行動に消極的な大人の人には、ある共通点があります。
幼いころ、親から怒鳴られるようなしつけを受けた経験がたくさんあるということです。
子どものころへ、遡ります。
「ダメ!」
「いけません!」
「何てことをするの!」
大きな声で怒鳴られます。
子どもの立場になってみましょう。
大人でさえ、大きな声で怒鳴られると驚くくらいですから、子どもはもっと驚きます。
高圧的に怒鳴るしつけを受けた子どもはひどく怯えます。
いえ、家庭によっては大声のみならず、平手で叩いたり足で蹴ったりなど痛みでわからせようとする家庭まであるようです。
それは絶対にいけません。
一歩間違えれば、虐待にもなりかねません。
恐怖を感じ、大きな不安を抱きます。
子どもの立場になって考えてみましょう。
叱られたり叩かれたりするのを避けようとすると「行動しないのが一番だ」と考えるようになります。
その結果、行動を控えるようになり、消極的な子へと育ってしまいます。
これが、消極的な子どもへと育ってしまう原因です。
怒鳴るようなしつけをしていませんか。
叩いたり殴ったりなどして、痛みでわからせようとしていませんか。
いくらしつけが大事とはいえ、怒鳴ったり叩いたりするようなしつけ方は絶対に避けることです。
一見すれば、きちんとして見えるようなしつけでも、子どもを怯えさせるのはよくないのです。