執筆者:水口貴博

子どもの身長を伸ばす30の方法

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身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が効果的。

身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が効果的。 | 子どもの身長を伸ばす30の方法

身長を伸ばすためには、運動が大切です。

運動によって骨の内部に刺激が伝わると、骨芽細胞を活性化させ、骨の成長を促せます。

家にこもってゲームやインターネットばかりでは、運動不足になり、身長は十分伸びません。

汗を流すくらい、しっかり体を動かすことが健康も発育も促します。

ただし、運動なら何でもよいわけではありません。

ほとんど効果がない運動や逆効果になる運動もあります。

たとえば、筋トレです。

たしかに筋トレも運動の一環ですが、骨より筋肉への刺激が中心なので、身長を伸ばす効果が低いとされています。

また重量挙げや長距離走に至っては、膝や関節への負担が大きすぎるため、むしろ骨の成長には悪影響です。

重量挙げや長距離走のメダリストに、身長の高い人がほとんどいないのも、そのためです。

身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が適切です。

たとえば、バスケットボール・バレーボール・バレエ・ダンスなどです。

走ったり飛び跳ねたりする運動は、骨に適度な振動と圧力が伝わり、骨の成長や体の発育を促す作用があります。

縄跳びやドッジボールのような手軽な遊びも、骨に縦方向の刺激を与えるため、身長を伸ばす運動として効果的です。

しっかり運動して気持ちよく疲れると、夜はぐっすり眠れ、睡眠の質もよくなります。

睡眠の質がよくなると、成長ホルモンがますます分泌されやすくなる好循環を生むのです。

ただし、注意点があります。

身長を伸ばすには、運動が効果的である一方、やりすぎは逆効果です。

過度の運動によって膝や関節を痛めると、骨の成長が遅くなってしまいます。

膝や関節を痛めた場合、筋肉痛とは違って回復に時間がかかりやすいため、結果として運動量が減ることにもなります。

しっかり体を動かして運動をするのはいいですが、やりすぎない程度が大切です。

子どもの身長を伸ばす方法(21)
  • 縦方向の運動を心がける。
好きでもないスポーツを、無理やりさせない。

子どもの身長を伸ばす30の方法

  1. 身長を伸ばすためには、正しい知識が必要。
    世の中の俗説に惑わされない。
  2. 身長の増加には期限がある。
    思春期は、身長を伸ばす最後のチャンス。
  3. 身長を伸ばすための3大要素。
    「食事」「睡眠」「運動」。
  4. 身長を伸ばすために重要な5つの栄養素。
  5. 育ち盛りの子どもには、単品メニューより定食メニュー。
  6. 1日に必要なタンパク質は、年齢によって異なる。
  7. 成長期のダイエットは、身長の増加に悪影響。
  8. 肥満体は、身長が伸びにくい。
    脂肪が多すぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  9. 栄養摂取は、食事が基本。
    サプリメントは、あくまで補助。
  10. 栄養の吸収率を高めるポイントは、明るい気持ちで楽しく食べること。
  11. 食品添加物を多く含む食品は、できるだけ避けよう。
  12. 加工食品の食品添加物を少しでも取り除く工夫。
  13. 環境ホルモンを避ける5つのポイント。
  14. おやつの差が、身長の差になる。
  15. 夜食は、成長ホルモンの分泌に悪影響。
  16. 夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵。
    身長が伸びるのは睡眠中。
  17. 身長を伸ばすための十分な睡眠時間。
  18. 成長ホルモンには、分泌されやすいゴールデンタイムがある。
  19. 睡眠前の水分の取り方が、身長の伸びに影響する。
  20. 睡眠は、長さだけでなく、質も大事。
  21. 身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が効果的。
  22. 好きでもないスポーツを、無理やりさせない。
  23. ストレスをためすぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  24. 身長を伸ばすには、生活習慣が欠かせない。
  25. 休日であっても、油断しない。
  26. 身長が高くなった自分をイメージして、努力を促す。
  27. 思春期の開始と終了を遅らせる3つの方法。
  28. 「4分の1が遺伝で決まる」と嘆くのではない。
    「4分の3は努力で伸ばせる」と考えよう。
  29. 身長が伸びない場合は、病気の可能性を疑ってみる。
  30. 愛情こそ、子どもの成長に一番大切な栄養素。

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