食欲とは何でしょうか。
辞書を引いて意味を調べると「食べたいと思う欲望」「積極的に何かを食べたいと思う気持ち」といった説明があります。
もちろん意味としてはそのとおりですが、辞書に書かれている説明がすべてではありません。
「人生のパートナー」
そう聞いたとき、何を思い浮かべますか。
親や兄弟姉妹といった血縁関係を思い浮かべることでしょう。
あるとき無性に食べたくなる瞬間があります。
・無性にケーキが食べたくなる
・無性に牛丼を食べたくなる
「早食いしてしまった」
「ながら食いをしてしまった」
「きちんとおいしく味わえなかった」
あなたの個性は、どこに表れるのでしょうか。
答えはシンプルです。
ずばり、好きな食べ物に表れます。
落ち込んでいる人を励ましたいとき、あなたならどうしますか。
まず元気を出してもらおうと思って「明るい言葉」をかけることが多いのではないでしょうか。
「どう言えば、明るい気持ちになってもらえるかな」
「何を食べたか」を気にする人は多い。
「甘いものを食べたい」
「高価なものを食べたい」
食べるのは誰の仕事でしょうか。
食べ物を食べるのは、あなたの仕事です。
食べ物を口に運ぶのも、顎を動かすのも、飲み込むのも、あなたの仕事です。
まずい食べ物に感謝してください。
まずい食べ物はまずい。
食べられないものは食べられない。
食事をおいしくいただくためには、一食一食を大切にしましょう。
1日3食であれば、朝・昼・晩の食事を大切にします。
私たちの人生は、食事の連続です。
嫌いな食べ物が含まれているだけで、料理全体を否定する人がいます。
たとえば「カレーは好きでもグリーンピースは嫌い」という人がいるとします。
そんな人にとって厄介なのが、グリーンピースカレーです。
おいしい食べ物は、いつ食べてもおいしい。
昼に食べても夜に食べてもおいしい。
雨の日も雪の日も台風の日もおいしい。
あなたは普段、料理を作ることはありますか。
節約のために自炊を心がけている人もいるでしょう。
家族や恋人のために料理を作っている人もいるでしょう。
「ああ、おいしかった。もう食べられない」
メインの料理を食べれば、おなかも満たされているでしょう。
特にコース料理では、一皿ずつゆっくり出てくるため十分な満腹感が得られます。
私たちは味を楽しむとき「味わう」と表現します。
「肉を味わう」
「コーヒーを味わう」
下痢でひどい目に遭った経験はありますか。
すぐトイレに駆け込めればいいですが、場所やタイミングによっては難しいことがあります。
下痢は急に襲ってくるから怖い。
自宅で食事を終えたら、食器を洗います。
シンクの前に立ち、スポンジに食器洗剤をつけて、ごしごし洗っていることでしょう。
洗い物が山積みだと、仕事をする前からげんなりするかもしれません。
ときどき満腹を自慢げに話す人がいます。
「満腹でしっかり食べたぞ!」
「いつも腹いっぱいに食べているよ!」
「この料理はおすすめだよ」
「ぜひ食べてみてよ!」
「すごくおいしくておすすめだよ」
お茶碗のご飯を食べました。
おいしくいただいて食べきりました。
「完食できた」と喜びたいところですが、ちょっと待ってください。
あなたが生きる目的は何ですか。
「夢を叶えるため」
「人や社会に貢献するため」
「おや。見た目はよくないのに意外とおいしい!」
味と見た目のギャップに驚くことがあるものです。
見た目はよくないのに、試しに食べてみたところ、思いのほかおいしくて驚かされることがあります。
偶然いいお店を見つけることがあります。
おしゃれな雰囲気だったり、おいしそうな料理があったり、すてきな店員さんがいたりです。
偶然入ったお店が思いのほか素晴らしくて、印象に残ることがあるでしょう。
世の中に「単なる食事」は1つもありません。
あなたの心に「単なる食事」と思う気持ちがわずかでもあるなら、今すぐその心を改めたほうがいいでしょう。
それは傲慢です。
食事をするたびに「この食事を楽しめるのは最初で最後」と考えてください。
「普段から食べ慣れている食事だ」
「目の前の料理は、何度も食べたことがあるもの」
食生活を豊かにするためにはどうすればいいか。
食のありがたさを実感することが大切です。
飽食の時代とはいえ、食に恩恵を感じて感謝することは欠かせません。
「あっ、ここにお店がある。ちょうどおなかがすいているから入ってみよう」
たまたまお店を見つけ、たまたまお店に入ります。
平凡なことであり、よくある日常的なことです。
食に対する感謝は、まず「ありがとう」が基本です。
親に作ってもらった食事があるでしょう。
「おいしい食事を作ってくれてありがとう」です。
あなたが好きな食べ物を食べるのは、どんなときですか。
「機会があれば食べる」
「たまたま見つけたら食べる」
人生は有限です。
生きているかぎり、いつか私たちは寿命を迎えます。
これは命があるものの定めであり、免れることはできません。