デザートを食べるタイミングと言えば「食後」が一般的です。
最初に前菜を食べ、次にメイン料理を楽しみ、最後はデザートで締めくくる流れが一般的です。
しかしここに新しい食体験のヒントが隠れています。
デザートは食後に食べるものと思っていませんか。
いいえ、それは誤解です。
たしかにデザートは食後に食べるのが一般的ですが、マナーとして決まっているわけではありません。
お店の規定で決まっているわけでもなければ、法律で決まっているわけでもありません。
なぜデザートは食後でなければいけないのでしょう。
デザートは糖分がたっぷり含まれているため、おなかが膨れてしまう心配があります。
最初にデザートを食べてしまうと、後の食事に支障を来すことがあります。
「食後のデザートは別腹」というように、食後であれば、安心してデザートをいただける無難な順番なのです。
しかし、堅苦しく考えないことです。
常識にとらわれないことです。
常識を破れば、新しい食体験の道が切り開かれます。
新しい食体験の1つとして、ユニークな順番にチャレンジしてみませんか。
それが「食前のデザート」です。
食前のデザートにチャレンジしてみてください。
フルコースのように順番が決まっているものは不可ですが、個別に注文するなら最初に食べることが可能です。
いきなりデザートから食べると、いつもと違った感覚が味わえます。
甘みには人を幸せにする力があります。
おいしい甘みが口に広がって、すぐ幸せな気分になれるでしょう。
食前のデザートはマナー違反に思えますが、意外なことに許容範囲です。
そもそも「デザートは食後でなければいけない」という決まりはありません。
周りから「変だよ」「非常識だよ」と言われても気にしないことです。
自分の食べ方は自分の自由です。
お店の迷惑になることもありません。
メイン料理を食べられなくなると思いますが、意外とそうでもありません。
デザート1つくらいであれば、大したカロリーにはならず、満腹になることもないでしょう。
おなかがすいているなら普通に食べきれるはずです。
食前のデザートを食べてからメイン料理を食べるのも、なかなか面白い食べ方です。
きちんと残さず食べきることさえできれば、まったく問題ありません。
一般的な順番ではありませんが、そういう食べ方もありです。
もしデザートだけで満足できれば、それで食事を終えるのも悪くありません。
栄養の偏りが心配になるところですが、普段の食事が整っているなら、1回程度の偏りは問題にならないはずです。
正しい順番なんて、あってないようなもの。
食後のデザートがあるなら、食前のデザートもあっていいはずです。
あなたの価値観に「食前のデザート」という新常識をインストールしてください。
「いつもと順番が違うね」と思えるところが面白いのです。