは、できるだけ意識しないのが得策です。
そのため数字に強くなくても、クリエイティブな人になれます。
数字に強いほうがベターですが、弱くても大丈夫です。
むしろ数字に弱いほうが、現実にとらわれなくなるため、クリエイティブな能力を発揮しやすくなるでしょう。
お金を処理する仕事は、経理や税理士に任せればいいことです。
数字を忘れることで、潜在的なクリエイティブのパワーを発揮しやすくなるのです。
数字が大切なのは事実ですが、いい意味で、忘れる努力をすること。
数字を忘れ、クリエイティブの世界に集中するからこそ、ユニークなアイデアを発想できます。
クリエイティブな人になりたいなら、問題に取りかかりましょう。
問題を解く側になるのではありません。
問題をつくる側になるのです。
問題を解く側のほうが、クリエイティブな力を鍛えられるように思うかもしれません。
たしかに問題を解く側は、学力を上げておく必要があります。
難しい問題であればあるほど、高い知識と教養が要求されます。
たくさん勉強をして、しっかり知識を身につければ、高得点が得られるでしょう。
しかし、問題を解く側は、あくまで受け身です。
完成された問題を、自分の知識で解いていくだけでOKです。
頭を使うのは間違いありませんが、あくまで出題の範囲のみ。
出題者から出された問題を淡々と解くだけでは、クリエイティブにはなれません。
どれだけ知識が身についているのか確認するのが試験であり、クリエイティブな力を鍛えるのは難しい。
クリエイティブな人になりたいなら、問題を解く側ではなく、つくる側になりましょう。
問題をつくるのは、解く以上に大変です。
問題をつくるには、まず自分がそれだけの知識を身につけていなければいけません。
問題をつくるときには、回答者の状況を考慮しながら、頭の中でさまざまな問題を思い浮かべます。
問題のレベル調整も必要です。
難しい問題では解けず、簡単な問題では張り合いがなく、適度なレベルを考慮しながら問題を考えます。
「こんな問題はどうだろう」と頭の中でイメージしながら、1つずつ問題をつくっていきます。
知識だけでなく、思考力・想像力・発想力など、総合的な能力が求められます。
問題をつくるプロセスを通して、クリエイティブな力が鍛えられていくのです。
まず問題をつくれるだけのレベルになること。
ある程度知識が身についたら、積極的に問題をつくる側になることです。
問題をつくるといえば、学校の先生の仕事と思うかもしれませんが、私たちの身近なところにも存在します。
たとえば、部下に教育するときです。
自分が上司として、問題をつくって、部下の教育を促すことがあるでしょう。
部下のレベルを考慮しながら、適度な問題をつくって出題することで、自分も一緒に成長できます。
また、あなたが親なら、わが子に問題を出すこともあるはずです。
少し頑張れば解けるよう、適度な問題を考えます。
ヒントを交えながら問題を出すことで、自分の想像力や発想力を鍛えることができます。
問題は、解く側で満足せず、つくる側になりましょう。
問題をつくる側になると、クリエイティブになれるのです。
クリエイティブな人になりたいなら「夢」が大切です。
夢を持ち、追いかける人になりましょう。
夢の話になると、否定的な反応をする人がいます。
「夢なんてくだらない」
「夢を持ったところで、叶うわけがない」
「夢は、子どもが持つもの」
「もっと現実的になろうよ」
「夢なんて捨てたほうがいい」
「夢を追いかけるのはやめて、もっと現実を見たほうがいい」
こんな話を聞かされていると、だんだん夢を持つことが恥ずかしくなってくるかもしれません。
「そうだよね。夢を見るより現実を見たほうがいいよね」と考えが傾きます。
もちろんあまりに非現実的な夢なら話は別です。
夢の内容によっては、人生に悪影響をもたらすケースがあるのも事実。
多額の費用がかかったり健康や人間関係を損ねたりする夢なら、考え直す必要もあるでしょう。
しかし、夢に否定的では、クリエイティブにはなれません。
夢なくして、どうやってクリエイティブになれるのでしょう。
夢とは生きがいです。
生きがいがあるからこそ意欲や熱意が湧き、生活に張りが出ます。
夢とは、人生の目標でもあります。
人生の目標があるからこそ、生きるべき方向が定まり、生き生きしながら歩めます。
夢を持って仕事をしていると、ポジティブな気持ちになれるため、想像力・発想力が豊かになります。
感性を発揮させやすくなり、クリエイティブな力を引き出しやすくなるのです。
世の中にいる「クリエイティブ」と言われる人たちを思い出してください。
形は違っても、誰もが何らかの夢を持って仕事に打ち込んでいるはずです。
クリエイティブだから、夢を持つのではありません。
夢を持つから、クリエイティブになれるのです。
夢を持ちましょう。
そして、夢に向かって努力しましょう。
どんな夢も、貴い価値があります。
たとえ叶うのが難しい夢でもいいのです。
夢を持つことに意義があります。
夢を持っているだけで意欲や熱意が湧いて、生活が生き生きし始めます。
「素晴らしい作品をつくって、人の役に立ちたい!」
「自分の死後も残るような、秀逸な作品をつくりたい!」
「世の中にインパクトを与えられるような、芸術を生み出したい!」
夢を持てば、心に火がついて、今すぐ行動したくなるでしょう。
夢を持つのに特別な条件はありません。
資格や免許は不要です。
その気になれば、いつでも誰でも夢を持てます。
さあ、夢を宣言しましょう。
心の中で思うだけでなく、きちんと紙に書くこと。
文字にして、見える状態にさせることで、さらに決意が固まります。
夢の力が、クリエイティブの力につながるのです。
作品ができたらどうするか。
ここがクリエイティブの分かれ道です。
作った作品に納得できない部分があると、発表をためらうことがあります。
「まだ不十分な点が多く、発表できるような状態ではない」
「もっと完成度を上げてから発表しよう」
「完璧にしてから発表しよう」
せっかく作品を作ったにもかかわらず、発表しない。
まだ作品に自信がないため、あれこれ言い訳をしながら、発表を先延ばしにします。
もちろん明らかに未完成なら、話は別です。
まだ半分も仕上がっていない状態なら、形が整うまで仕上げたほうがいいでしょう。
未熟な点・中途半端な点が目立つのなら、きちんと直すのが先決です。
また「内容が間違っている」とわかっていながら発表するのも良くありません。
その内容を信じた人に迷惑をかけてしまう可能性があります。
数字や内容に重大な誤りがある場合も、きちんと修正してから公開したほうがいいでしょう。
しかし、そうしたケースを除けば、余計な公開の後回しは毒です。
発表しなければ、ないも同然。
どんなに素晴らしい作品も、発表しなければ、意味がありません。
発表しなければ、自分の問題点や改善点を知ることができません。
恥をかくのを恐れていては、クリエイティブを磨いていけません。
発表することで、自分の評価が落ちるリスクもありますが、発表しないで問題に気づけないリスクのほうが、よほど重大です。
低評価を恐れて発表から逃げていると、いつまで経っても上達できません。
「問題はない」と誤解したまま、誤った方向に突き進んでしまう可能性があります。
「もっと整えてから……」
「もっと上達してから……」
「もっと完璧にしてから……」
どんどん発表を先送りしているうちに、お蔵入りとなるのです。
クリエイティブな人になりたいなら、まず作った作品を発表する勇気を持ちましょう。
恥をさらす覚悟で、まず発表することです。
笑われたり批判されたりするかもしれませんが、それでもいい。
発表することで、世間の反応を知ることができます。
上司や先生から間違いを指摘されるかもしれませんが、大切なことです。
発表するからこそ、問題点や改善点を把握でき、自分の才能を高めていけます。
ファンが増えたりリピーターがついたりして、あなたの存在が認知されます。
クリエイティブになりたいなら、発表は、通らなければいけない登竜門。
作品を露出に耐えられる形まで仕上げれば、どんどん積極的に発表していきましょう。
発表するから、ますますクリエイティブになっていけるのです。
現状に満足していませんか。
1つの表現方法にこだわっていませんか。
たしかに慣れた表現方法には、実績と安定感があるでしょう。
すでに安定したパターンが確立されているなら、それで十分であるように思えます。
コツもノウハウもつかめているため、質の高さを発揮できるでしょう。
しかし、ここが重要なポイントです。
現状に満足していては、それ以上の向上は見込めません。
手法や手順が同じままでは、自分の成長も作品の質も同じまま。
今の表現方法で満足して、現状維持を選択してしまうと、クリエイティブな発想も制限することになります。
そこで大切なのが「向上意識」です。
クリエイティブには無限の可能性があります。
人の思考力・想像力・発想力には限界がなく、無限に広げていくことが可能です。
現状で満足したら、それ以上の向上は見込めません。
むしろ油断や惰性を招き、作品の質の低下につながるでしょう。
作品の質を高めたいなら、向上意識を持つことが大切です。
「すでに完成されている」「すでに出来上がっている」と思っていても、100%完璧ではないはずです。
現状に満足するのではありません。
向上意識を持って、さらなる高みを目指してください。
「もっとスマートな方法はないだろうか」
「もっと効果的な演出はないだろうか」
「どこかに問題点はないだろうか」
「何か改善できるところはないだろうか」
「やるべきことが、きっとどこかにまだ残っているはずだ」
こうした考えを張り巡らしていると、何か1つはできることが見えてくるはずです。
完全完璧と思えても、時間をかけてじっくり見つめると、何か課題点が見つかるはずです。
すでに100点なら、101点を目指します。
100%なら101%を目指します。
すぐ改善を見つけられるとは限りませんが、少なくとも向上意識を持ち続けることは大切です。
新しい改善を見つけたら、勇気を出して取り入れてみてください。
いきなり本採用が難しいなら、まず試験や仮採用から始めるといいでしょう。
一気に変える必要はなく、少しずつ変えるだけで十分です。
全部を入れ替えるのが怖ければ、一部を入れ替えるだけでもかまいません。
もし改悪や逆効果になれば、元に戻せばいいだけです。
改善がうまくいかないこともありますが、失敗も貴重な経験です。
改善に失敗しても落ち込まず、続けていきましょう。
向上意識は、どんな仕事でも必要です。
向上意識を通して変化を受け入れる姿勢があってこそ、クリエイティブなセンスを磨いていけます。