執筆者:水口貴博

クリエイティブな人になる30の方法

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クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。

クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。 | クリエイティブな人になる30の方法

クリエイティブでまず大切なのは、観察力です。

観察力とは「物事の状態や変化を客観的に注意深く見る力」のことをいいます。

対象の様子をじっくり見ることで理解します。

細かく対象を確認して理解するからこそ、クリエイティブな仕事をすることができます。

観察力は、クリエイティブな人に欠かせない能力。

観察力がなければ、クリエイティブな仕事はできないと言っても過言ではありません。

観察力を高めることで、細かなところまで注意が向くようになります。

気づく力・発見する力が強くなり、クリエイティブな仕事に生かせます。

もちろん観察力は欠かせませんが、それで十分というわけではありません。

観察力より、もっと大切なことがあります。

それが洞察力です。

洞察力とは何か。

洞察力とは「物事の真実を見抜く力」です。

見えているところだけでなく、見えていないところまで見抜き、対象の真実を見極めることをいいます。

クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力です。

見えているところで判断するのではなく、見えていないところまで見極めることが必要です。

観察力ばかり意識して、洞察力が抜けていませんか。

観察力を磨くのもいいですが、ぜひ洞察力も磨いてください。

むしろ観察力より洞察力のほうが大事です。

見えていることだけ理解するのではなく、見えていないことまで理解する力が大切です。

「見えないことは確認のしようがない」と思うかもしれませんが、誤解です。

見えなくても、目に見える範囲を手がかりにして推測することができます。

たとえば、いつもいらいらしている人がいるとします。

見た目の様子だけで考えると「怒りっぽい人」「心の狭い人」と思えますが、洞察すると、違った光景が見えてきます。

実は愛情が足りなくて、かまってもらいたいだけかもしれません。

寂しい気持ちの裏返しということもあるでしょう。

洞察力があれば、見えることだけでなく、見えないことまで推し量ることができ、クリエイティブな力が高まります。

明るい服を着ている人がいるとします。

見た目だけで判断するなら「性格の明るい人なのかな」と思いますが、実際はわかりません。

実は性格の暗い人であり「明るい人になりたい」という願望の表現かもしれません。

もしくは「少しでもやる気や元気を出したい」という意味も考えられるでしょう。

往々にして、本質は見えないところに隠れているもの。

外見を手がかりに、物事の本質を見抜くことが大切です。

洞察力を鍛えるには、本質に注意を向ける意識を持つこと

洞察力を鍛えるにはどうすればいいか。

まず本質に注意を向ける意識を持つことです。

見た目だけで安易に判断するのではなく、見た目を手がかりにして本質や真実を探るようにします。

「これは、どういう意味なのだろう」

「真実が別にあるのではないか」

「表に出ていないことがあるのではないか」

「何か隠れていることがあるのではないか」

普段から、見た目にとらわれない習慣を持っていると、だんだん洞察力が鍛えられていきます。

強い洞察力があれば、本質に近づけるため、クリエイティブな能力を発揮しやすくなります。

クリエイティブな人になる方法(11)
  • 観察力より、洞察力を大切にする。
観察力と洞察力の違いとは。

クリエイティブな人になる30の方法

  1. 芸術とは、自己表現の手段。
    作品とは、もう1人の自分。
  2. クリエイティブな力は、身につけるものではなく、引き出すもの。
  3. 自然体を意識すると、クリエイティブな力が引き出される。
  4. 「クリエイティブな人になる」と決意をしよう。
  5. 同じパターンの繰り返しばかりでは、クリエイティブな人になれない。
  6. 批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていける。
  7. 量は質に転化する。
  8. 質を高めるには、量が必要。
    量をこなすには、スピードが必要。
  9. 1つの価値観にこだわらない。
    さまざまな価値観を受け入れる。
  10. 理屈より感性を大切にすることで、クリエイティブな力が高まる。
  11. クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。
  12. 観察力と洞察力の違いとは。
  13. 集中力なくして、クリエイティブな仕事はできない。
  14. 一流作品に触れることで、創作意欲が刺激される。
  15. 失敗を避ける姿勢があると、クリエイティブな力を鍛えられない。
  16. 意見は変えていい。
    クリエイティブは、意見を変えながら高めていくもの。
  17. クリエイティブな人は、子どもっぽいところがある。
  18. 個性は、殺すものではなく、生かすもの。
    個性を生かせば、クリエイティブな才能が開花する。
  19. みんなと同じことをしていては、クリエイティブになれない。
  20. 批判や悪口は、クリエイティブな力を低下させる。
  21. 褒める習慣を持つと、クリエイティブなセンスが研ぎ澄まされる。
  22. 100の知識より、1の経験。
  23. クリエイティブは、フットワークが命。
    ぱっとひらめいたら、さっと試そう。
  24. 問題を芸術に生かす発想も、クリエイティブの1つ。
  25. インスピレーションは、いつ浮かぶかわからない。
    あらゆる場所を仕事場にしよう。
  26. 数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。
  27. 問題を解く側ではなく、作る側になる。
  28. クリエイティブだから、夢を持つのではない。
    夢を持つから、クリエイティブになれる。
  29. 駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。
  30. 現状に満足しない。
    向上意識を持って、さらなる高みを目指していく。

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