アイデアを練っているとき、スランプに陥ることがあります。
アイデアを練り上げようとしても、あるところで考えが行き詰まる。
いくら考えても、頭が硬直したかのように、アイデアが出なくなる。
スポーツではスランプの話をよく聞きますが、アイデア発想でもスランプは存在します。
アイデアのスランプに陥るのは仕方ありませんが、そのときの対応が大切です。
行き詰まっているときに無理をするのはよくありません。
無理やりもがいても、余計に疲れるばかり。
同じ環境では、刺激の種類も同じで、変化が乏しいまま。
思考がこわばって硬直すると、新しい発想ができなくなります。
いったん頭が固くなると、ますます固くなっていき、悪循環になります。
アイデア発想は、気分や感性が影響します。
では、スランプに陥ったとき、どうすればいいのでしょうか。
対処はシンプルです。
いったん考えるのをやめて、気分転換をしましょう。
気分転換をすれば、新鮮な刺激が得られます。
新鮮な刺激は、凝り固まった思考を柔らかくほぐす働きがあるため、スランプから脱する機会が得られます。
好きな方法で、気分転換を楽しみましょう。
読書、映画鑑賞、音楽鑑賞。
ウォーキング、ランニング、筋トレ。
ゲーム、カラオケ、ダーツ、ボーリング、ビリヤード。
工作、写経、縫い物、編み物。
温泉、サウナ、マッサージ。
友人とおしゃべりを楽しむことも、立派な気分転換です。
気分転換の種類は自由ですが、できるだけ非日常に浸れるものがいいでしょう。
気分転換は気分を変えることが目的ですから、できるだけ現実を忘れて楽しめることのほうが効果的です。
スランプが深刻であれば、もっと思い切った気分転換をしてみましょう。
たとえば、旅行です。
未知の土地に出かければ、非日常を楽しみやすくなります。
遠出をするのが難しいなら、日帰り旅行でも十分です。
五感を通して受ける刺激の種類が変われば、思考がリセットされます。
気分転換による新鮮な刺激が、アイデアの着想に結びつくこともあります。
気分転換は、ストレス解消にもなるので、無駄にはなりません。
忙しくて気分転換をする暇がないかもしれませんが、短い時間であってもいいのです。
時間が短いぶんだけ、濃い気分転換を楽しめばいいだけです。
短時間であってもいいので、できるだけ気分転換の機会を作ってみましょう。
たっぷり気分転換を楽しんだ後、きっとスランプから抜け出せているはずです。