クリエイティブな人になるためには、2つの要素が大切です。
「知識」と「経験」です。
知識も経験も、クリエイティブの土台です。
知識や経験がたくさんあることは、それだけ頭の中に広い世界が広がっていること。
独創的になるためには、元になるネタが必要です。
たくさんの知識・経験を得ているからこそ、頭の中の世界が広がります。
思考・想像・発想の幅が広がるにつれて、さまざまな可能性を模索できるようになり、独創性が高まるのです。
さて、知識と経験のどちらも大切な要素ですが、クリエイティブな力を高めるなら、明確な優先順位があります。
クリエイティブな人になるなら、知識より経験を重視するのが得策です。
知識は、あくまで点にすぎません。
知っているだけでは、十分に理解したことにはなりません。
浅い理解であり、体を通した深い理解が伴っていません。
知識だけでは頭でっかちになります。
そこで大切なのが、経験です。
座学による知識は浅い理解しかできませんが、実際に体を通して得たことは深く理解できます。
実際に五感を通して経験したことだからこそ、しっかり吸収でき、身につきます。
言葉による説明がなくても、一度でも経験をすれば、直感的にそれを理解できるでしょう。
知識だけでなく経験が伴ってこそ、クリエイティブな仕事に役立ちます。
実際に経験して、初めてわかることがあります。
感覚・雰囲気・手応えは、実際に経験するからわかること。
たとえば、乗馬です。
乗馬とはどんなものなのか、知識だけで理解するのは難しいでしょう。
実際に乗馬を経験してこそ、体を通してしっかり理解できます。
陶芸も同じです。
陶芸について理解するのは、本を読んだり話を聞いたりするだけでは限界があるでしょう。
実際に陶芸を経験してみてこそ、体を通して楽しさや面白さを理解できます。
アイデア発想や創作活動では、経験が多ければ多いほど有利です。
知識も大切ですが、それ以上に経験を大切にしてください。
実際に見たり、聞いたり、試みたりしてみます。
知識はすぐ忘れますが、経験は忘れにくい。
とりわけ印象的な経験は、一生忘れることはありません。
経験できる機会があれば、お金を払ってでも経験するようにしたい。
知識と経験で迷う場面があれば、経験を選んだほうがいいでしょう。
たくさんの知識を学ぶのもいいですが、一度経験したほうがよく理解できます。
100の知識より、1の経験なのです。