執筆者:水口貴博

おいしく楽しく外食をする30の方法

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食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ。

食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ。 | おいしく楽しく外食をする30の方法

デザートを食べるタイミングと言えば「食後」が一般的です。

最初に前菜を食べ、次にメイン料理を楽しみ、最後はデザートで締めくくる流れが一般的です。

しかしここに新しい食体験のヒントが隠れています。

デザートは食後に食べるものと思っていませんか。

いいえ、それは誤解です。

たしかにデザートは食後に食べるのが一般的ですが、マナーとして決まっているわけではありません。

お店の規定で決まっているわけでもなければ、法律で決まっているわけでもありません。

なぜデザートは食後でなければいけないのでしょう。

デザートは糖分がたっぷり含まれているため、おなかが膨れてしまう心配があります。

最初にデザートを食べてしまうと、後の食事に支障を来すことがあります。

「食後のデザートは別腹」というように、食後であれば、安心してデザートをいただける無難な順番なのです。

しかし、堅苦しく考えないことです。

常識にとらわれないことです。

常識を破れば、新しい食体験の道が切り開かれます。

新しい食体験の1つとして、ユニークな順番にチャレンジしてみませんか。

それが「食前のデザート」です。

食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ

食前のデザートにチャレンジしてみてください。

フルコースのように順番が決まっているものは不可ですが、個別に注文するなら最初に食べることが可能です。

いきなりデザートから食べると、いつもと違った感覚が味わえます。

甘みには人を幸せにする力があります。

おいしい甘みが口に広がって、すぐ幸せな気分になれるでしょう。

食前のデザートはマナー違反に思えますが、意外なことに許容範囲です。

そもそも「デザートは食後でなければいけない」という決まりはありません。

周りから「変だよ」「非常識だよ」と言われても気にしないことです。

自分の食べ方は自分の自由です。

お店の迷惑になることもありません。

メイン料理を食べられなくなると思いますが、意外とそうでもありません。

デザート1つくらいであれば、大したカロリーにはならず、満腹になることもないでしょう。

おなかがすいているなら普通に食べきれるはずです。

食前のデザートを食べてからメイン料理を食べるのも、なかなか面白い食べ方です。

きちんと残さず食べきることさえできれば、まったく問題ありません。

一般的な順番ではありませんが、そういう食べ方もありです。

もしデザートだけで満足できれば、それで食事を終えるのも悪くありません。

栄養の偏りが心配になるところですが、普段の食事が整っているなら、1回程度の偏りは問題にならないはずです。

正しい順番なんて、あってないようなもの。

食後のデザートがあるなら、食前のデザートもあっていいはずです。

あなたの価値観に「食前のデザート」という新常識をインストールしてください。

「いつもと順番が違うね」と思えるところが面白いのです。

おいしく楽しく外食をする方法(12)
  • 「食前のデザート」を楽しんでみる。
料理を注文したら、ぼうっと待つのではない。
わくわくしながら待つのだ。

おいしく楽しく外食をする30の方法

  1. 外食には、人生を変える力がある。
  2. いい外食をしようと思ったら、自分が何を求めているのか理解しておくことが大切。
  3. お店に行くときは、車より徒歩を選ぶ。
    少しでも歩く距離を伸ばしておなかをすかせよう。
  4. 食べたいものを食べるために、遠くまで出かけることもあっていい。
  5. きちんとした服に着替えてからレストランに行くと、よりおいしくいただける。
  6. 店内に入ったら、まず雰囲気を楽しもう。
    店内の雰囲気も、1つの芸術作品。
  7. 無料でいただける水もお茶も、店側にとっては有料。
    外食の1つとしておいしくありがたくいただく。
  8. 外食のときくらい、わがままになっていい。
  9. 食の楽しみは、メニューを選ぶところから始まっている。
  10. どちらもおいしそうと思ったものは、どちらを選んでも正解。
  11. 普段なら絶対注文しないものを注文するだけで、チャレンジしたことになる。
  12. 食後のデザートがあるなら、食前のデザートがあってもいいはずだ。
  13. 料理を注文したら、ぼうっと待つのではない。
    わくわくしながら待つのだ。
  14. 「おすすめは何ですか」を聞くと、新しい出会いが待っている。
  15. 完売で断られてもいらいらしない。
    次の楽しみができたと思えばいい。
  16. 「おいしいですか」という聞き方は、相手を困らせる質問。
  17. どんな料理かわからないときは、店員さんにきちんと聞く。
  18. にこにこしながら食事をするだけで、お店の雰囲気作りに貢献できる。
  19. レストランで「ハッピーバースデー」の歌声が聞こえてきたときのマナー。
  20. 季節限定メニューは、今期しか楽しめない。
    「また今度」と思っているうちに販売が終了する。
  21. 食べる前に、どんな味かイメージしてみよう。
    クイズの答え合わせをする感覚で食べてみよう。
  22. 本当に外食を楽しみたいなら、おごってもらうより身銭を切るほうがいい。
  23. テーブルに置かれたキャンドルは、じっと見つめるもの。
    あなたを幻想の世界にいざなってくれる。
  24. 相手の食べ残しは、あなたが代わりに食べてもいい。
  25. タイミングによって味が変わることも、外食の面白さ。
  26. 期待外れのお店であっても、悪口は言わない。
  27. 当たりのお店のときは、遠慮なく、たっぷり褒めていい。
  28. 食べきれないときは、残すよりテイクアウト。
  29. 第一印象の悪いレストランでも、もう一度楽しんでみる。
  30. 外食の理由は何でもいい。
    「今週はまだ外食をしていない」という理由で出かけよう。

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