執筆者:水口貴博

子どもの身長を伸ばす30の方法

16

夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵。身長が伸びるのは睡眠中。

夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵。身長が伸びるのは睡眠中。 | 子どもの身長を伸ばす30の方法

私たちの身長が伸びる要因の1つは、成長ホルモンの分泌です。

成長ホルモンによって骨の成長が促された結果、身長が伸びます。

ただし、成長ホルモンの分泌量は、一定ではなくパターンがあります。

それが、睡眠中です。

成長ホルモンの8割以上は、睡眠中に分泌されます。

睡眠初期に成長ホルモンが最も多く分泌され、睡眠後期にかけて分泌量が穏やかになります。

そのため身長を伸ばすには、十分な睡眠が欠かせません。

十分な睡眠を取ると、それだけ成長ホルモンの分泌量も多くなるため、身長の増加が促されます。

身長を伸ばすには、十分な睡眠が必要不可欠。

身長が伸びるのは睡眠中です。

日本には「寝る子は育つ」ということわざがありますが、単なる言い回しではなく、根拠のある言葉です。

睡眠時間は、成人の場合、7時間から8時間で十分ですが、思春期の子どもの場合、9時間から10時間が必要です。

どんなに少なくても、8時間の睡眠は確保したいところ。

思春期など、体の成長の活発な時期は、多めに睡眠時間を取っておくと、骨の成長もスムーズになります。

また、できるだけ良質の睡眠のほうが、成長ホルモンの分泌もスムーズです。

たとえば「断続した睡眠より連続した睡眠」「浅い睡眠より熟睡」を心がけます。

夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵です。

現代の子どもたちは、勉強・塾・習い事に忙しく、睡眠時間が削られています。

スムーズな成長のためには「早寝早起き」と「十分な睡眠時間」が欠かせません。

育ち盛りの子どもにとって、21時以降は寝る時間です。

夜遅くに見たいテレビがあるなら録画設定をしておき、早めの就寝を心がけましょう。

子どもの身長を伸ばす方法(16)
  • 「早寝早起き」と「十分な睡眠時間」を心がける。
身長を伸ばすための十分な睡眠時間。

子どもの身長を伸ばす30の方法

  1. 身長を伸ばすためには、正しい知識が必要。
    世の中の俗説に惑わされない。
  2. 身長の増加には期限がある。
    思春期は、身長を伸ばす最後のチャンス。
  3. 身長を伸ばすための3大要素。
    「食事」「睡眠」「運動」。
  4. 身長を伸ばすために重要な5つの栄養素。
  5. 育ち盛りの子どもには、単品メニューより定食メニュー。
  6. 1日に必要なタンパク質は、年齢によって異なる。
  7. 成長期のダイエットは、身長の増加に悪影響。
  8. 肥満体は、身長が伸びにくい。
    脂肪が多すぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  9. 栄養摂取は、食事が基本。
    サプリメントは、あくまで補助。
  10. 栄養の吸収率を高めるポイントは、明るい気持ちで楽しく食べること。
  11. 食品添加物を多く含む食品は、できるだけ避けよう。
  12. 加工食品の食品添加物を少しでも取り除く工夫。
  13. 環境ホルモンを避ける5つのポイント。
  14. おやつの差が、身長の差になる。
  15. 夜食は、成長ホルモンの分泌に悪影響。
  16. 夜更かしや睡眠不足は、骨の成長の大敵。
    身長が伸びるのは睡眠中。
  17. 身長を伸ばすための十分な睡眠時間。
  18. 成長ホルモンには、分泌されやすいゴールデンタイムがある。
  19. 睡眠前の水分の取り方が、身長の伸びに影響する。
  20. 睡眠は、長さだけでなく、質も大事。
  21. 身長を伸ばすためには「縦方向の運動」が効果的。
  22. 好きでもないスポーツを、無理やりさせない。
  23. ストレスをためすぎると、成長ホルモンの分泌を妨げる。
  24. 身長を伸ばすには、生活習慣が欠かせない。
  25. 休日であっても、油断しない。
  26. 身長が高くなった自分をイメージして、努力を促す。
  27. 思春期の開始と終了を遅らせる3つの方法。
  28. 「4分の1が遺伝で決まる」と嘆くのではない。
    「4分の3は努力で伸ばせる」と考えよう。
  29. 身長が伸びない場合は、病気の可能性を疑ってみる。
  30. 愛情こそ、子どもの成長に一番大切な栄養素。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION