執筆者:水口貴博

子どもの身長を伸ばす30の方法

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成長期のダイエットは、身長の増加に悪影響。

成長期のダイエットは、身長の増加に悪影響。 | 子どもの身長を伸ばす30の方法

中学生ごろになると、ダイエットに興味も出てくる年ごろ。

ファッション誌のモデルといえば、細身の体型の人ばかり。

メディアで活躍する有名人も、スリムな人が目立ちます。

モテる条件としても、スタイルのいい人のほうが有利でしょう。

メディアの影響で「美しくなる=痩せること」「モテること=痩せること」などの情報が刷り込まれます。

友人がダイエットをしている話を聞くと、自分もしなければいけないような気持ちになります。

ダイエットに興味を持ち、始めてみようかと考える人も多いのではないでしょうか。

もちろん明らかに肥満なら、ダイエットは有効です。

余分な脂肪が多すぎると、成長ホルモンの分泌を妨げます。

重度の肥満なら、身長や成長のためだけでなく、美容や健康のためにも、ダイエットは有効です。

しかし、肥満でもない人がダイエットに挑戦するのは、身長の増加に悪影響です。

ダイエットには「食事制限」と「運動」が必要です。

身長の増加に運動は効果的ですが、食事制限は悪影響です。

大人以上に多くの栄養を必要とする成長期に食事を制限するのは、わざわざ成長を止めるようなもの。

本気で身長を伸ばしたいなら、肥満である場合を除き、成長期のダイエットは不適切です。

BMIが「標準体重」の範囲なら、ダイエットは不要です。

むしろ「ダイエットは禁止」と言っても過言ではありません。

本当にダイエットが必要なのか、自分を振り返ってみてください。

メディアからの情報に振り回され、ダイエットが必要だと勘違いしているだけかもしれません。

ダイエットは後からでもできますが、身長の増加は成長期までしかできません。

後悔しないためにも、成長期のダイエットは控えるのが賢明です。

どうしてもダイエットをしたいなら、成長期が終わってからにしましょう。

子どもの身長を伸ばす方法(7)
  • 成長期は、肥満である場合を除き、ダイエットは控える。
肥満体は、身長が伸びにくい。
脂肪が多すぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。

子どもの身長を伸ばす30の方法

  1. 身長を伸ばすためには、正しい知識が必要。
    世の中の俗説に惑わされない。
  2. 身長の増加には期限がある。
    思春期は、身長を伸ばす最後のチャンス。
  3. 身長を伸ばすための3大要素。
    「食事」「睡眠」「運動」。
  4. 身長を伸ばすために重要な5つの栄養素。
  5. 育ち盛りの子どもには、単品メニューより定食メニュー。
  6. 1日に必要なタンパク質は、年齢によって異なる。
  7. 成長期のダイエットは、身長の増加に悪影響。
  8. 肥満体は、身長が伸びにくい。
    脂肪が多すぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  9. 栄養摂取は、食事が基本。
    サプリメントは、あくまで補助。
  10. 栄養の吸収率を高めるポイントは、明るい気持ちで楽しく食べること。
  11. 食品添加物を多く含む食品は、できるだけ避けよう。
  12. 加工食品の食品添加物を少しでも取り除く工夫。
  13. 環境ホルモンを避ける5つのポイント。
  14. おやつの差が、身長の差になる。
  15. 夜食は、成長ホルモンの分泌に悪影響。
  16. 夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵。
    身長が伸びるのは睡眠中。
  17. 身長を伸ばすための十分な睡眠時間。
  18. 成長ホルモンには、分泌されやすいゴールデンタイムがある。
  19. 睡眠前の水分の取り方が、身長の伸びに影響する。
  20. 睡眠は、長さだけでなく、質も大事。
  21. 身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が効果的。
  22. 好きでもないスポーツを、無理やりさせない。
  23. ストレスをためすぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  24. 身長を伸ばすには、生活習慣が欠かせない。
  25. 休日であっても、油断しない。
  26. 身長が高くなった自分をイメージして、努力を促す。
  27. 思春期の開始と終了を遅らせる3つの方法。
  28. 「4分の1が遺伝で決まる」と嘆くのではない。
    「4分の3は努力で伸ばせる」と考えよう。
  29. 身長が伸びない場合は、病気の可能性を疑ってみる。
  30. 愛情こそ、子どもの成長に一番大切な栄養素。

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