執筆者:水口貴博

おいしく楽しく外食をする30の方法

22

本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいい。

本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいい。 | おいしく楽しく外食をする30の方法

外食を楽しむとき、おごってもらうことに注意してください。

もちろんおごってもらうのが悪いわけではありません。

おごってもらってもいいのです。

目上の人からおごってもらうことがあるでしょう。

時には誕生日祝いや達成祝いで、恋人から食事をおごってもらうこともあるはずです。

日常茶飯事のことであり、珍しいことではありません。

おごってもらえば経済的負担がありません。

節約家なら素直にチャンスと感じて、心の中でガッツポーズをするはずです。

もちろんおごってもらうのはいいのですが、本気で外食を楽しむなら、必要最小限にとどめておくことです。

おごってもらうことの弊害とは

おごってもらうことには弊害があります。

それは「真剣味が低下する」という点です。

おごってもらうとなると「ラッキー」と喜ぶものの、心のどこかで「人のお金だから」と思ってしまいます。

気の緩みが生じて、本気で料理を味わおうとしなくなります。

緊張感が低下すると五感も鈍くなり、きちんと味を感じるのが難しくなります。

その結果、本当に外食を楽しめなくなるのです。

これは無意識のうちに起こります。

本人は普通にしているつもりでも、おごってもらう状況では無意識に起こるため注意が必要です。

本当に外食を楽しむなら、身銭を切るのが一番

本当に外食を楽しむなら、身銭を切るのが一番です。

身銭を切ると経済的な痛みが伴います。

だからこそ本気になります。

身銭を切ると、おのずと真剣な気持ちにならざるを得なくなり、五感が鋭く研ぎ澄まされます。

しっかりお店の雰囲気を感じ取ろうとするでしょう。

料理をいただくとき、ゆっくり味わう食べ方になるでしょう。

一口一口に集中できて、よりおいしくいただけるでしょう。

「おいしければいいな」ではなく「おいしく食べる!」という積極的な姿勢になるでしょう。

料理は、味だけでなく、香りや見た目も一緒に楽しもうとするでしょう。

1回の外食からいろんな感動が得られ、満足度が高まります。

勉強でも、人にお金を出してもらうより身銭を切るほうが吸収しやすくなりますが、同じことです。

外食においても、人にお金を出してもらうより身銭を切るほうが、よりおいしく感じて感動もできます。

たとえ同じ料理でも、感じ方が向上して自分のためになります。

身銭を切るのは経済的に厳しいかもしれませんが、本当に外食を楽しむなら、これほど効果的な方法はありません。

現実では単純にいかない場面もある

もちろんこれは理想です。

現実では単純にいかない場面もあるでしょう。

相手の厚意でおごられることがあったり、割り勘にしづらい雰囲気があったりするもの。

立場や事情があって、相手の厚意を断れないこともあるはずです。

断ろうにも難しいこともありますが、そうした傾向を頭に入れておいて損はないでしょう。

おごってもらえるとしても、全額を出してもらうより、少額でも出しておくほうがいいでしょう。

本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいいのです。

おいしく楽しく外食をする方法(22)
  • 本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより、きちんと身銭を切る。
テーブルに置かれたキャンドルは、じっと見つめるもの。
あなたを幻想の世界にいざなってくれる。

おいしく楽しく外食をする30の方法

  1. 外食には、人生を変える力がある。
  2. いい外食をしようと思ったら、自分が何を求めているのか理解しておくことが大切。
  3. お店に行くときは、車より徒歩を選ぶ。
    少しでも歩く距離を伸ばしておなかをすかせよう。
  4. 食べたいものを食べるために、遠くまで出かけることもあっていい。
  5. きちんとした服に着替えてからレストランに行くと、よりおいしくいただける。
  6. 店内に入ったら、まず雰囲気を楽しもう。
    店内の雰囲気も、1つの芸術作品。
  7. 無料でいただける水もお茶も、店側にとっては有料。
    外食の1つとしておいしくありがたくいただく。
  8. 外食のときくらい、わがままになっていい。
  9. 食の楽しみは、メニューを選ぶところから始まっている。
  10. どちらもおいしそうと思ったものは、どちらを選んでも正解。
  11. 普段なら絶対注文しないものを注文するだけで、チャレンジしたことになる。
  12. 食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ。
  13. 料理を注文したら、ぼうっと待つのではない。
    わくわくしながら待つのだ。
  14. 「おすすめは何ですか」を聞くと、新しい出会いが待っている。
  15. 完売で断られてもいらいらしない。
    次の楽しみができたと思えばいい。
  16. 「おいしいですか」という聞き方は、相手を困らせる質問。
  17. どんな料理かわからないときは、店員さんにきちんと聞く。
  18. にこにこしながら食事をするだけで、お店の雰囲気作りに貢献できる。
  19. レストランで「ハッピーバースデー」の歌声が聞こえてきたときのマナー。
  20. 季節限定メニューは、今期しか楽しめない。
    「また今度」と思っているうちに販売が終了する。
  21. 食べる前に、どんな味かイメージしてみよう。
    クイズの答え合わせをする感覚で食べてみよう。
  22. 本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいい。
  23. テーブルに置かれたキャンドルは、じっと見つめるもの。
    あなたを幻想の世界にいざなってくれる。
  24. 相手の食べ残しは、あなたが代わりに食べてもいい。
  25. タイミングによって味が変わることも、外食の面白さ。
  26. 期待外れのお店であっても、悪口は言わない。
  27. 当たりのお店のときは、遠慮なく、たっぷり褒めていい。
  28. 食べきれないときは、残すよりテイクアウト。
  29. 第一印象の悪いレストランでも、もう一度楽しんでみる。
  30. 外食の理由は何でもいい。
    「今週はまだ外食をしていない」という理由で出かけよう。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION