映画鑑賞も、想像力を鍛えるのに役立ちます。
「テレビがダメなら、映画もダメではないか」と思うかもしれません。
たしかに受け身で映像を見るだけでは、想像力を鍛えられません。
すでに完成された内容を見るだけなので、想像力を働かせる機会がありません。
テレビも映画も「受け身で映像を見る」という点は共通です。
映画も、テレビと同じく、想像力に悪影響があるように思う人もいるでしょう。
しかし、受け身で映像を見るとはいえ、映画の場合は事情が異なります。
映画は、芸術性・独創性・精神性が高いため、テレビとは別と考えたほうがいいでしょう。
作品として完成させるまでのプロセスが、テレビ番組より本格的です。
巨額の制作費、長い制作期間、入念に練られた脚本、美しい映像、経験豊富な専念スタッフ。
どれも高度であり、価値があります。
映画には、人の心に訴えかける要素が数多く存在します。
いろいろな物語を学ぶことで、思考の幅が広がります。
いろいろな世界を知ることで、世界観・人生観が深まります。
いろいろな感情を味わうことで、感情が豊かになります。
いろいろな感性に触れることで、新しい価値観が得られます。
映画は、想像力を育てる栄養になるのです。
映画を見て、たっぷり感動しましょう。
映画から受け取った新鮮な刺激が、新しい想像を働かせる材料になります。
興味のあるジャンルもいいですが、興味のないジャンルも悪くありません。
興味のないジャンルだからこそ、新しい気づきや発見があるはずです。
自分の成長につながると信じて、さまざまなジャンルの映画を楽しんでいきましょう。
新鮮な刺激が得られ、新しい世界観が広がり、想像力が鍛えられていきます。
映画なら、見るだけでいいので楽です。
することといえば、たっぷり楽しむことだけ。
余裕があれば、映画を見終わった後、レポートを書けば、想像力を鍛える効果がますます高まります。
特にヒットした映画は、一度は見ておく価値があります。
多くの人から認められた映画には、人類に共通する「何か」があるということ。
映画にも当たり外れがありますが、つまらない作品であっても、得られることが1つくらいはあるはずです。
たとえ駄作だったとしても、駄作の要素について学べるはずです。
映画を見ることは、疑似的に人生経験を増やすことにもつながるため、無駄にはなりません。
週に1本の映画を見れば、1年で52本は見ることができます。
10年続ければ、520本です。
定期的に映画鑑賞を見ていれば、いつの間にか想像力を鍛えられているでしょう。