「私は社交性がない」
「幼い頃から人と接するのが苦手」
「社交性がないから、出会いにも恵まれず、恋愛にも自信がない」
社交性がなくて悩んでいる人もいるでしょう。
たしかに社交性は、人間関係に影響するポイントの1つです。
社交性があると、人付き合いがスムーズになり、出会いにも恋愛にも有利に働きます。
「自分が出会いに恵まれないのは、社交性が乏しいせい」
自分の能力不足を実感して、諦めている人もいるかもしれません。
ここで誤解があります。
社交性は、生まれつきのものではありません。
社交性は、後天的に身につける能力だからです
私たちは、1人で生まれてきました。
何も持たず、何も知らず、何もできない状態で生まれてきました。
もちろん言葉を話すこともできず、コミュニケーション能力は、ほぼゼロに等しい状態で生まれてきました。
これは誰でも同じ条件です。
つまり、誰でも社交性がゼロの状態で生まれてきました。
なぜ人によって社交性に違いがあるのか。
それは「勉強と経験の差」です。
社交性がある人は、幼い頃から人と接する機会が多くありました。
どきどきしながら、勇気を出して話しかけました。
積極的に人と接していく機会を増やし、さまざまなシチュエーションを経験しました。
喧嘩や仲直りも経験しました。
時には人間関係のトラブルを経験しました。
うまくいかなかったときは、悪い点を見つけ、きちんと反省して、次に生かしました。
その繰り返しによって、少しずつ人付き合いがうまくなり、社交性を身につけていったのです。
「社交性がないから出会えない」と言っていては、らちがあきません。
何もしないまま、ある日突然、社交性が身につくことはありません。
「遺伝だから仕方ない」というのは言い訳です。
遺伝は、あくまで遺伝にすぎません。
「遺伝子検査で、性格が暗くてコミュニケーションも下手という判定が出ている」という人もいるでしょうが、諦めないことです。
いくら遺伝的に性格が暗く、コミュニケーションが下手であっても、社交性は勉強と経験によって向上できます。
「親の育て方が悪かった」というのも責任転嫁です。
親の育て方にかかわらず、自分から話しかける努力はできたはずです。
お笑い芸人の中には、引きこもりの経験者がいます。
あるとき「自分を変える」「芸人になる」と一念発起して、部屋の外に出ました。
自分から人と接していく機会を増やしていくことで、少しずつ社交性を身につけていきました。
努力と経験のたまものです。
元引きこもりだったお笑い芸人がいるように、人は変われます。
社交性を身につけたいなら、人と接していくことです。
社交性がゼロなら、なおさら人と接していくことです。
社交性は、あくまで後天的に身につける能力ですから、自分で身につけていく努力が必要です。
勇気を出して話しかけ、積極的に人と接する機会を増やしていきましょう。
社交性がないから人と接しないままでは、いつまで経っても社交性が身につかず、出会いのチャンスが得られません。
社交性の向上は、大人になってからも間に合います。
「社交性がない」とくよくよする暇があるなら、自分から人に話しかけ、人と接する機会を増やしていきましょう。
社交性を養うチャンスは、自分から作り出していくことです。
そこに、自分を変える1歩があるのです。