執筆者:水口貴博

成功体質になる30の方法

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恥を覚悟の上、下方修正することも、時には必要。大切なのは挫折を回避すること。

恥を覚悟の上、下方修正することも、時には必要。大切なのは挫折を回避すること。 | 成功体質になる30の方法

あらかじめ設定した目標にまったく届きそうにないときがあります。

実際に始めてみたところ、見積もりが甘く、目標設定に無理があったとわかることがあります。

頑張ればぎりぎり届きそうならまだいいのですが、目標に届かないのは明らかとわかるときがあるでしょう。

見積もりが甘かったというのはよくあることです。

そんなときは、勇気を出して、目標を下方修正してください。

恥を覚悟の上、下方修正することも時には必要です。

下方修正をすれば、達成の可能性がアップする

「後から目標を変えるのは反則」

「下方修正するのは恥になる。みっともない。情けない」

「約束を破ることになる。プライドが許さない」

たしかに最初に宣言した目標内容とは異なるため、変更することに抵抗もあるでしょう。

自分の実力不足を認めるように考える人もいるはずです。

しかし、下方修正は悪いことではありません。

負けたわけでもなければ、逃げたわけでもありません。

わざと嘘をつくわけでもなければ、意図的に騙すわけでもありません。

見積もりが甘いとわかっただけのことです。

心理的に抵抗がありますが「達成が難しい」と思えば、勇気を出して目標を下方修正してください。

「適切な目標に調整する」というだけのことです。

未達成で終わるくらいなら、下方修正をして達成で終わるほうが、きれいに区切れます。

無理に頑張れば、挫折を招く

下方修正をすれば、目標に届く可能性が上がります。

目標は低くなりますが「達成」で終わらせる可能性が高まります。

ここが重要です。

達成できるかどうかは、今後の流れに関わります。

もし下方修正をしなかったとします。

現状のままで続けると、目標値に届かない可能性が高くなります。

目標値に届かなければ「未達成」ということになります。

達成できなかったことで、自分を責めてしまいます。

自己嫌悪になり、くよくよしてしまうでしょう。

精神的なダメージを受け、挫折につながる可能性もゼロではありません。

結果が出なかったことで、プロジェクトが保留されてしまうこともあります。

こうした悪い連鎖を防ぐためにも、達成で終わらせることが大切です。

下方修正すれば、達成で締めくくれる可能性がアップします。

下方修正は、恥でも負けでもない

最初の目標は、参考目標です。

あくまで一時的な目標にすぎません。

最初の目標にこだわるのもいいですが、頑固になるのはよくありません。

「何が何でも下方修正しない」と考えるのは単なる頑固です。

厳しいと感じたときは、恥を覚悟の上、目標を下方修正してください。

下方修正は、恥でも負けでもありません。

適切な目標に調整するだけのことです。

下方修正をするなら、達成しやすいところまで落としましょう。

達成できるかわからないぎりぎりに設定するより、余裕のあるところまで提げて設定するのがいいでしょう。

目標を達成できれば、ひとまず挫折のリスクを回避できます。

挫折さえしなければ、次があります。

達成ができれば、ガッツポーズができて達成感も生まれます。

「引き続き頑張ろう」とモチベーションも上がって、次につなげることができます。

プロジェクトの凍結も回避できます。

達成が厳しいと感じたときは、目標を下方修正して、達成しやすい状態にしましょう。

成功体質になる方法(26)
  • 明らかに達成できないとわかれば、勇気を出して、目標を下方修正する。
負け惜しみを言うと、ますますかっこ悪くなる。
素直に負けを認めたほうが、かっこいい。

成功体質になる30の方法

  1. 人より先に失敗する人が、人より先に成功する。
  2. その道のプロになりたければ、勉強代を惜しんではいけない。
  3. 間違った選択は、神様からのお導き。
  4. 仕事の質を高めたいなら、マルチタスクよりシングルタスク。
  5. 仕事は、やらされるものではなく、するものだ。
  6. 健康は、成功体質に欠かせない要素。
  7. 形のないものにお金を使う人が、成功する。
  8. 同じことをするのではない。
    少しずつ改善を加えながら同じことをする。
  9. 向いていることは、才能のタネ。
    適性は、神様からのプレゼント。
  10. 賛同できない忠告に対する、ベストの答え方。
  11. 「明日からやります」は禁句。
  12. 清掃員も会社で一緒に働くパートナー。
    1人でいいから、清掃員と仲良くなっておこう。
  13. 熱くなってはいけない。
    仕事を長く続けたいなら、淡々と取り組むこと。
  14. 落ち込みから立ち直っただけで、成功したことになる。
  15. ビジネスシーンの服装は、敬意を払う意味がある。
  16. 他責思考の人は成功できない。
    自責思考の人が成功する。
  17. 成功するために大切なのは「実力」より「諦めない力」。
  18. 仕事リストを作るときは「字」にも注意を払おう。
  19. やる気に頼る人は成功できない。
    習慣に頼る人が成功する。
  20. ときどき変化するから、緊張する。
    普段から変化すれば、平気になる。
  21. 社交性がなくても、成功できる。
  22. 肩書は、実力がつく前に名乗っていい。
  23. 10年後の成功した自分をイメージするだけで、成功に近づく。
  24. 言い訳をしない人が成功する。
  25. 仕事だけ楽しむのではない。
    準備と後片付けも楽しもう。
  26. 恥を覚悟の上、下方修正することも、時には必要。
    大切なのは挫折を回避すること。
  27. 負け惜しみを言うと、ますますかっこ悪くなる。
    素直に負けを認めたほうが、かっこいい。
  28. 「人脈、人脈」と言ってはいけない。
    騒ぎ立てるにつれて、孤立を深めていく。
  29. 説明が長くなるのは、きちんと理解できていない証拠。
    本当に理解できているなら、一言で説明できる。
  30. 知識より知恵を学ぶ人が、成功する。

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